1GAMEてつに動画配信を始めて再生数が1億回を超えるまでを聞いてみた (4/5)

妖回胴中記はあの人気作から生まれた！？

著書のタイトルにもあるように総再生数が1億回を超えた1GAMEの動画の中でも、一番見てほしい動画が「妖回胴中記」の19話ということで。

凱旋の万枚回でなんと808万回再生！この回は出玉もすごくハデなので見応えがありますね。

僕の動画では滅多にそういう良いことが起きないんで、挙げるとすればその回くらいなんですよね。

基本的には無茶する動画がメインですからね。

普通はたくさん動画を撮っていれば、例え奇跡的なことでも何度かは起きるじゃないですか。

僕はこの凱旋とターミネーターの2つくらいなんですよ(笑)

ターミネーターの奇跡もすごいですよね！

※ターミネーターの奇跡：妖回胴中記122話。荒波機種のターミネーター2で時短終了後の保留引き戻しを2回も引いたすごい動画

ただ、ターミネーターの話をしてもそれほど多くの人に刺さらないので、GODの方が良いと思ってそれにしました！

当然その回が僕の番組の中で一番再生数が多いんですけど、ヨースケさんが830～840万再生とさらに上をいってるんですよ。それでも凱旋の万枚回はウチの人気動画の1、2位には入るので、初めて見る人にはそこから入ってもらうのがうちのカラーが伝わって良いかなと思います。

今回のインタビューをきっかけに「1GAMEの動画を見てみようかな」という人には最適な動画ですね。

入りとしてはこれが一番わかりやすいでしょうね。見どころも多いですし。

その「妖回胴中記」も長く続いて、現在159話ですね。

※2月頭に取材しています

そうですね。おかげ様で続いていますね。

そういえば尊敬している人として京極夏彦さんのお名前が挙がっていましたが「妖回胴中記」の「番組内で起きた現象に妖怪の名前を付ける」というコンセプトは京極堂の影響だったりしますか？

あっ、正に100％それです！

おおっ、正解した！

ちなみにコンセプトの話でいうと、元々イベント内容を決める時も「コスプレイベントをやるぞ」というのが初めに決まったんですよ。

お店には「僕らはノーギャラで良いのでその分を設定に回してください」と提案するイベントで、その名称を決めることになったとき「○○ダイナマイト」とか洋名にするのは嫌だったんですよね。

和名にしても「○○魂」や「闘魂！」とかつけるとザワザワしちゃうんです。

いわゆる取材系でありがちな名前ですね。

だから全然関係ない名前を漢字で作りたいと思っていて、「僕らがコスプレする時ってすごい気持ち悪い人たちばかりになるよね」というところから繋がって「百鬼夜行」になったという感じですね。

そしてこの「百鬼夜行」の名前も、京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズからということですね。

そうです。僕がすごくファンで読んでいたので、色々見渡していた時に本を見つけて「あれだ！」って持ってきました(笑)

ところで妖怪の名前を付ける時に「今日は何も浮かばないな」っていう日もあるんですか？

それはありますね。ただ収録の前半から「オチをどこに持っていくか」というのを決めながら打っていて、途中で何か起きた時は「このネタ使えるな」とかをずっと考えていますね。

そんなことを考えながらやってるから、筐体の液晶画面で起きてることをちょいちょい見落とすんですよ。

確定演出とかまで見落としますからね(笑)

あははは！(笑)

たまに海のサイレント疑似連とか気づかなくて「てつ、気づいていない」ってコメント欄にもよく書かれるんですけど、他のことを考えながらリアクションするのって難しいんですよね。

リーチ目の見落としとかは大丈夫なんですか？

そこはさすがに手が止まるみたいです。

ジロウさんのハナビ事件みたいなことはなさそうですね(笑)

あはははは！(笑)

懐かしい！あれっていつ頃の話でしたっけ？

あれはもう5～6年前になりますね。※2015年3月

僕がまだ動画を1ミリも始めてなかった頃ですね。

あの頃のジロウさんはガチキャラで、今みたいに面白いこともできるキャラじゃなかったですよね。

ご本人にもこの件をお伺いしましたが、むしろあの事件がジロウさんのキャラを変えたきっかけなのかなという印象ですね。

そうですよね。あれをプラスに転換したジロウさんは本当にすごいと思います！