【新生アイムジャグラーEX インタビュー 前半】製造メーカー北電子に誕生秘話を聞いてみた (1/3)
12月14日より全国のホールにて稼動がスタートしている6号機初のジャグラーシリーズ「アイムジャグラーEX」。すでにホールで打たれた読者の方も多いのではないでしょうか?
ななプレス編集部は、ジャグラーシリーズ初の6号機として多くのスロッターの注目を集めている「アイムジャグラーEX」の開発秘話を北電子さんに取材することに成功しました!
お答えいただいたのはジャグラーに最も近い人として知られる、顧客需要調査室室長の川﨑俊也さんです。ジャグラーの全てを知る川﨑さんに、開発コンセプトや5号機アイムとの違いなどをお聞きしてきました!
導入延期の影響は大きかった
早速アイムジャグラーEXのインタビューを進めさせていただきたいと思います。
何でも質問してください。
まず開発コンセプトなどについて伺いたいと思いますが、前提として今回のアイムジャグラーEXはいつ頃から開発していたのでしょうか?
新しい規則が決まってすぐのタイミングですね。2年以上の開発期間がありました。
やっぱり新規則に切り替わって最速のタイミングでジャグラーを投入したいという事情もありましたか?
そうですね。他社様の動向を見てからの開発では間に合わないと判断しましたので。
結果的に6号機が市場に登場してから約2年ほどでの導入となりますが、時期的にはもっと早く出したかったところはあったのでしょうか?
そうですね。本当はGWくらいに出せるはずだったので今年の1月に発表会もやりましたが、コロナ禍の影響によって予定より7ヶ月遅れでのリリースとなってしまいました。
7ヶ月遅れたことによる影響はどうでしたか?
いや〜もうめちゃくちゃ大きかったですね。
販売スケジュール関連の影響はもちろんですが、プロモーション戦略も全部吹き飛びましたから(笑)
ファン向けのイベントも色々予定していましたが、全て中止となってしまいました。
発表会でも北電子さんの社長が「今年1年間かけてジャグラーツアーをやります」といったことを仰っていましたよね。
※発表会レポートはこちら
そうですね。
「全国津々浦々でやりますのでお楽しみにしててください」と言っていましたが、結局すべて吹き飛びましたから(笑)
開発コンセプトは「純Aタイプ以外ありえない」
せっかくのプロモーションが中止になるのはジャグラーファンからしても残念ですよね…。
では次に、6号機としてジャグラーを作っていく上でどういうコンセプトにするかという核となる部分について伺っていきたいと思います。
本機のコンセプトについてはどのように決められたのでしょうか?
コンセプトは「純Aタイプ以外ありえない」というところですね。
スペック発表前にネットで噂されていたようなRTをつけるとか疑似ボーナスにするといったような大胆に変化させるという案はさすがになかったですか?
一切なかったですね。
純Aタイプ以外だとジャグラーではなくなっちゃうので。
規則が変わろうが、必ず純Aタイプで開発するというのが大前提としてあったんですね。
そうですね。
「ジャグラーの冠で出す以上純Aタイプ以外はありえない」というのが弊社として最も重要なコンセプトなので、そこだけは一切ブレませんでしたね。
それがジャグラーファンにとっても一番望まれていますもんね。
しかし、6号機Aタイプはそこまで人気がないっていうのが現状だと思うんですが、それについてはどう考えていたのでしょうか?
他メーカー様もメインどころの純Aタイプの機械がまだそんなに出ていないので、あまり悲観はしていないですね。
それこそRT付きだったり厳密にはAタイプではない擬似ボーナスであったりとかですね。
たしかに、この2年間ではどのメーカーさんもまだ実験段階で全然機種が出揃っていない状況という印象があります。
そうなんです。
ある意味6号機初の王道純Aタイプとしての登場になると思うので、ユーザー様の反応はまた違ってくるのかなと思います。
ちなみに、他メーカーさんが出している6号機Aタイプの動向などは研究されたりしていたのでしょうか?
もちろんしていましたよ。
自分の仕事がまさにそういった市場調査も含まれているので、他のメーカー様から新台が出たっていう話を聞けば全て見に行って、実際に試打させていただいたりしていました。
なるほど。ジャグラーは我が道を行くみたいなイメージがあったので、他メーカーさんの動向もちゃんと研究しているのは少し意外でした。
他メーカー様も研究した上でジャグラーの冠に相応しい台に仕上がった自信があるので、ユーザー様が実際に打ったときにそこも確認してもらえたらなと思います。
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