【新生アイムジャグラーEX インタビュー 後半】旧アイムからの変更点を北電子川﨑さんに直接聞いてみた (1/3)
12月14日より全国のホールで満を持して導入がスタートした「アイムジャグラーEX」。
導入にあたり、新生アイムジャグラーEXの気になるところを余すことなく北電子さんに直接聞いてみるインタビュー企画、2日連続配信の後半です!
>>前半はこちら
お答えいただくのは前半から引き続きのご登場となりますジャグラーに最も近い人として知られる顧客需要調査室室長の川﨑俊也さんです。
後半では、「6号機でどうやってこのスペックを実現できたのか!?」と業界の内外を問わず驚きの声が上がったほどのこだわりの開発ポイントや、これまでと変わらないままより遊びやすさを追求したリール配列や打感についてお伺いしました!
開発のポイントは「全て」
新しいアイムジャグラーEX開発のポイントは?では次に6号機でジャグラーを開発する難しさについてお聞きしていきたいと思います。アイムジャグラーを6号機で開発するうえで一番難しかったポイントはどこになりますか?
一番?いや、全てですね。
全て(笑)
逆に唯一簡単だった部分を挙げるなら、4号機から5号機に向かってのアイムジャグラーと違い、5号機から6号機に向かってのアイムジャグラーはリール配列や制御をある程度そのまま使えたところですね。
4号機から5号機に変わった時はリール配列は全て作り直しだったんですよ。
たしかに今回は中リール以外は全く同じ配列になっていますよね。
今回のアイムジャグラーはこれまでのアイムジャグラーで使っているリール配列をそのまま使用できたので、そこに関しては比較的スムーズに開発できたかなと思います。
内部的な面ではどうでしょう?
前半でも出ましたが、6号機の出玉試験ではボーナスが連チャンしてしまうと400Gや1600Gの上限差枚を簡単に超えてしまうからノーマルタイプはどうしてもマイルドになってしまうという話もありますよね。
あまり詳しくは言えないですが、多分他のメーカー様はマネするのも難しいかと思います。
北電子さんだからこそ実現できたスペックなわけですね(笑)
やっぱりアイムジャグラーのスペックが発表された時は「よくこのスペック出せたね」みたいな声で溢れていたと思うんですが、そういったユーザーの反応に対しての手ごたえは感じていらっしゃるんでしょうか?
ジャグラーとして出す以上は他メーカーの方が見てもホール関係者の方が見てもご遊技いただくユーザー様から見ても「よく頑張ったな」と言っていただけるスペックを実現できたつもりなので、こちらの思惑がそのままダイレクトにユーザー様の声に表れているのかなと思います。
こういった反応になるようなスペックじゃないとそもそも出していないということですね。
でも正直めちゃくちゃ大変ですよ(笑)
やっぱり我々ユーザーには想像できないレベルで大変ですよね(笑)
大変ではあるんですが、私が北電子に入社してからの33年間で純Aタイプに準ずる機械が市場から0になった事は1回もないですし、どんな状況でも純Aタイプを好まれる方が必ずいました。
純Aタイプの機械を出せばご遊技いただけるんですよ。だから北電子は純Aにこだわるんです。
だからどれだけ大変でも6号機で純Aを作り上げたんですね。
そうですね。これ以上のスペックを求められても正直現状では無理です(笑)
余談ですが、仮に旧アイムジャグラーシリーズと今回のアイムジャグラーが同居しているホールに私が遊びに行ったと仮定した場合、間違いなく新しい方を打ちます。何故なら面白いから。
5号機ジャグラー全般と比べても面白いですか?
自信を持って面白いと言えますね。
新曲や新規プレミアムもたくさんありますし、例え出玉が伴わなかったとしても明日もまた打ちたいなって思っていただけるように仕上げたつもりです。
筐体に余計な物は必要なし
ではこの流れで新規要素について伺っていきたいと思います。まず最初に思いつくのが新筐体ですが、新筐体にするというのが開発時の前提としてあったんでしょうか?
はい。ずっと使っていたアイムジャグラーの筐体がかなり年数も経ってましたので、まあ車でいうところのフルモデルチェンジをそろそろ考えていたタイミングではあったんですよ。
あ~ちょうどタイミングもよかったんですね。では、新筐体はどういったコンセプトで開発されたのでしょうか?
やはり旧アイムジャグラーと比べて全く違和感なく打てるような筐体にする、というところでしょうか。
筐体開発時に一番気を付けたのは新筐体にするからといって余計な役物を付けたり、液晶付けたり、ガチャガチャ動くものを付けたりせず、「どこが変わったの?」って言われるようにしたことです。
それは間違いないですね。ジャグラーだけはクラシックな筐体を貫き続けて欲しいとパチスロ打つ人の大半が思っていると思います。
そうですよね。
ホールに残っているアイムジャグラーEX-AEと告知なしで入れ替えたら気付かないかもしれないですよ。
下パネルでは判別できないですもんね。
これは旧アイムor新アイムどっち?はい。ジャグラーに洒落たカッコいい筐体なんていらないんですね。四角張っててこれぞ回胴式遊技機という筐体がこれまでのアイムジャグラーだと思うので、新筐体ですけどあえてその無骨さを残した筐体に仕上げました。
ジャグラーはジャグラーを貫き通すということですね。
そうですね。ジャグラーに余計なものは必要ありませんから。
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