【T-SQUARE】パチンコ店の開店時に何故「TRUTH」が流れるのかを考察!
チワッスあしのです。
パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「開店時の音楽」について。これは地域差や年代による差もあると思いますが、当該時に頻繁に耳にする曲には偏りがあります。中でもT-SQUAREの『TRUTH』はピック率が高いイメージ。これは一体何故なのかをちょっと考察してみましょう。どうぞ!
まずアンケート取ってみる。
とりあえずホントにTRUTHをよく耳にするイメージであるというのが一般的な事なのかどうかをチェック。例によってツイッター上でアンケートを取ってみました。選択肢に選んだ曲は筆者の独断。TRUTHの他、ロッキー3のメインテーマであるSurvivorの『Eye of the Tiger』、そして『軍艦マーチ』、さらにはワーグナーによる『ワルキューレの騎行』ですな。最後のだけどんな曲か思い出せない人もおられるかもしれませんが、あれです。コッポラの『地獄の黙示録』とか、あとパチスロでは『銀河英雄伝説』のART中にも使われてるクラシックです。
まあ他にもよく耳にする曲はあるんですけども、筆者の見解としてはこの4曲が一軍。おそらく地域差とかを平たくして考えると最頻出の曲なのではないかと思います。というわけでアンケート結果がこちら。
パチンコホールの入店時に流れてる店内BGM。人生で一番遭遇した回数が多いのはどれ?
— あしの (@Slot_Ashino) January 25, 2022
年代にもよるだろうけど、俺はこの選択肢全部同じくらい聴いてると思う。あるいは微差で『トゥルース』かな。
約半数がTRUTH。2着に軍艦マーチ。ロッキー3のテーマと地獄の黙示録は合算しても7.7%という結果に。これタイトルからピンと来ないんで投票が集まりづらいというのもあったと思いますが、それにしても低い。現に数日前にも「ワルキューレ」を使ってるホールを見つけましたし、割と意外な結果でした。
とはいえTRUTHと軍艦マーチがツートップなのは何とも当たり前な感じになっておりまして、これは冒頭の「TRUTHが一番使われてるイメージなんじゃなかろうか」という個人的見解を、一応は肯定するものであります。実際一番使われてるかどうかは調べようもないので分からんのですが、少なくとも印象としてはこれで合っているとします。日本で一番パチ屋の開店時に使われておるのはTRUTH!
なぜTRUTHなのか。
とりあえず知り合いの店長に「なんでTRUTHを使っとるんだ」と確認した所「知らん」という回答あり。その店もTRUTHを使ってた時期があるらしいのですが、着任前からの伝統であったとの事。なので正式な回答としては「伝統です」ということになるのでしょう。
さらにホールコンサルタントの人にも同様の質問を投げたのですが、これに関しても「知らん」という結果に。というかいちいち朝のBGMにまでは口を出してないそうです。店長もコンサルタントも知らんという事は、これは本格的に「ただ漫然とTRUTHを使う」というのが定着してるんだと思われます。なのでココから先は「あくまで筆者がそう思う」というスタンスで書きます。
まずTRUTHなのですが、フジテレビがゴールデンタイムにやってた「F1グランプリ」のメインテーマでありました。今の若いひとはピンと来ないかもしれんのですが、ジェネレーションX(70~80年代生まれ)のオッサンらが青春期を過ごしてた頃は、本邦に「F1ブーム」というのが襲来しておりまして、全く車に興味がねぇ人でも「アイルトン・セナ」とか「ミハエル・シューマッハ」とかは顔も名前も分かるぜくらいありました。
いまもモータースポーツは人気がありますし好きな人はいっぱいいるんですけど、当時は若い連中がこぞって「すごい車」に憧れてた時期でもありましたし、メディアのプッシュもすごかった。大企業も積極的に参戦してた時期でもあったので、当時はもっとデカイ規模でのブームになってたんですな。んでその番組で使われてたのが当該曲です。
F1ブーム自体は94年で終了します。そこから起算してF1のターゲット層だった若者(これはメディア戦略的にも明確に「今後車を買う高校生・大学生」だったと思います)が大学を出てパチ屋に入社するのが世紀末くらい。TRUTH自体は流行っていた曲ですし、並びを「スタートライン」に見立てて一斉入場するのはなんともF1チックなので94年前後にもパチ屋の開店で使われていたはずなのですが、そこから使用曲の書き換えが今現在まで行われていないのは、それが廃される直前で、ブームのど真ん中世代が次々とパチ屋に入社し入店曲を決める立場になっていったからだと思われます。
F1自体のターゲットがもうちょっと子供向けだったりオッサン向けだったりしたら多分だめでした。飽きて来たんで別の曲にするべよ、と普通に別の曲への書き換えが行われていたはず。ですがそうなっちゃう直前で、F1ブームの熱狂を知る若手社員が続々と入社するわけで。別の曲へと移り変わっていくタイミングを逸し、そしてその曲を使う期間が長期化していく事で「パチ屋の入店はTRUTHであってしかるべき」という伝統が生まれたのではないかと推測。あくまで筆者の見解ですが、そういう大きな意味でのタイミングの合致がないと、パチとは無関係な業界の曲であるはずの「TRUTH」がここまで全国的に定着し、使われ続けることは無かったんじゃねえかなと。そう思います。
単純に曲が良いのと入店のムードにピッタリだというのが、デカイ理由といえばそうなんですけどもね。
一番テンション上がるのは「アイ・オブ・ザ・タイガー」です
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