ガリぞうが10年前と21年前の年明け稼働を振り返る【収支日記#40:2020年12月29日(火)~2021年1月4日(月)】 (3/3)
21年前の年明け稼働
以下は、さらに古い記事となる、私が21年前に書いた日記です。
(一部修正してありますが極力当時の文章のままお届けします。)
当時を思い出しながら今後の稼働につなげられるよう参考にしてみましょう。
ここ最近の調査で発見した某店へ読者さんと行く事に。朝8時半に某地下鉄駅で待ち合わせをするが、渋滞に巻き込まれて10分遅刻。ゴメンナサイ……。読者さんを乗せて、一路某店へ向かう。
到着は9:03。
ギリギリアウトだ。ダッシュで私はハナビのシマへ、読者さんはサンダーのシマへ。
ゲッ!ハナビ、混んでるよ……。
取り合えず、前日小役カウンタに仕込んだ台が空いていたので着席して、いざ勝負。
投資2Kで85Gと低設定の据え置き確定で、左隣の前日差玉ワースト1位の台へ。
投資3KでREGx2、ノマれて追い銭1KでBIG。
このBIGが2連で来て、判別は見事設定5以上合格!
クゥーッ、久しぶりの終日高設定稼動デス!今日は「スイカ付赤7ハズシ.ハナビver.」をフル活用で、BIG処理も中押しハズシで、13時間9500G廻しますっ!
12時。
一向に伸びない出玉。ホントに判別あってた?読者さんが帰るという事で、車で地下鉄駅まで送って、再び某店へ。
15時。
伸びないどころか、減っていく出玉。ホントに大丈夫?再び判別をかまして、3/4で判別即ヤメ。絶対5だっちゅーの……。
18時。
減るどころか、追い銭をかます私。頼むよホントに……。
19時。
総投資15Kでやっと伸び出す出玉。今日はBIG・REGともに確率を下回る悪い展開ながらも徐々に確率を収束させて、22時ちょうどには1カチで退店。明日行く店の状況を見に行って帰宅。
何とか、カタチになってきました。完全復活近し?
本日の収支:+34K
以上です。
21年前という事もあり、若さ溢れる日記に思えます。
『ここ最近の調査で発見した某店へ読者さんと行く事に。』
まず、今は難しいですが、当時は仲良くなった読者さんを自身の稼働に案内していたという点が驚きです。今は持ち駒がバレてしまう事を恐れて連れスロするどころか変装したり人混みを避けたりしているのに、当時は店情報の隠蔽に固執していなかった事が伺えます。この頃はSNSどころかインターネット自体が黎明期で情報の拡散速度も遅かったというのもあるとは思いますが。
『渋滞に巻き込まれて10分遅刻。』
今では時間に相当余裕を見て動いているので、ライター業・稼働共に遅刻自体がほぼ無い私ですが、不測の事態に視野が及ばない若さからか当時は慌てた行動が目立っていたように思います。どんな業種でも同じなのかもしれませんが、経験値こそが視野を広げる最たる武器なのでしょう。
『前日小役カウンタに仕込んだ台が空いていたので着席して、いざ勝負。』
ここにある小役カウンタとは、小役を数えるアイテムの事じゃありません。当時のパチスロには小役補正機能が搭載されている機種も多く、たくさん小役を取りこぼすと高確率状態に、キッチリ全回収していると低確率状態になり、この機能がコイン持ちの均一化を担っていました。
この小役補正機能は設定を変更するとリセットされるので、前日にたくさん小役を取りこぼしておいて翌朝キッチリ全回収した場合、補正機能により小役がたくさん取れてしまったら据え置き、コイン持ちが通常に戻っていたら設定変更という確認手段がありました。
設定変更の確認は当時から常勝の武器の1つとして重宝されていましたが、今では有利区間ランプを見るだけで見抜ける機種も多くなり、それ故に全リセの店も増えてきました。朝イチのスロのシマを見るだけでも時代の変化を感じます。
ただ、変更確認の為に時間を割くという点では昔も今も変わらないかもしれません。今でも私は変更確認する為だけに往復4時間かけて下見に行ったりしていますので。
『今日は「スイカ付赤7ハズシ.ハナビver.」をフル活用で、BIG処理も中押しハズシで、13時間9500G廻しますっ!』
まず、「スイカ付赤7ハズシ」とは私が勝手に考案・命名した技です。
当時のユニバ系機種は中リール上段or中段にスイカ付赤7が停止していると次ゲームにストップボタンの有効になるタイミングが遅くなる事を発見。この場合、次ゲームは左上段に停止していたBAR図柄を1周で止められなくなるので、常に中リール上段or中段赤7停止を避けてBIG処理すれば、時間をロスしやすいBIG処理も手早くできるという技です。
また、BIG処理の中押しハズシは、中リールが2コマ余裕になる逆押しじゃなくビタが要求される中押しにする代わりに処理速度が増すという意味です。こうした技は後々さらに改良され磨きがかかっていきますが、1Gでも多く回し期待値を積もうとした20代のガリ青年は、15年後に両肩が上がらないという重度の四十肩に悩まされます。今では稼働前のストレッチや定期的に離席しての体操も当たり前になりましたが、人間は痛い目を見なければなかなか学べないのかもしれません。
『読者さんが帰るという事で、車で地下鉄駅まで送って、再び某店へ。』
駅までの送り迎えだけで30分はかかってるハズですが、積み上げる期待値よりも誰かの役に立っていたい欲の方が強い体質は昔も今も同じかもしれません。ただ、こんな性格なのでライター業では「どんな仕事も全力疾走でやってくれる便利な人」という誤解を生ませ、私も自らブレーキを踏めなくなり自滅していく流れをこの20余年で何度も経験してきました。そんな経緯もあり、努力の配分を自由に決められる稼働生活が私の性格には合っていると思っています。そして、こんな性格を理解して仕事の配分まで考慮してくれる各クライアントさんには本当に感謝しています。
『22時ちょうどには1カチで退店。明日行く店の状況を見に行って帰宅。』
その日だけじゃなく明日以降の期待値も見る動きは当時からやっていたのだと、20年以上前の自分に感心してしまいました。ただ、こうして高設定台(ハナビ設定5:112%)を閉店1時間前に捨てて翌日の下見に行く動きも、今では天井狙いや取材狙い主軸で動いている人達にしてみればさほど大事じゃないのかもしれません。そもそもネットの普及により下見自体の重要性も薄れているとも言えますが、そんな時代になったからこそ下見をしようと思える努力も勝つ為のスキルの1つになり得ると個人的には思います。
こうして見ると、20年前はイキってみたり愚痴をこぼしてみたりで若さ溢れる一面もありますが、スタンスや性格はさほど変わっていないようにも思います。少なくともパチスロが今も昔も私を生かし続けてくれる最たる場所だという事は断言できるので、何歳になろうとも時代に合わせて自らを多少変化させつつ体調とも相談しながら稼働生活を続けていきます。
以上です。
こうして読み返してみると、10年前・20年前の私も、心のど真ん中は今とさほど変わらないように思います。これからも当時のように、現場稼働で見つけた独自の勝ち方を伝えながらパチスロ生活を続けていきたいと思います。
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