しのけんが辿ったパチスロの軌跡にはいくつもの「攻略法」があった!! (1/4)
しのけん
東京都出身。月刊パチマガスロマガ専属ライター兼パチスロ生活者。高校卒業からスロプロとして活動、後にパチスロ攻略マガジンで専属プロとしてライターデビュー。現在もライター、動画出演など多岐に渡る活動をしながらも、パチスロ生活者としての稼働をメインとしたストイックなスタイルでカリスマ的な人気を誇る。ゆるキャラが大好き。「エキスパート」しのけん編、第2回です。
今回は、パチスロの道へ進むことになったターニングポイントや生涯ベスト、現行機種ベストなどパチスロのお話を中心に聞いていきます。
専門学校へ行きたかった少年がパチスロの道へ
前回に引き続きプラントピアさんのオフィスからお送りしますではスロットについて伺っていきますが、最初に打った機種って覚えてますか?
当時打った機種が何なのかってのは、後々に絵柄やパネルとかを照らし合わせた感じになっちゃったんですけど、ファイヤーバード、ガリバー、ナイアガラとかですね。
当時中野のブロードウェイに「てんとう虫」っていうユニバ系のスロット専門店があって、そこが一番最初かな。
その時おじいちゃんに連れられて行ってたんで、ただただ興味本位で触れただけですね。
パチスロに触れたってことに関してはかなり早かったんですか?
中1.中2くらいですかね。勝ちたいって意識が芽生えたのもその頃。PCエンジンってゲーム機が欲しくて、発売日近くに、父親に「毎年始におじいちゃんと行くパチンコが楽しかったから、二人で行ってみない?」って誘って。
ビギナーズラックで勝てて、PCエンジン買ってもらえたのが嬉しくって。
狙い通りですね(笑)
そのくらいから勝つためのパチンコにハマりましたね。
もちろん勝つための方法論なんてまだ辿りついていなかったんですけど。
ターニングポイントにも祖父にマーブルXの0リーチのことを教えてもらったとありますが、それも同じ時期くらいですか?
それは高校生くらいですね。言い忘れましたが、うちのおじいちゃんは当時パチンコと共存していたスマートボールの業者だったからか、パチンコの内部的なことも詳しかったんですよ。
だから毎年、近所のホールに年始の挨拶がてら孫の自分を連れていってたのかなと思うんですけど。その祖父が「当たるリーチ」を予告したことが本当におどろきで。そのくらいから漠然と、台はプログラムで動いてるんだから運とか偶然とかではない勝ち方があるのかなと。
それが始めたきっかけだったんですね。
そしてもう1つ、裏アラジン2で攻略ネタを見つけてしまったとありますが。
それは高3の半ばくらいですね。工業高校だったんで高校卒業=就職って流れが王道だったんですけど、自分は専門学校に行きたかったんです。
だけど就職せず専門学校行きたいなら自分で稼いでその金で行けって両親に言われまして。その頃にちょうど日暮里の「パーラー自由席」ってお店がグランドオープンして。
そこがものすごく状況が良くて、普通に学校終わってから行ったり、サボって行ったりして勝っていたんですけど、そのお店の中に裏モノのアラジン2があって、それをちょっと打ったらコインがほぼ減らない打ち方を…
攻略ネタを見つけてしまったと。そういった攻略ネタってどうやって気づくんですか?
その裏アラ2はアラチャンに入らずBIGが連チャンするバージョンで、その挙動がボーナスフラグを成立プレイ揃えないと貯金に回されちゃうプログラムの裏スーパーバニーガールに似ていたんです。で、当時の必勝ガイドに「裏スーバニは毎ゲーム、ボーナス絵柄を狙っていればそのボーナスも放出しつつ、ボーナスフラグも貯まるから得をする!!」みたいなことが書いてあったんです。
実際この裏アラ2は、リールが大きく滑ったのになんの役も成立していないというノーマルでは有り得ない挙動をしていたので、毎ゲームボーナス絵柄を狙い続けてみたんです。
他の機種の攻略法を応用したんですね。
そうしたら、なぜかコイン持ちが異常に上がったんですよね。
なんでだろうと思ったら、どうやら小役が成立してもCT機みたいに左リールと中リールは引き込まないプログラムで。その代わり常に小役をテンパイさせれば、ノーマルより小役が揃う頻度が著しく上がったんです。
それだけ違うとだいぶG数変わってきますよね?
たぶん、小役を引き込まない代わりに、小役の内部抽選確率は1/3くらいだったのかなと。
結果、ほぼ現状維持で打ち続けることができて、ボーナス分のコインが丸々残るような攻略につながったと。
めちゃめちゃおいしいですね(笑)
それに気づいちゃったので負けようがなかったんですよね。
最強の攻略法じゃないですか。
ノーマルではありえないチェリーとメイン小役の複合役が出たり、とにかくおかしな台でしたね。
さらにいえばペイアウトだかクレジットの表示の7セグのとこの「00」表示のところに「・」が点いているか消えているかで裏モノか否かが丸わかりという仕様でした(笑)
そんなにわかりやすいんですね(笑)
店も初期のころは全台裏モノだったんだけど、設置からしばらくしてじわじわとノーマルを混ぜるようになってきて。
自分がそのネタやっているといつも後ろで店員さんに立たれたりしてたんですよ、何でコインが減らないんだって。でも普通に打ってるのと見た目変わらないので、何かやってるのは気付かれてるんだけど変なことしてないから対処の仕様が無かったみたいです。
では店側からは特に対策されることもなく打てた?
後半になると裏モノの台数が最終的に20台中3台くらいになったんですけど、基板を付け替えるのか、プログラムを注射しなおすのかわかんないですけど、毎日裏アラ2の場所を変えてくるんですよ。
でも自分からすればセグのところを見れば丸分かりだし、そもそもリール制御自体でも丸分かりだから、結局は毎日打てていました。
多少は意識して早番と遅番が入れ替わるタイミングで途中交換したり目立たないようにやってはいたんですけど、店側からしたら当然何かやられているってのは気づいていた訳で。最終的には全台ノーマルに戻されちゃいました。
毎回勝てていたんですか?
この攻略に気づいてから高校卒業間際くらいまでは、負けようありませんでしたね。7枚交換で目立ちすぎないようにやっていたので、そこまでではないですが。
でも、こんなんがあれば一生お金に困らないじゃんみたいな気持ちはありました(笑)
そうなりますよね(笑)
そんな流れがあったから、專門学校資金はパチスロで貯めようくらいの気持ちでパチスロ生活がスタートしました。
それよりなによりファミコンの裏技見つけたみたいな、わくわく感・達成感みたいなのがこの攻略法を見つけた時に強くあったから楽しくて。
まあ高校卒業とほぼ同時に、アラ2が全台ノーマルに戻っちゃったから勝てる台についてはリセットされちゃって、その後少し苦労したんですけどね(笑)
いいね!する
1544関連記事
ランキング
24時間
週間
月間
この記事にコメントする