しのけんが辿ったパチスロの軌跡にはいくつもの「攻略法」があった!! (4/4)

自粛期間を経て改めて感じた「マイブーム」

ここまでいろいろスロットの話を伺ってきましたが、ずっとできる話もスロットですね。

この生活だけは長いから、懐古主義的なことも語れるし、未だにほぼ毎日稼働しているから、今のダイレクトな現場的な状況も語れますしね。全ての時代に対応した、この業界の生々しい話ができる自負はありますね。

店にいるときは当然勝つための思考ルーチンではあるけれど、一般ユーザーがその時どういうことを店で思いながら打っているのか…とかを考える事も、勝つための立ち回りの中で必要不可欠なので、そういう一般ユーザーの感覚に近いものを引き出せるとも思います。

ずっと稼働されてきたからこそできることですね。

マイブームもスロットというとこなんですが、30年続けられてる面白さみたいなのってどこにあると思いますか？

多分パチスロに対していつまでも「冷めきれてない」ところがあるんじゃないですかね。特にそれを感じたのが約2ヶ月の自粛期間を経て、まともに打てるようになったのが6月くらい。

パチスロが楽しくて楽しくて(笑)

自粛を経て改めてもう1回ブームがきてる感じですね。

自粛明け後、最初は店に足を踏み入れるのが不安だったんです。設定状況やなんかの不安もあって。当然収支的にも不安だったんですけど、しばらく足掻いていたらちゃんと結果が付いてきて。自粛後でもまだやれるなって自信にもつながったからこそ楽しいって感じたところもありますが。

パチスロを打つことは生活の一部ではあるんだけども、それを続けてこれているのはやっぱり自分の中でブームが途絶えてないのかなってのは強く感じますね。

やっぱり打ってる時が楽しいですか？

打てているときはもちろん、打てる台なくて店内をフラフラしていても楽しいんですよ(笑)

「あれが高設定っぽいなと思っていたけど、後半失速してきた」とかそんなこと日常茶飯事でありながら、まったく同じパターンが存在しないじゃないですか。そういうところとか、あと店にもよるんですけど、店長って設定頑張っているのに稼働ついてないシマや機種に目線がいったりするんですよ。そういうのを察知して立ち回って成功したりする楽しさ、そういうパチスロを取り巻く勝つための予想やら推測、周りの行動とかを見ているのがすごく楽しいですね。

店の状況を把握する意味でもそういう時間は必要かもしれないですね。

以前ブログで拝見したんですが、しのけんさんはスロット以外にも日常でデータを取られていて、USB端子を挿す時の成功率のデータ取りとかしてましたよね？

そんな記事までチェックしてくれてたんですね(笑)

USB端子を一発で挿せる成功率とか、あと、くら寿司の「ビッくらポン」のデータ取ったりとかしてます(笑)

ちなみにこれがUSBですね。

基本USBって大まかに縦のラインを合わせつつ適当に挿そうとした場合、1/2の成功率じゃないですか確率的に。

だけどこのメモのようになかなかの荒さで。悪い方に偏っちゃってます(笑)

こういうところで1/2って確率は難しいなって感じられますね(笑)

初見のホールでデータランプの横とかにUSBポートあったりするとわかんないですよね(笑)

ビッくらポンのデータはどんな感じですか？

最近ビッくらポンがバージョンアップして新しい演出になったんですよ。

ビッくらポンは天井とかあるんですよね？

周期天井がデータ上存在しています。このメモに書かれている「幽」は幽霊屋敷、「マ」はマジックショー、「ラ」はラグビーの演出ですね。その出現パターンを書いてるんです。

○のところが天井かなと。ラの後の〇は、このラグビーで当たったっていうことですね。3パターン存在する演出が1周で1周期として…

このデータは1食分でやったゲーム数なんですか？

食べに行った日毎に縦軸で。横軸がその日演出発動パターンです。演出発動は5皿で1回じゃないですか。だから「幽マ」だったら、10皿食べて2回演出を発動させて終了した日って感じです。

この時は(6回演出を発動させた日を指さして)調子に乗って食べ過ぎちゃいました…マグロフェアだったんですよ(笑)

マグロ美味しいですもんね(笑)

いつもよりも多めに食べたんですね。

マグロばっかり食べまくって、そしたら…2周期天井に辿り着きました(笑)

客が変わると周期もリセットされるっぽくて、だから少食の方はいつまで経ってもカプセルゲットできない店が多いかと推測しています。

まあとにかく、こういうしょうもないことを調べたりするのが好きです(笑)

他に何か日常でデータ取ってたりしますか？

常にメモってはいないけれど、脳内であれこれ出来事を数値化するのが好きではあります。起こった出来事に対して「何分の1くらいの出来事が起こったんだろうなぁ」とか。

ただどうしても数字ばっかで物事を考えると、理屈っぽくなっていっちゃうんです。どうせ確率のムラだとか。だけど自分はそういう確率が織り成すムラで日常の日々も楽しんでる感じですね。

ちょうど伺おうと思ってたんですが、稼働時に勝つことと楽しむことのバランスってどれくらいの比率で意識してますか？

100％勝利ですよ。遊び打ちなんて一切してないんで。

やっぱりベースには勝利が。

そうです。100％勝ちにこだわると、なぜか「パチスロ楽しんでいない」みたいに思われるのを自分は変えていきたいですね。

その表現方法の一つとして、映像上で勝つために必死になりつつ楽しんでいるように見える自分だったりもするのかもしれないですね。

「エキスパート」しのけん編　第2回でした！

今回は様々な攻略法の話が出てきましたが、学生の頃から攻略法を見つけ出していたとは驚きでしたね。
そして度々起きるオチにもとても楽しませていただきました。

次回もパチスロのお話。しのけんさんに稼働日のタイムスケジュールを書いていただきます。