【パチスロ モンキーターンⅣ 開発者インタビュー前半】開発者が語った初代再現に到るまでの経緯や細かすぎる初代に対する想いとは!?最大のハードルは「高ベース」だった!! (2/5)
最大のライバルは「思い出補正」
これだけ初代を踏襲しているとなると、開発チームの方は相当初代に対する想いがあったんですか?
想いとはちょっと違うかもしれませんが、モンキーターンに限らず後継機を作る時ってユーザーの頭の中にある「思い出の機種」に勝たないといけないんですよ。
「すごい連チャンした記憶がある」と思っていても平均すると2〜3連だったりとか、「全速でめちゃめちゃ乗せた!」みたいな記憶はあるけど実際は平均50Gですし、「超抜でサクサク当たる」でも実際の期待度は33%くらいとか。
ユーザーの思い出の中のモンキーターンは輝いている訳ですよ。
思い出補正ってやつですね(笑)
そうです(笑)
その思い出の中で輝いている初代モンキーターンにどうやって近づけるのかはすごく悩み抜いたところですね。
過去の自分に勝たなければならないと。
そこがもう本当に大変でした。
初代に匹敵すると言うのはおこがましいかもしれませんが、何とか初代の面白さは詰め込めたかなと思うので、ホールで打ってそう感じていただければ嬉しいですね。
初代と4の打ち比べみたいな事は行ったんですか?
そうですね。試打室に台を並べてみんなで試打も行いました。
先ほどもお話した通り、思い出の中では輝きまくっているので「ここは実際こんな感じだったよね」といったことを再確認したりとか。
あと、ネットで初代に対するユーザーの反応を調べたりもしましたね。
「こういう法則もあったよね」とかは実機打つだけだと分かりにくいところもあったので。
そういったことも含めて開発陣なりに初代を研究し尽くしたかなと思います。
たしかに、初代モンキーターンって様々な演出法則を覚えているとより面白く打てましたよね。SGレースで榎木が相手でもカットインがあれば勝ちみたいな。
細かすぎる初代踏襲ポイント
他にもそういった細かい初代踏襲ポイントはあるんですか?
例えば「優出モード」は発展G数の法則は引き継ぐとか、「超抜チャレンジ」はペラ引いたら10%で解除するところは死守しようとかですね。
「全速モード」の平均も同じくらいに合わせましたし、演出面だとストーリー系連続演出で「ちゃぶ台返しの攻防」とかも初代から引き継いでいますね。
逆に踏襲しなかった点とかもあるんですか?
演出の期待度に関しては時代に合わせた形にしていますね。
例えば「超抜チャレンジ」の赤玉は当時は33%だったんですけど、今の時代に赤玉で33%とかにしちゃうと、プレイヤーには「赤なのに余裕でハズレる…」とか思われちゃうので…
たしかに、そういうのが許されない時代になりましたよね(笑)
金シャッターとか次回予告も初代は70%くらいだったんですが、今そんなことしたら本当にヤバいじゃないですか(笑)
そういったところはしっかりと変えないといけないなと思っているので、全体的にアツい演出はしっかりアツいという形に変更していますね。
最近打ち始めたユーザーだと、金シャッターが外れたら「バグかな?」と思うユーザーもいそうですよね(笑)
やっぱり時代に合わせた演出バランスというのがこの業界にあると思うので。
以前鉄拳のインタビューの時にも伺いましたが、今の時代はアツい演出はしっかり当てていくという時代ですよね。
そうですね。
時代に合わせたというところでは、前兆中に「話が変わった瞬間」というのを今回こだわって開発しました。
例えば、「ずっと強い前兆」はちゃんと当たってくれてますけど「ずっと弱い前兆」は最後の最後に予想を覆して一気に期待度が急上昇していく、そういった今風の前兆バランスを上手く搭載できたかなと思います。
「どうせ当たらないやつ」と諦めていたのが突然次回予告から当たっていくみたいなやつですね。
そうですね。
「優出モード」に入ってずっと弱い演出で「絶対当たらないやつ」と思っているところにいきなり赤シャッターが閉まって当たるとか。
SGレースのVS洞口で「ここっきゃねぇ」で波多野がVモンキーするとか、そういったサプライズ感のある前兆バランスはできるだけ意識して作りましたね。
パチンコでもそういうのありますよね。
リーチが弱くても最後にキリンカットインが出ればそれだけで当たってくれるとか。サミーさんのダンバインとかそういう感じですよね。
そういった演出バランスというのがすごい大事だと思っているので、こだわった部分をユーザーの皆さんが楽しんで貰えたら嬉しいですね。
発展Gの法則は今から復習しておきましょう!やっぱりゲーム数解除を打ち出していく機種なので前兆というのは凄い大事だと思ってまして、「これ外れるやつ」って思わせちゃうと約30Gの前兆が丸々ただの消化ゲームになってしまいますから。
やっぱり前兆に入った時点で最後までワクワクしてほしいと思っているので。
初代の「優出モード」って発展するG数は12がデフォルトで16がチャンス、それ以外だと大チャンスという法則がありましたが、本機はその区切りのG数に事情が変わる何かが起きやすくなっていますね。
そういったところも意識するとより楽しめるのかなと思います!
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