諸積ゲンズブールに「ウルトラマン時代」の話を聞いてみた！執念の片腕スペシウムとは！？ (4/4)

「一級河川の番長」「エナジードリンクと写真」「スロットでスニーカーを作る」色々な角度の変わったお仕事について

続いて、過去の変なお仕事についてですが「一級河川の近くで番長2を打ってプラスを目指す」というのは。

これは僕がまだ雑誌でやってたときの企画なんですけど、番長2がまだバリバリ動いていた時期ですね。

東京に荒川とか一級河川っていっぱいあるじゃないですか？その近くのホールに行ってプラスを目指すってやつなんですよ。勝てば勝つほど番長のバケ中みたいな感じで仲間が河川で増えていくってやつなんですけど。

まあそんな適当な条件で勝てるワケがないじゃないですか？編集部も1回こっきりの企画で考えてたんだと思うんですけど、運が良いことに最初勝っちゃったんですね。

勝ったもんだから次の月は仲間を引き連れて、また朝早くから土手を走ってるポーズの写真を撮って。それでその次もまた勝っちゃったんですよ。それでまた仲間が増えてみたいな感じだったんですけど、3回目はさすがに負けましたね。あれは今思うと、3回もよくもったなって(笑)

以前、まりもさんにもガイドの変な企画を教えてもらったんですが、最初は単発企画として始まるけど勝ったら続いていくんですね。

そうですね。やっぱり勝つっていうのは印象もいいですし、やっぱり誌面で見たときに勝ちデータじゃないと、っていうのもありますよね。

誌面ってデータがパッて載っちゃうじゃないですか？それで負けデータだとめちゃめちゃ短いんですね。やっぱりいざ雑誌に載ったときに見栄えが悪いから、データをある程度長くするためにも勝ちデータの方が喜ばれますよね。

なるほど、それで勝ち企画が更新されていくんですね。

続いて、「某エナジードリンクの宣伝」というのは？

エナジードリンクを飲んでるところとか、持ってるところ。ファンの方が写真撮ってるときに持ってたりとか、打ってるときに台の横のドリンクホルダー置いてるとか「写真のどこかに写ってる」って状況のやつをSNSとかに上げてくださいっていう仕事が来たんですね。

「変わった仕事だな〜」って思いながら、僕もともとエナジードリンク飲まないんですよ。「どうかな〜？」って思いながら全部説明を見ていくと、報酬がエナジードリンク2ケース分とかだったんですよ(笑)

現物支給(笑)

現物支給でって言われたもんだから、しかもエナジードリンクも飲まないので、それはもう丁重にお断りさせていただきましたね。

いわゆる諸ゲンさんのインフルエンサー的な要素を見込まれた、ってことですね。

そうでしょうね。今やっぱりそういうの多いですからね。

続いて「パチスロを打ってスニーカーを作る」という。これは「SLOCKERS」ですね。

それは今やってるやつですけど、これって完全に趣味なんですよ(笑)

パチスロ打つのが趣味ですけどスニーカーを集めるのも趣味だし、それを代理店の人に提案したらめちゃくちゃ食いついてくれて。その代理店の人もスニーカーが好きなんですよ。

毎回スニーカーを作るもんだからスニーカー代でプラス2万円ぐらい制作費がかかってくるんですよ。よくこんなのが…しかも無料動画ですからね。例えば有料チャンネルとかで財源があるならわかるんですけど、無料動画で毎回それをやる(笑)

実戦で勝たないとホントにキツそうですね(笑)

しかも何だかんだでもう4年ぐらいやってるのかな？かなり長く続けさせてもらってますね。

ただ冷静に考えたら変な仕事だなと思いますね(笑)

今回からスタートの諸ゲンさんインタビュー、いかがでしたか？

なかなか聞けないウルトラマンの仕事について、アクション付きの熱演も交えつつ話してくれました。骨折のウルトラマンはその後大丈夫だったんでしょうか…

次回は様々なコンビでも名作を作り上げて来た、名勝負製造機こと諸ゲンさんの「相棒論」について迫っていきます！