絆2で6をツモ！勝因はガリぞうが重視する「現場感」？【収支日記#24：2020年9月8日(火)～9月14日(月)】 (3/3)

9月11日：去っていった者達

この日は車や飛行機・電車を利用して関西に移動するだけの日だったので、その間に色んな方と連絡を取っていました。中でも5号機の台頭と共にパチスロ生活者をヤメた古い知り合いからの連絡で「今は塾の講師をやっている」の一報は驚きを隠せませんでした。

そのタイミングがいつなのかは千差万別ですが、この稼業はどこかで転機を迎え、足を洗って然るべきだと思います。そこで今回の雑感コラムは、過去の知人で足を洗った者達の話をいくつか挙げていきます。

その①S君

その昔、今から16年ほど前。

とある街の店舗で良く顔を合わせるパチスロ生活者らしき方と、なんとはなしに話をするようになりました。このS君はパチスロライターとしての私を知らないようでしたが、他の地域でも私と良く顔を合わせていたらしく、もっと前から認識してくれていたようです。私と店がかぶっていた場所を聞くと、岩見沢・余市・苫小牧、との事。

北海道の地理に詳しくない方へ札幌との距離を説明すると、[札幌-岩見沢]は北に50km、[札幌-余市]は西に60km、[札幌-苫小牧]は南に60kmです。新宿を拠点で考えるなら、南は富津の奥、西は山梨の手前、北は群馬や栃木の入り口辺りまでです。

この範囲をピンで活動している北海道民など私以外にいないと思っていましたが、話を聞けば聞くほど通っていた店のみならずイベント名や立ち回りまで克明に把握していたので間違いないのでしょう。広範囲を稼働圏にするピンのパチスロ生活者という似た境遇もあり、自然と仲良くなっていきました。

そんなS君が、付き合っている彼女と結婚すると聞いたのは、我が家へ遊びに来るほど仲良くなってから1年後くらいだったでしょうか。やはり、パチスロ生活と結婚は水と油であり。結婚と共にパチスロからは足を洗い、S君はタクシードライバーになりました。

その②Y君

その昔、今から18年ほど前。

ノリ打ちではないものの、2人で情報を共有して立ち回る相棒的なY君と頻繁に会い立ち回っていた頃。一たびその台が高設定だと判明すると、どんな展開になろうともY君はツラい顔一つ見せず閉店までブン回し続ける鉄人のような男でした。期待値稼働では当たり前の話ですが、だからと言って誰でもできるかと言えばそうじゃありません。

しかし、とある日。

一緒にスープカレーを食べていると、「大工やろうかなと思って」と突然言い始めました。
何やら伝手もあるらしく、本気で考えているようです。今も稼ぎに困らないほど勝てているのに何故なんだと問いただしましたが、どうやら元々パチスロが好きだった訳じゃなく、お金になるから渋々打っていたようで。就職の手筈も整っているようなので、前々から考えていた事だったのでしょう。

当時は私も若かったので、かなりアツくなり引き止めましたが、意思は固いようでそのままヤメてしまいました。やはりパチスロ生活は情熱がないと長く続けられないのだとこの時に学びました。

私も24年この生活を続けているので、様々な理由でパチスロ生活から足を洗った知人達をたくさん知っています。また機会があれば、私が知る「パチスロ生活の始まりと終わり」についてお話しします。

以上です。

本文にもある通り、今はパチスロライター業が忙しく、現場稼働ができない状態にあります。今はバランスが悪い状態だと自覚しているので、各出版社や代理店等の取引先と折り合いを付けて上手に調整していけたらと思います。

今週の9月10日のような記事を書いていけるよう努めますので、今後ともよろしくお願いします。