松本バッチが薬剤師を辞めてパチスロライター になった理由とは? (5/5)
最初はガイド!?
その後、ライターへ進まれるんだと思うんですが、お仕事は辞めてからですか?
辞めてからですよ、完全に辞めて。
辞めるきっかけはあったんですか?
まあ色んな理由があったんですけど。
会社員なんで、どんだけ頑張っても「俺こんだけやってるけどあの人と給料一緒か…」みたいな感覚があったのと、パチスロがもうちょっと打ちたかったのと、「同じ場所にいて同じことやってるのにちょっと飽きてきたなぁ」っていうのがあったんですね。
ちょうど4号機が無くなる頃で、ずっと「パチスロ必勝ガイド」読みながら勉強して、僕は結構早くから5号機打ってたんですよ。
5号機って出始めの頃は甘く使われてたんで、「5号機も面白いなぁ、ノーマルしかないけど」って思って打ってたんですけど、雑誌とかでは結構スロット熱が落ちていて、パチンコに流れてたりとかっていう人達もいて、「え~!? パチスロまだ面白いよね?」って、「この人達ってコレで飯食ってるんだよな」と思って、「それって自分でも出来ないのかな?」って思ったのがきっかけですね。
その時個人的に実戦ブログとかを書いてまして。18:00とか19:00とかに薬局終わって、閉店まで打って家帰って2、3時間、実戦ブログ書いて寝る起きるみたいなことをずっと繰り返してました。
そこで、実戦をして文字に起こして反響を貰うっていうのに手応えを感じていたので、「やれる気がする」「1回やってみるわ」って仕事辞めたんですよ。
それで東京へ出て来たんですか?
そうですね。取り敢えず東京に出てきて、まずはパチスロを自由に打ちたかったんで、仕事のアテを探しながらまずはこの辺でパチスロを打ってご飯食べてみようって考えてましたね。
そういう事をやりつつ、友達がデザイナーで独立していたので、そういう人達に「文字を書いて、文章を書いて金を貰える仕事ないか?」って話をして、ポスターのキャッチとかフライヤーとかの仕事を何件か貰えてましたね。
じゃあ、そうやってライターの勉強をしていたんですね。
はい、そういうのを勉強しつつ「パチスロ必勝ガイド」で募集要項出たら応募しようと思ってたんです。
募集してなかったら直接編集部へ行こうと思ってたんですが、1年もしないうちに募集が出たんですけど、編集部員だったんですよ。
志望はライターだったんですけど、履歴書と作文を送って面接行って、実はライターがやりたいという話をして。そしたら「じゃ今回は残念ですが…」って返事をいただいて、「あ、ダメか~」と思って。
でも作文のオチをガイドにからめて作ってたので、その部分を「パチスロ攻略マガジン」に変えて、それを「スロマガ」に送りつけたんです(笑)
ムチャクチャじゃないですか!(笑)
そしたらなんかスロマガの編集長が「面白いかもしれん」って言ってくれて「仕事あげれるかもしれないから待ってて」みたいな。
で、1週間ぐらい待ってたんですけど、何も来なかったので「ダメならいいです」ってこっちから連絡したら企画が決まってみたいな感じですね。
作文ってどんな内容のことを書いたんですか?
作文は「パチスロって面白いの?」って聞いてきた人に対する返信を手紙形式で書いたんですよ。
「パチスロはこういう遊びで、こういうところが良いとこだよ」みたいな、リスクとメリットとかを書きつつ、最後のオチがただ「がむしゃらに打つと負けちゃうから、まずはパチンコに行く前に本屋に立ち寄って「パチスロ必勝ガイドを買おうね」っていうオチだったんです。
じゃあ、その「ガイドを買おうね」が。
それを「パチスロ攻略マガジン」』に変えて、ゴマをすった先を変えたんです。ってコレ載ったあとに怒られちゃいそうだな(笑)
ココから攻略マガジンライターとしてデビューする流れですが「松本バッチ」というライターネームはどうやって決まったんですか?
ライターネームって何になるんだろうって思ってたんですけど、「決められるのかな? 決めるのかな?」って考えてたら、編集長から電話来たんですよ。
原稿書いたあとだったんですけど、「原稿これでいけるから、ライターネームが必要なんだけど決まってる? なんかある?」みたいなこと言われたんで「ちょっとだけ時間もらっていいですか?」って言って10分後ぐらいに考えたのが松本バッチでしたね。
福島の方言で「ばっち」って「末っ子」って意味なんですよ。僕、親の反対とかも押し切って出てきてたんで「松本家の末っ子っていう意味だよ」って売れたら親に言ってやろっていう意味で「松本バッチ」にしたんですよね。
じゃあ、末っ子だからバッチさんになったんですね。何人兄弟だったんですか?
4人です。 1番下だったんで「バッチ」ですね。
今一番売れてるライター「松本バッチ」のルーツは、決して華やかに彩られていたワケではなかったが、福島でお婆ちゃん子として、かつ松本家末っ子の「ばっち」として、愛情と自然に囲まれて育ったからこそ、今の好感度を築けたのかもしれない。
次回はライター松本バッチが「なぜ業界支持を集めるのか?」を直接本人に直球質問!一般読者よりも、業界ライター必見かもしれない!?
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