ガリぞうが「黒歴史」を告白…実は目押しが苦手だった?【収支日記#60:2021年5月18日(火)~5月24日(月)】 (2/3)
5月19日:パチンコ・パチスロ依存症
「現場で培ったパチスロで勝つ為のスキルを発信していく」を生業とし始めて22年目になります。誰かの役に立てる能力が私にはコレしかないからと言うのもありますが、この生業に使命感を持っている理由の1つに私の学生時代の黒歴史があります。
時代は1.5号機~2.2号機が混在していた頃。専門学校時代の私は確実にパチスロ依存症でした。主に打っていた機種は、パルサーxxΣ・ニュースターダスト2・バニーガール・センチュリー21・リバティベル3等でしたが、何れも勝つ術を知らず適当に打っていただけでした。
当時を振り返ると、運だけで何とかなると本気で考えていたように思います。当然ながら負けるのですが、それでもボーナスが当たった時の高揚感が忘れられず、学生ローンから借金しては打ちに行く日々が続いていました。親から預かった学校通い用の定期代をパチスロに使って失い1ヵ月を棒に振ったり。パチスロが打ちたくて友人との待ち合わせをドタキャンしたり、その友人からパチスロを打つ為のお金を借りたりと、本当に駄目人間だったと自分ながらに思います。パチンコ・パチスロ依存症は金銭問題を生み、人間関係も壊します。
やがて時は流れ、クランキーコンドル辺りからパチスロの勝ち方を覚え始めます。元々がゲームでも攻略する事が大好きだった私は、「攻略するほど稼ぎが増える」というパチスロに対し、言うまでもなく没頭していきました。こうして、機種攻略も立ち回りも期待値至上主義ながら、遊技性の中毒者だった依存症の感情も持ち合わせたパチスロ生活者が生まれました。今回は、そんな二面性を持った私の連れスロ実戦記です。
今日は前日一緒に打っていた来客の友人と、同じく昨日から札幌に来ていながら仕事で合流できなかった2人の計3人と連れスロです。狙うは3人がいなかったとしても打ちに行っていたであろう某B店。競争率は低いながら、強い日であればジャグラーや絆2・番長3等、設置台数が複数台以上の機種には設定6まで見込める優良店です。状況的には「全体的に甘めなハズ」という程度の曖昧なモノですが、客層の甘さが後ヅモ率を高めてくれます。何よりも計4人での連れスロなのですから、ほぼ確定でツモれるけど残りはベタピン的な店よりも曖昧な状況くらいの方が楽しめるだろうという判断です。
13時。地下鉄駅で3人を拾い、スープカレー屋「トムトムキキル」へ。はい、今日の稼働予定店舗のB店は時差じゃないので朝9時開店なのですが、3人の希望で我が妹夫婦の営むお店にて稼働前の腹ごしらえです。この緩いスタンスも連れスロの良い所です。
■トムトムキキル(スープカレー専門店)
住所:北海道札幌市清田区清田三条2-14-15
電話:011-881-6280
14時。お腹もいっぱいになったところでB店へ。一通り店内を見て歩いてみますが、すぐに飛びつきたいような台は見当たらないので、まずは吉宗の前日150Gヤメ+当日当たり無し329Gハマリから。昨日も連れスロした友人は本日のバジリスク絆2からスタートで、今日のみ参戦の2人はジャグラーから入るようです。
千両ポイント1000pt到達からHITするもREG。しかし、終了後の高確で当たりを射止め(REG後高確率での当選はBIG確定)、これが平均獲得枚数以上の751枚も出てくれて、嬉しいアドバンテージを頂けました。この持ち玉を使い、友人が奮闘している絆2の掘り起こしに参戦です。
1回だけ確認できたテーブルは④。まだ何かを断定できる状態ではありませんが、弱チェは1/46.1と弱めですし、何より他3人が既に打ちヤメていて「そろそろ呑みに出たい空気」を出し始めているので、これにて実戦終了です。出玉を流すと552枚。昨日同様、大した期待値台は打てていないのに浮いてしまいました。当然ながら勝ち金はこの後の酒代に消えましたけども。
ここで冒頭の話に戻ります。基本的にパチンコ・パチスロ依存症の治療はパチンコ・パチスロから遠ざかる事から始まります。しかし、同じく重度のパチスロ依存症だった私は、パチスロから一度も遠ざかっていないまま今に至ります。パチンコ・パチスロ依存症による最たる問題とも言える金銭問題は一切ないどころか家計を潤わせていますし、パチスロを打ちたいが為に人間関係をこじらせる事も一切なくなりました。
今回のような半遊び打ちでもない限り期待値が無い台を打ちたいとは一切思いません。今日の連れスロでも友人達を待たせてまで続行したいとは全く思いません。稼働収入により生計を立てている以上、30年前とは違った形の依存なのかもしれませんが、それでも一般的な周囲に迷惑をかけるタイプのパチンコ・パチスロ依存症は脱却できていると言えます。つまりは、パチンコ・パチスロから遠ざからずとも、正しい勝ち方や接し方を身につけた事で一般的に言われる依存症は治っているとも捉えられます。
私の学生時代のような依存症患者を一般的な治療方法と別の形で治せるよう尽力したい。これも私が「現場で培ったパチスロの勝ち方を発信する事」に使命感を持っている理由の一つです。
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