ユニバ社員小野P「若い人には勝敗以外の楽しさも伝えるべき」業界の今後や目標を語る (1/3)
小野P
パチンコパチスロメーカーユニバーサルエンターテインメントの広報担当。攻略誌ライターを経て同社へ入社。ライター時代から培ってきたユニバ系の機種への深すぎる愛情と「変態」と称されるほどの知識量を活かして機種の魅力を伝えている。ユニバ系ノーマルタイプに特化したYouTube「A PROJECTチャンネル」を配信中。- https://twitter.com/friend_of_ono
- A PROJECTチャンネル
- https://www.youtube.com/channel/UCNPkkDlKCwcZVJtrZ4d0NyA
- ユニバチャンネル
- https://www.youtube.com/c/uc2021
「エキスパート」小野P編、最終回です。
今回は業界の今後を予想していただくとともに、業界改革案、プライベートな話、目標などたくさん語っていただきました。
ニュース、予想、改革案など業界について聞いてみた
最近気になった業界ニュースはナナシー、ニュートキオ、フィーバーパワフルの情報公開ということですね。
※4月に取材しています
最近、昔好きだった機種の後継機がポンポン出てきましたね。ニューパルやジャグラーと一緒で、定期的にメーカーさんが出してくれるんですよ。
業界に長くいると、そういうおっさんホイホイみたいな機種が出たときにものすごくテンションが上がるし、「あ~よかった、またホールに行く理由が増えた」って嬉しくなります。
業界人としてだけでなく、イチファンとしても嬉しいと。
そうですね。古い物をいい形で残してもらえるのはすごくありがたいです。
古参ユーザー歓喜のニュースですね ※引用 ユニバチャンネル業界の今後については、本番でお応えいただけるとのことでした。
これはちょっと難しい質問でしたね(笑)。コロナで先が読めないというのもあって悲観してる方もいますけど、楽しいマシンがいつもなんだかんだ絶対出てくるんで「僕は前向きです」っていうのを言いたかったんです。
4号機から5号機の移行時期もそうでしたけど、結局5号機でもう一度盛り上がりましたもんね。
そうなんです。ホールさんもお客さんも、そしてメーカーさんも出玉ありきの考えなので、どうしても射幸性が高い方にいきたがるんですよね。
でも新規参入するユーザーとして例えば学生さんがパチンコを打つ時に2万円も3万円も使うことは難しいと思います。なので少ない投資でもそれなりに当たる楽しさを体験してもらって、まずはリピーターになってもらうことが大切なのかと思います。
そう考えると1000円で40~50G回る6号機のスロットが3、4000円くらいで1回当たって楽しいと思ってくれた方が、若年層の新規ユーザーの取り込みがしやすいんじゃないかと思います。
その方が新規のユーザーとしては入りやすいですよね。
良く言われる話ですが、バランスですよね。今までのファンの方も大切ですが、新たな遊技者も一緒に楽しめる環境になってくれたら嬉しいなって思います。もちろんホールさんやメーカーさん、コロナ禍という大変な状況で、みんなそれぞれ言い分があると思うんですけど、少しずつ変えていけば、いつかきっとうまく回るんじゃないかなって理想も込みで思います。
Aプロファンの皆様にもお伝えしたいことがあるそうです ※引用 A PROJECTチャンネルこれが業界改革案として書いていただいた新規ユーザーの取り込みですね。
そうですね。僕らがホールに行ったきっかけって、勝敗以外の魅力があったと思うんです。口で説明するのは難しいし、感覚論や記憶の美化かもしれませんが(笑)。それでも、その感覚を若い人にもちゃんと伝えていきたいですね。
僕が思っているのと違う方向に進んでいくのも仕方ない部分はありますし、僕がおっさんになって考えが古いっていうのもありますけど、派手な演出やアニメのタイアップがなくても「パチンコスロット楽しい」って思わせることが、きっとできると思うんですよ。
だって、僕らそういう時代を生きてきて、現に楽しいって感じてきましたから。今の人にも見せ方次第で伝わるはず!
Aプロもやはりそういうところを意識してるんでしょうか?
現状のAプロはまだマニア層向けという側面が強く、ライトユーザーが入りにくいところもあるので、そういう状況を少しずつ変えていきたいんですよね。
間口を広げたいみたいなとこですね。
そうなんです。一部の方が言う「お前、リーチ目見逃してるぞ」とか「小役取りこぼしてるぞ」っていう指摘は意外と自分たちの首を絞めている気がします。
その理由として、ライトユーザーの方へのアンケートで「なぜAプロ機種を打たないんですか」という質問をしたときに、最も多い回答が、そういった一部の方からの指摘が怖いというのが見受けられます。なので、暖かい目で応援しつつ、楽しめているなら「そういう楽しみ方もあるんだ」と認めてあげてほしいですね。
かく言う僕も昔はそういうところがあったので気持ちは分かるんです。でも今は考えが変わって、みんなが楽しめる環境作りをしたいと思っています。
マウントを取る人と同じくらい教えるのが好きな人も多いですしね。
そうですね。ただ、押しつけにならないようにするのが難しくて、僕も動画で色々手順は教えるんですけど「絶対にやってくれ」とは言わないようにしています。
あくまでヒントの1つとして出しているので、それを応用して自分で楽しさを発見してほしいですね。感覚は人によって違うので、僕はその土台を支える作業をしている感じです。
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