ビワコに「全くの未経験者がパチンコライターになるまで」の軌跡を聞いてみた! (1/4)
ビワコ
滋賀県出身のパチンコライター。必勝本を経て現在はフリー。女性パチンコライターの先駆けとして、現在もパチテレ!など様々なメディアで活躍中。熱烈な巨人ファンとしても有名。今回の「エキスパート」は女性パチンコライターの先駆け、ビワコさんです!
この度はアンケートの答えをたくさん書いていただきまして、ありがとうございました。
沖さんから「ちゃんと考えてアンケートに答えなさい。結構ツッコまれるからササササーッって書いたらダメだよ」って言われたんですよ。
沖さん、お気遣いありがとうございます!たしかに、沖さんのインタビューではアンケートで書いていただいた内容全てを掘らせていただきました。
その沖さんのインタビューの最後で「どなたか、インタビューでオススメの方はいらっしゃいませんか?」とお伺いしたときに「真紀子さんをインタビューすると絶対面白いですよ」と推薦をいただきました。
面白くはないですよ、カオスなだけです(笑)
そんなカオスなビワコさんに、ライターになるまで、そして気になる音楽業界の裏側をお聞きしました!
パチンコの全てを教えてくれた「ダイちゃん」
ライター歴17年目、その前は音楽業界の裏方をされていた、ということですが、まずはライターになるまでの経緯からお願いします。
音楽業界にいたんですけど、2月と9月に仕事がない時期があったんです。
ただ、全くないワケではなかったので、普通のバイトはできませんでした。なので、大阪の北新地に体験入店に行ったんですね。
新地ではそつなくこなしたつもりだったんですけど、ママさんから「あなたは向いてないから、明日から来なくていい」って言われまして。
※北新地:ラウンジ、クラブ、料亭などお高いお店が密集している大阪市北区の歓楽街
それは何か理由があったんですか?
それがいまだにわからないんですよ。その時はすごく細かったし、歳も20くらいでお酒も飲めたし、天職じゃないですか。
話もできますしね。
人と話すのもすごく好きだったんで、今でも本当の理由は謎なんです。
ただ、今思うと私の性格を見抜かれてて「お客さんとガチ恋愛をすると思われたのかな」って自分の中では結論づけました。
それで「どうしよう、夜の工事現場とか日雇いに行くしかないかな」と思いながら、北新地から大国町まで歩いて帰ったんですよ。
結構距離がありますよね。
※北新地から大国町の距離はだいたい6~7kmくらい
体験入店が終わったのが深夜だったんで、タクシー使うのも勿体ないじゃないですか。
「どうしよっかなー、実家帰るのも嫌やしなー」って途方に暮れた感じでずっと御堂筋を歩いていたら、なんばの府立体育館の近くにサンサンとプラザっていうパチンコ屋さんが当時あったんですよ。
その前を通ったときに「ここによくオッチャン達が並んでるから、何か面白いことがあるんじゃないかな」と思って。
最初は興味本位だったんですね。
それで、パチンコ屋さんに入って、打ってみたら負けたんです。
でも、他のオジサンは玉を積んでるし、私自身は負けず嫌いだったんで「なんで私だけ玉を積まれへんのやろ?」って思いながら、ずっとその店に通ってたんですよ。
そんなある時、ダイちゃんって男の子が「お姉ちゃん、そんなやり方してたらお金無くなるで」って、声をかけてきたんです。
見るに見かねて。
ダイちゃんは、タンクトップのボウズ頭で裸の大将みたいな感じでした。声をかけてくれたのも下心がない感じだったんですね。
だからダイちゃんに「なんで?」って聞き返したら「『無制限札』を狙わないとダメなんだよ」って言われたんです。
あ~、「無制限札」って昔はありましたね。
当時はラッキーナンバー制で3つくらいの特定図柄で当てないと持ち玉で遊技できないとかがあったじゃないですか。
「だから、私は玉がないんだ」ってことに気がついたんですよ。
※ラッキーナンバー制:大当たりした図柄の数字によって、大当たり後に「都度交換or持ち玉遊技」が変わる制度
ずっと現金投資を続けていた、ということですね。
「無制限札を狙うってどうしたらいいの?」って聞いたら「朝イチ1時間以内に当たったら無制限札がもらえるよ」って教えてくれました。他にも毎週火曜にレディースデーがあって、レディースデーは女性が1日通して無制限だったから「打つなら火曜日がいい」とか。
そういう基本情報を教えてもらって、朝イチ1時間で当てて無制限札をつけて持ち玉遊技をしたら、全然負けなくなったんですよ。
そこから、釘の見方とかスペックもダイちゃんに教えてもらいました。
ビワコさんの師匠だったんですね。
当時はペアシートなんかもあったから、ダイちゃんと色んな店に行って打ってました。
ダイちゃんが「サンサンとプラザだけだと、俺らが食い過ぎてしまうからな。店を大事にしていかないとアカン」と。
完全にプロの打ち方ですね。
そんな風にコンサートの仕事もやりつつ関西近郊を回りながら打っていたら、コンサートの仕事の給料を使わなくても家賃が払えるようになったんですよ。
パチンコの稼ぎだけで。
そうなんです。他にも止め打ちや玉の増やし方なども教えてもらいました。ネタ打ちみたいな法に触れることに関しては、ダイちゃんは絶対にしなかったです。ただただ、実力で玉を増やしていく正攻法の打ち方を彼から教えてもらいましたね。
でも、コンサート業界で知り合った、元旦那と結婚するために私が東京に行ってしまったんです。また、同時期にダイちゃんも定職に就くことになって、そこから疎遠になっちゃったんですよね。
だから、今一番会いたい人はダイちゃんですね。
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