ビワコに「全くの未経験者がパチンコライターになるまで」の軌跡を聞いてみた! (2/4)

ビワコに「全くの未経験者がパチンコライターになるまで」の軌跡を聞いてみた! eyecatch-image

元旦那のおかげでライターデビュー!?

両手を前に出すビワコターニングポイントも色々あるようです 人生のターニングポイント

ビワコ 画像3ターニングポイントにあった「元旦那に好かれたこと」というのは、東京に出て来る辺りの話ですか?

ビワコ 画像4元旦那のことはそんなに好きじゃなかったんですけど、向こうが「すっごい好きだ」って言ってくるし、自分がフラれた直後だったのもあって「女性は惚れられて付き合った方が幸せになるんじゃないかな」と思ったんですね。

その元旦那が黒夢の清春さんのマネージャーだったんです。それで清春さんの拠点が東京だったので、東京に行くことになりました。だから、彼が私を好きになっていなかったら、東京にも来てなかったでしょうね。

ビワコ 画像5そういう意味では本当にターニングポイントですね。

ビワコ 画像6ただ、私は東京に来てもやることがなかったんです。東京の音楽業界ではやりたくなかったんですよ。

ビワコ 画像7それはなぜですか?

ビワコ 画像8「大阪の音楽業界で一番上まで行ったのを、また東京で1からやる」というのは嫌だったんですね。

それに彼も結婚を考えている、と言っていたので。「次の仕事は何をしようかな」と思いながら家でブラブラしていたら、彼の飲み友達にハセGという人がいて「そんなにパチンコで食ってたんなら、ウチの面接を受けてみる?」って言われたんです。

そのハセGが辰巳の編集部の人だったんですよ。

ビワコ 画像9すごいところでリンクしてますね!

ビワコ 画像10そこから、新宿三丁目の辰巳出版に連れていかれて、当時の編集長と面接したんです。それが必勝本に入るきっかけです。

ビワコ 画像ダイちゃん→元旦那→ハセじい、大がかりなピタゴラスイッチが完成した瞬間です

ビワコ 画像12面接から、そのままライターデビューの流れだったんですか?

ビワコ 画像13そうです。当時の編集長のマエダさんが「君の出身はどこなんだい?」って聞かれて「滋賀です」「じゃあ、ビワコね」って。

ビワコ 画像14やっぱり「琵琶湖=ビワコ」だったんですね(笑)

ビワコ 画像15「ええっ…そんな名前なん…」って思って(笑)

入る前にも雑誌は見ていたんで「もうちょっとカッコイイ名前がいいのにな」って思っていたのに「ビワコなんや…」って。

そして「君は血液型は何型?」って聞かれて「O型です」って言ったら「B型にしといてくれ」って。「血液型も詐称するんや!」って思って(笑)

ビワコ 画像16血液型も設定されていたんですね。

ビワコ 画像17「すごい世界だな」って思いましたね。

でも、やっぱりパチンコが好きだったので「やりがいがありそうだな」とも思いました。

ビワコ 画像18B型設定というのはどこかで活かされていたんですか?

ビワコ 画像19入って2年目くらいの時に記名原稿として自分のページを持たせていただいたんです。そこで「S系のB型キャラでいこう」ってなったんです。

なんか強そうじゃないですか。

ビワコ 画像20我が道を行く感はすごいですね。

ビワコ 画像21本当の性格的には「どうぞどうぞ」って譲ってしまう方なんですけど「キャラ作りは大事なんだよ」って言われていたのと「ライターさんは我が強い人の方が活躍するからB型の方がいいんだ」って。そのことはずっと言われていましたね。

ビワコ 画像22調和とバランスのO型だと…

ビワコ 画像23そう、埋もれるんでしょうね。

「自分が自分が」じゃないと出役もやるライターさんの中では大成しないんじゃないか、というのがその時の編集長の考え方だったと思います。

私自身としても、名前の出ない無記名原稿の方が楽しかったんですよ。ただ、お金が続かなくて。

ビワコ 画像24記名があるなしで原稿料が変わってくるんですか?

ビワコ 画像25いえ、入った当初は先輩方が大きな機種を担当されるんですね。私たちに回ってくるのはマイナーな機種ばかりで、置いてある店を探すのも大変だったんですよ。

しかも打つお金もなかったんですよ。だから色々なバイトをしましたね。その中でも一番の収入源になったのがパチンコ屋でした。

ビワコ 画像26それは店員としてということでしょうか。

ビワコ 画像27そう、店員です。

今は閉店している目黒のあるホールに結構長くいて、ライターと兼業でやってたんです。そこの店長がライターをやってるなら「実戦大変だろうから、夜中にデータ取りをやったらいいんじゃない?」って閉店後に玉を貸してくれて、対象機種が入ってた時だけやらせてくれたんです。そうしたら打ち代もかからないじゃないですか。

あとは、その店長に対して「本当にありがたいな」と思ったのが、釘の叩き方まで教えてもらえたんですよ。

ビワコ 画像28それはすごい経験ですね!

ビワコ 画像29こぼす時はここ、出す時はここを開ける、みたいな感じで店長の横で修行させてもらって。

それから「お前が2シマ担当してみろ」って言われたんです。バラエティーのシマだったんですけど、「割はこれくらいだから、お前のやりたいようにやれ」って言ってくれて。

常連さんがメインだったから、回転率は残して、おまけ入賞をめちゃめちゃ開けたんですよ。そうしたら、回転率が普通でもあんまりお金使わなくて打てるじゃないですか。

ビワコ 画像30地元の常連さんを大事にするタイプのホールの釘ですね。

ビワコ 画像31来られた常連さんに「私があのシマ開けたんです」って言ったら打ってくれたんですよ。「勝ったよー」や「負けたけど、それ程負けなかったからいいよ」って言ってくれました。こういう事に関われたのが楽しかったですね。

「スロットコーナーもやってみるか?」って言われたんですけど、私は顔に出てしまうんで(笑)

でも、すごく楽しかったし、中目黒という土地柄か芸能人のお客さんもたくさん来てましたね。

ビワコ 画像32おお~、さすが東京ですね。

ビワコ 画像33他にも野球選手が来たりとか、その中でも常連だったのがア〇ャ・コ〇グさんでした。

大花火が月1回、1時間設定6が打てる日があったんですよ。くじを引いて、1時間ごとに交代していくんですけど、そこにア〇ャさんもいらっしゃっていて。

その時も、その6のシマがヤカラ、ヤカラ、気の弱そうなおじさん、ア〇ャさんという並びだったんですよ。

ビワコ 画像34すごく何かが起きそうなメンツですね。

ビワコ 画像35そうなんですよ。おじさんがボーナス中のビタ押しを失敗する度に隣のヤカラたちが「ダッセーな!」って煽るんですよ。

「そんなの言わんでいいのにな」と思いながら見ていたら、そのおじさんもしょんぼりしちゃって、その次のターンの時には抽選受けなかったんです。だから、ヤカラたちもライバル減らしのためにヤジってたんでしょうね。

でも、時間を空けておじさんがもう1回来て、また同じ並びになったんですよ。

ビワコ 画像36うわー、またヤカラがやらかしそうな流れ。

ビワコ 画像37そうなんですよ。またヤカラがボーナス中におじさんを煽りだしたんですね。

すると、煽りだしたヤカラをア〇ャさんがにらんで黙らせたんです。それでオジサンの台を隣から直視でビタ押ししたんですよ。

ビワコ 画像38おおおー!かっこいい!!

ビワコ 画像39本当にかっこいい!って思って、しかもビタ押しって横からだと難しいじゃないですか。

ビワコ 画像40台にまっすぐ向かないと難しいですよね。

ビワコ 画像41しかも横で威嚇しながらですからね。

それを見てからア〇ャさんのファンになりました。

ビワコ 画像42それを見たらファンになりますね!

ビワコ 横顔4メートルの金網から飛べるレスラーは実生活でも強かったみたいです

ビワコ 画像44話せることがまだまだあるんですけど、そのパチンコ屋さんには思い出がいっぱいありますね。

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1171
  • 1:2020-08-17 16:18:53ビワコさん大好きです。 パチンコに真摯に向き合っている数少ない女性ライターさんで、ブログも好きです。 更新待ってます。

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