伊藤真一誕生秘話！実は本名じゃないライターネームは語呂で決まった？ (1/4)

伊藤真一

静岡県出身。フリーの“そこそこスター”なパチスロライター。攻略誌ライターを経て、徐々に動画でも活躍の場を広げていく。ガチの立ち回りからいじられキャラまで幅広い役割を担う、どのジャンルの動画にもかかせないキープレイヤー。

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https://twitter.com/itoshinn777

今回のエキスパートは「常勝を目指す理論派スロッター」であり「いじられキャラの重鎮」、そして「そこそこスター」こと伊藤真一さんです。

20年以上のキャリアを持つイトシンさんにライターになったきっかけをお聞きしました！

語呂で決まったライターネームはほぼ本名

まずはライターになったきっかけから教えてください。

僕たちの世代ではありがちな話なんですけど、「スロプロやっててそのままライターになりました」という感じですね。

ライターデビューは攻略誌の「攻略の帝王」ですか？

はい。出版は宝島社なんですけど、その下請けで雑誌を丸ごと作っている編集プロダクションがあり、そこに入った形です。

その編プロに関わったきっかけが、いわゆるパチスロの攻略法なんですね。当時はビーナスラインに始まり、コアやスターゲートなどの攻略法が豊富な頃でした。僕自身もそういった攻略法が雑誌で広まる前に「ビーナスラインで変な打ち方している人たちがすげー出してる！」というのをホールで見て衝撃を受けていたんです。

そんな攻略法が一通り出回った後くらいに「パソコン通信上では攻略をやってる人たちがバンバン情報を載せている」という話を聞いて、すぐに仲間と30万くらいするVAIOを買いにいきました。

懐かしい！あの頃のVAIOは高かったですよね。

そして「パソコン通信」という言葉にも時代を感じますね。

「インターネット」じゃないですからね。

そうして日夜ネットサーフィンで攻略情報を探していたら、攻略情報をいち早く出してる人がいて、それが「攻略の帝王」の編集長だったんです。

きっかけはパソコン通信だったんですね。

「近づけたらおいしい攻略法が手に入るかも」とオフ会に顔を出してみたら「今雑誌を作ってるから、よかったら面接に来いよ」って誘われまして、僕もその頃は攻略誌に関わってみたいと思っていたので採用してもらいました。

すると、最初は攻略記事を書いていたんですか？

攻略記事も書きましたけど、最初の1年は編集として入ったので主にページの構成を考えたりしてましたね。

小さな編プロなので自分でレイアウトやラフを切って、原稿も自分で書くみたいな感じでした。

しかし、その編プロを1年で辞めることに。

そうなんですけど、ただ「辞めた」というと語弊があるんですよ。

話がちょっと前後しますが、スロプロになる前の大学時代に演劇をやっていた時期がありまして。でも大学卒業の頃にお袋が亡くなり、さらにコンドルが出たことも重なって、芝居から離れてスロットで生活するようになったんです。

その後「スロットで一生は食っていけないな」と思ったので編プロに入ったんですけど、あるとき演劇をやっていた頃の知り合いに「また芝居やるけど、一緒にやらない？」と誘われたんです。

それで演劇に集中するために？

そうですね。編集を続けていると演劇の時間が取れないので「すみませんが編集を辞めたいです」と編プロの人に話したら「じゃあ、ライターになったらいいと思うよ」と言われて。だから辞めたというより「編集からライターに変わった」という感じですね。

では、そのライターになった時に「伊藤真一」という名前になったんですか？

その時はまだ伊藤真一ではなかったですね。最初の頃は「ひよこ組長伊藤」って変な名前でした(笑)

ひよこ組長(笑)

ライターになってからも色々ありましたけど、その編プロで僕の直属の上司だった人と元マガジンの人で「パチスロ攻略マニアックス」という雑誌を立ち上げることになりまして。

そこで僕も「手伝ってくれよ」と誘われて、元いた編プロの仕事をやりながらパチスロ攻略マニアックスも手伝うようになったんです。

その頃に「伊藤真一」という名前に変わりましたね。

ほぼ本名(伊藤進一郎)に近い名前になったのは理由があるんですか？

この名前をつけてくれたのがマニアックスの編集の方だったんですけど「本名で出るワケにもいかないので、ライターネームは名字だけ残して名前を変えましょうか」と言われまして。

その人が僕の本名を知らずに「伊藤だから…語呂がいいのは真一かな？」って決めたので「真一」になったのはたまたまだったんです。

ええっ！？本名関係ないんですか？

今となっては「ほぼ本名じゃねえか」っていう感じなんですけど(笑)。全くの偶然ですね。

その編集の方がイトシンさんを見て「あ、この人は真一っぽいな」と思われたんですかね(笑)

もしくはバイクレーサーで伊藤真一という有名な方がいるんですけど、そこからインスパイアされた説もありますね。

その名前をつけてくれた編集さんにもちょっとしたエピソードがありまして。実は僕の新聞屋時代の後輩にあたる人で、僕が新聞の配り方とかを教えていた人だったんですよ。

その人は新聞屋を1年で辞めて、色んなところにいった後にスロマガに入り、オール設定バトルを作ったりしていました。

そしてマニアックスで再会をしたわけですね。

そうです。だから僕からすると「後輩の君が！？」みたいな感じなんですけど、そのときは逆に向こうが上司になっていましたね(笑)

マニアックスで再会した時は「君はあのときの！？」みたいな感じだったんですか？

会った瞬間はそんな感じでしたね。

ただ、その前からマガジンの誌面で見てはいたので「あの時の彼がマガに出てるじゃん！もっと仲良くしておけばよかった！」くらいには思っていたんですよ。

そんな繋がりのあった人に名前をつけてもらうというのも。

縁があったんでしょうね。