【リノシステム】リアルボーナスの連チャンってどうやってるの?今さら聞けない用語を解説

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チワッスあしのです!

 

世の中には「ふわっと理解してること」がたくさんあります。例えば「なぜラッキーセブン」なの? みたいな。別に5でも6でもいいんですけども、これ元々アメリカの野球から生まれた言葉らしいです。7回に試合が動くぜみたいな。へぇ。そうなんや。こういう事、あるよね!

 

というわけで今日もパチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解してる事」を個人的に調べて解説していきます。今回は「リノシステム」について。これがアップされる予定日の翌週、1月11日には待望の新作「スーパーリノSP」がリリースされますし、おさらいのために1回確認しときましょう。どうぞ!

 

 

リアルボーナスの連チャンは超楽しい。

 

はいまずリノなんですが、これ実は元々「ニイガタ電子」という会社が出した初の自社開発機種でした。この辺はちょっと長くなるので割愛しますが、色々あってその「ニイガタ電子」はその後パチスロをリリースすることができなくなり、持っていたシリーズの続編はサミーや山佐から発売される事になります。で、このトピックにおいては触れないわけにはいかんので軽く説明しとくと、その「リノ」というのは「裏物」で超有名でした。どんな裏物かというと、「ボーナス終了時の5ゲーム内に小役が揃えば連チャン」というもの。「早いゲーム数での連チャン」が特徴だったんですね。

 

もちろん裏物というものは存在してはいけない悲しきモンスターみたいなものなので徐々に淘汰されてゆき現在に至るわけですが、ある時山佐さんがこんなことを考えました。「これ、なんとかして規制の範囲内で再現できないもんだろうか」と。当時既にストックの概念はありましたし、上手いこと作れば「裏物」のような挙動を合法的に再現できるのではないか。そうして生まれたのが2001年の「スーパーリノ」です。

 

当時ストックを搭載していた台は基本的に「ああ今ストックタイムなんだな」と分かるように作られていました。が、「スーパーリノ」は逆転の発想で、通常時は基本的にずっとストックタイムであり、それが解除されたタイミングのみボーナスが揃う、というシステムになっていました。具体的にいうと通常時は常にリプレイが成立しボーナスを揃わなくさせる。さらに制御でリプレイを蹴ってハズレに見せかける、というものです。RT解除のテーブルに偏りを持たすことで、「5ゲーム以内の即連」を実現させたスーパーリノは大評判となります。これが「サイレントストック」と呼ばれるシステムの誕生でした。

 

以降、4号機はサイレントストック搭載機ばっかりになり、「ボーナス成立」のことを「解除」と呼ぶのが当然みたいな感じになります。あまりに解除解除いいすぎて、ジャグラーとかですらうっかり「解除した」といいそうになった経験がある人もいるでしょう。筆者も5号機序盤くらいまでは良く口が滑ってました。それくらい、メジャーなシステムだったのです。

 

が、こちら「サイレントストック」は5号機にて全面禁止となります。もちろん、それは現在も同じ。以降、「リアルボーナスの連チャン」の実現は夢物語になっておったのですが、そこにさっそうと現れたのが、はい2015年の「リノ」です。

 

リノ 筐体▲実はとんでもない機種だった2015年のリノ(5号機)

 

 

リノシステムの中身はこんな感じ。

 

新生「リノ」。発売当初は割と地味な扱いを受けており導入店も少なかったのですが、リノ大好きおじさんである攻略ライター「佐々木真」さんが編み出したとされる「変則押し」と、それに伴う内部システムの啓蒙が進み、その斬新性・面白さが徐々に理解されていきます。筆者も当時は「ボーナス連チャン? 無理っしょ」みたいな感じでぜんぜん触ってなかったのですが、仕様を理解して驚愕しました。まじでボーナス連チャンでした。

 

サイレントストックを使わないボーナス連チャン。そのカギはMBにありました。2ゲームくらいで終わるちっちゃいボーナスの事ですな。この機種では通常時、実は内部的にはMBが常に成立しております。5号機の規定上、複数のボーナスが同時に成立することは出来ないので、このMBを消化せにゃ何も始まらんわけです。が、1枚役やらがバリバリに成立しまくってMB揃いを邪魔するので、かんたんに揃えることは出来ない仕組みになっています。

 

じゃあどうやってMB揃えるねん。はいこれは「特殊1枚役」というものを利用します。なにが特殊かというと、他の1枚役とは違い、左リールを押す場所によって「こぼす」事ができるんですな。厳密にいうと「こぼす」というより「特殊1枚役が成立してない色を当てる」感じなんですが、とにかく左の3択を当てると、普通は1枚役が揃ってMBを蹴るところが、しっかりMBが揃うわけであります。で、このMBというのが、いわゆる「トマト揃い」ですね。リノではトマトが揃うと2ゲーム間謎の小役揃いタイムがありますが、あれ実はボーナスなんですな。

 

さてMBを消化し終えた後は本当の意味での「通常時」が待っています。この時、BIG・REGは超高確率。一方でMBが成立したらまたMB揃えられないぜタイムに突入するので、打ってると「状態がパンクするまでの間は連チャンゾーン」という見せ方になります。もちろんこの時のBIG・REGは疑似じゃなくてガチのボーナスです。したがってこのようなシステムは「合法的なリアルボーナス連チャン機」で間違いなく、不可能とされてきたチャレンジが見事クリアされた状態になります。

 

この仕組は「リノシステム」として現在すっかり定着。サイレントストックを生み出した山佐がまた時代を動かすか……! と一瞬身構えたのですが、今の所「大ヒット」とまでいく機種は出ておらず。他のメーカーも一部を除きあんまり追随の姿勢は見せてないですな。理由は色々あるのですが、まあ上の説明を書いた自分が言うのもなんですが、内部が難解で敷居が高く見えるのが一番のネックかもしれません。

 

しかし! 最新作「スーパーリノSP」ではついに液晶を搭載。懸案事項だったライトユーザー層へのアピールも完備。しかもRTと組み合わせた天井まで搭載。まだ打ってないのでなんとも言えないのですが、前作までよりかは随分ととっつきやすくなってる印象です。これもしかしたら、ワンチャンあるのかも……?

 

スーパーリノSP 筐体▲まもなく発売、「スーパーリノSP」。トマト推しが凄い。

 

 

業界豆知識 画像34号機「スーパーリノ」の告知音がすげー好きでした

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  • 1:2022-01-13 21:57:00リノタイプは擬似ボです。ゼロボ(ペナボ)AT機同様にリアボではメダルは増えません。 ペナボ(リアボ)を回避して小役を取る、昔の一発台(オマケチャッカー)と同じシステムです (BB終了でJACフラグも消滅するので永久には続きません)
  • 2:2022-01-18 10:13:36>>1 疑似ボの意味わかってる?

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