ガリぞうに聖夜の贈り物？6確の絆2を9600Gブン回し！【収支日記#39：2020年12月22日(火)～12月28日(月)】 (3/3)

12月26日：ピン稼働故の過去の失態

 

グループ打ちのメリットは収支やツモ率だけじゃありません。逆に言えば、ピン稼働のデメリットもツモ率以外にあります。

 

その昔、「エルビス」という設定6で出玉率140%の機種がありました。設定1～5ではBIG1回で1度・2度拝めるBIG中ハズレが設定6のみ1/200以下という分かりやすい機種でした。そんなエルビスで設定6を狙うも、4回目のBIGで2回のハズレをひいてしまったので、終了後に即ヤメして他台へ。

すると、私の後釜を打った方がすぐさま5回目のBIG当選。そして、私が捨てたエルビスの頭上に置いてあるドル箱を、店員がデカい赤箱に置き換えています。私は知らなかったのですが、どうやら「5回目のBIGを当てた台が設定6だった場合は赤箱に置き換えられる」というイベントを行っていたようなのです。それをあらかじめ知っていたら、4回目まで自力でBIGを当てたのですからもう1回BIGをひくまで粘れていたかもしれません。

 

もう1つ、「ドリームセブンMAX」という機種のお話もしておきます。某機種の高設定狙いの空き待ちでうろうろしていたら、新台のドリセブMAXが空席になっていたので、無知ながら興味本位で試し打ちしてみる事に。すると、間もなく説明書に載っている「ハッスル目」とやらが出現しました。

当たったと思い、まずはBIGを狙うも揃わず。

続いてREGを狙うも、揃わず。

どっちを何度狙っても揃わないので不思議がっていた所で当初の狙い台が空席に。読み筋的に自信があったので、急いで台移動しようと席を立つや否や、隣の若者が勢い良く私が打っていたドリセブMAXにタバコを投げ入れました。疑問に思いながらも狙い台を打ち始めたら、私が捨てたドリセブMAXは即座にボーナス当選。

 

後々調べてみれば、どうやらドリセブMAXのハッスル目とは「ボーナス放出50G以内になると出現する前兆目」だそうで。これまでのパチスロにはリーチ目の概念しかなく、前兆を示唆する出目など前例がなかったので、それを知らない私はすぐに当たるハズの台を捨ててしまったという話です。

 

こうした「知らなくて損した出来事」は勉強しておけば済む話ですが、「三人寄れば文殊の知恵」の如く、1人じゃなく2人・3人と周りにいれば誰かが知っていて損害を未然に防げた場合もあります。

 

そんな前置きを踏まえた上で実戦記に入ります。

今日は岐阜県の打ち慣れた店舗で「プロスロ13」の収録です。このお店は演者の色に寄せる傾向が強く、私の収録時には大体なにかしらの取材が入り、その対象機種の1つは必ずジャグラーになります。今日は「5台並びで設定5・6と思われる配置が4ヵ所以上」という傾向がある取材です。

 

過去の傾向から大本命は4台設置のゴーゴージャグラー2。しかし、分かりやすいお店だけに競争率も高いでしょう。台確保は入場抽選に委ねられますが、90人の並びの中で私の番号は……47番。ゴージャグ2の確保は無理っぽいです。

 

朝9時、入場。

当然ながらゴージャグ2は満席なので、次点でファンキージャグラーのカド5に着席。3台並びならカド3、5台並びならカド5狙いは、この手の取材で立ち回る上での王道です。

 

 

※*印はチェリー重複、#はレアチェリー重複の意。

 

軽い投資で早々にレアチェリーBIGを当てた時は高揚しましたが、肝心要の単独REGを1回しか当てられないまま1000G以上を回し、一旦手を止めます。食事休憩に行きがてら各機種のデータを整理してみると、現在は大本命のゴージャグ2とアイムEX-KTが好調の様子。

ただ、私が打つファンキー界隈もBIG・REG共に中間設定域なので、まだ完全否定できる段階じゃありません。休憩から戻った後も、ゴージャグ2やアイムEX-KTの空き状況をチェックしながらファンキー続行です。

 

 

 

 

ブドウ確率は絶好調ですし、設定6以上の頻度でモリモリ当たるBIGのおかげで出玉的にはプラスです、しかし、2400Gを回し2回(1/1200)のみの単独REGや、周囲の状況の弱さも考慮するとこれ以上の深追いは危険に思えます。加えてゴージャグ2のシマは圧倒的に良いですし、アイムEX-KTも可能性が残されているとなると、ファンキーが正解の筋は益々薄れるでしょう。

 

ここで現在の合算数値では二番手に良いアイムEX-KTの1台が2100G・BIG=7・REG=7で空席になりました。

今しかないっ！

台移動です。

 

 

 

 

並びを信じ共に戦っていた周囲の5台中、2台が戦線離脱し空席になりました。データを確認すると、何れもREG確率は1/400以下と、これ以上追えるような数字じゃありません。やはり今日のジャグラーコーナーの当たりはゴージャグ2のようで、当然のように満席&全員がブン回しに入っています。

他の並び5台は別機種なのか……？

そう思い各機種を見て回りますが、他は稼働がイマイチのようで並びが見えてきません。

 

普段の稼働なら店を変えて閉店前に再び戻り、最後の答え合わせをしていると思われますが、これは収録案件。幸い手元には1300枚のアドバンテージもありますし、店移動せず何かしら期待値を積める方向で考えた結果、未だ1Gも回した事のない「ひぐらしのなく頃に・祭2」の試打をカメラ前でやってみる事に。

 

 

※ART後の数字は「ARTゲーム数.ART中共通ベル回数(累計ゲーム数.累計共通ベル回数)」。

 

 

20時。

持ちメダルを消費して勉強にあてるどころか、まさかのプラスになってしまいました。ただ、これ以上に高い期待値を追えるビジョンも見えないので、これにて本日の収録は終了です。ホールの外でエンディングを撮り終え、店内に戻って手を洗い、カードに入った1592枚の出玉を交換しようとパチスロのシマを通った所で驚きの場面に遭遇します。

なんと、まず間違いなく並び5台の正解の1ヵ所だろうゴージャグ2の1台が目の前で空席になりました。このお店にもグループ打ちの方がいらっしゃるので、こうした場面にピンの私が直面する確率は極めて低く、完全に僥倖と言えます。

 

いや、もうエンディングも撮り終えたんだよな……と、そんな考えが一瞬過りましたがすぐに捨てます。私は普段の稼働だろうと収録案件だろうと、高設定をツモるまでの過程を示し勝ち方を伝える。その姿を見てもらう事が最たるお仕事という認識でパチスロライターに従事しているのに、既に十分な撮れ高があるとかエンディングも撮り済だとか一瞬でも考えてしまった事を恥ずかしく思います。

データを見ると、7107G・BIG=29回(1/245)・REG=28回(1/254)。

分かっちゃいましたが十分系です。やはりここが正解なのでしょう。残り2時間もありませんが、精一杯ブン回します。

 

 

 

 

結局、推定低設定だっただろうファンキー・アイム・ひぐらしでは全台プラスになり、唯一ツモれたゴージャグ2で勝ち額を減らして稼働終了という期待値と真逆な結果のまま実戦を終えました。いや、きっと私が演者としてだけじゃなくパチスロ生活者としても最後まで諦めず期待値を追った姿勢は、観てくださっている方々にも伝わっていると信じたいです。

 

パチスロに真摯な姿を映像に収めるべく演者をやっている訳じゃなく、本気で真摯に向き合っていれば例えカメラ越しでもそれは自然に伝わると思い、私はパチスロライター業をやってきました。そうした私の心の内側もカットせずしっかり映像で使ってくれる各クライアントさんには感謝しています。

 

 

 

以上です。

腰痛と戦いながら原稿を書き終え、一息ついてこの後書きをしたためています。嫁や加藤さんからは「ライター業が多忙すぎた半年間が終わって緊張の糸が切れたんじゃない？」と言われています。やはり、稼働生活を優先したい私の意思のみならず、年齢的・体力的にもそろそろ演者業は今のペースだと厳しいのかもしれません。身体を壊してみて改めて「主に稼働、空き時間に執筆、たまに演者」くらいがちょうど良いと痛感しています。

 

コルセットを巻きながらの執筆で腰への負担が軽かったのか、腰痛もかなり落ち着いてきたので、今から明日用の下見に行ってきます。

では、また来週。