ハナビとAKBエンジェルを設定6の確信を持って打った日の話【収支日記#12】 (2/2)

設定6の確信を持って打った日その2.AKB48エンジェル

 

「ジャグラーのヤメ時を知りたいです」と言った質問を受けるようになりました。

 

私が世間に情報を発信するようになって以降、今も昔も変わらず思い続けている事があります。私は今までライトユーザーに勝ち方を伝えてきた訳じゃなく、どちらかと言えばパチスロ生活者に対し今以上の稼ぎを得る為のワンポイントスキルを公開してきたつもりです。それでも最近はライト寄りな質問を受ける機会も多く、これがYouTube動画の影響なのだろうと感じています。

 

ジャグラーに限らずノーマルタイプのヤメ時は、低設定だと判断したなら天井間近等の期待値欠損を除けば今すぐヤメるべきですし、高設定だと思うなら最適のヤメ時は閉店時間です。実際には各個人で立場があり必ずしも閉店時間まで打てるとは限りませんし、私だって翌日稼働用の他店の下見等で早退する事もありますが、極論を言えばそういう事です。

 

ただ、高設定だと判断していても、出玉がついてこなければヤメたくなる気持ちは私だって良く分かります。それでも「高期待値台を1ゲームでも多く回す事」がパチスロで勝っていく上で最高の手段である以上、投資額や深いハマリで心が折れていては稼ぎもままなりません。今回は、そんな実戦記です。

 

先週の収支日記のファンキージャグラー回でもお伝えした定量制コーナーの信頼度が抜群で、連日並びを入れていた頃。ボーナス終了時点で1500枚を超えると強制で打ち止めになり台の電源を落とされるというシステムで、私の環境化では堅い立ち回りの一つです。今日は堅いと思われる日で、2.5倍の抽選を突破し私が確保した機種は「AKB48エンジェル」。BIG一回で402枚出るノーマルタイプのAKBです。

 

私の大量のデータ取りから推察される設定状況は、

 

・ジャグラーは全6

・他機種は全6寄りの全56

 

と思われます。

相当6寄りとは思いながらも他機種を全6としていない理由は、サンダーVリボルトでBGM変化は発生したものの圧倒的な奇数寄りのまま終わってしまった事が一度だけあったから。何れにせよ高期待値台である事は間違いないので、今日のヤメ時も定量到達時か閉店時間かの二択のみです。

 

 

※1.BIG後は終了画面に登場する推しメンの位置。

※2.REG後の数字は「黄カード枚数.赤カード枚数」。

 

AKB48エンジェル元々の当たりの重さを発揮して、貯玉上限の470があっさり尽きて早々に現金投資です。加えて一発目のBIG終了画面が奇数挙動の推しメン左。しかし、過去の定量制のデータ取りから設定6寄りの全56の自信があるので続行です。

 

 

 

さらに深いハマリで出玉は全てのまれ、追い銭1KでREG。このREG中のカードがALL青により、あっさり設定5以上が確定しました。

 

 

 

 

自信を持ってブン回し始めた早々に約1400Gストレートハマリですか。総投資は貯玉から一万円分と29K、総額39K分の投資に。

 

 

 

 

3800GでBIG2回だそうで、総投資は47K分にまで膨れ上がっています。こんな事が起こり得るのかと疑うほどのデータになっています。しかし、高設定の可能性が激高な状況で設定5以上が確定しているので、ヤメる理由はありません。

 

「もう出る気がしない」

 

と思う方もいるかもしれませんが、未来が約束された確率などこの世に存在せず、出るか出ないかはレバーを叩いた瞬間にのみ決まります。そう自分にも言い聞かせて勝負続行です。そりゃそうでしょう。出る気がしないと一番思ってるのは打っている私本人なのですから。正論を自分に言い聞かせ続けなければ私だって折れる事もありますし。

 

 

 

投資は止まらず計59K分にまで到達。さすがにハマりすぎでしょう。こんな時、我々打ち手は様々な邪念が横切るハズです。

 

「相当6寄りだと思ってたけどここまで出ないから5なんじゃないか」

「設定6で108.9%は割詐称なんじゃないか」

「正規の基板じゃないのでは？」

 

私だって邪念は浮かびます。しかし、邪念を理由に打つ手を止めて財布の中身を守るより、たった数千ゲームで抱いた疑惑を元に優良なツモれる環境を捨て去るダメージの方が大きいと、私は長年のパチスロ生活の中で学んできました。

 

6だと思って打っていたけど出ないから5だと決める判断基準は、アイムで3か4かを数千ゲームで見極められるに等しい考え方です。出玉だけで判断するなら確かにノーマルタイプを4000G弱回して約6万も負けてしまっては、そう思うのも無理ありません。

 

この台が設定6だとして約109%を4000G回して得られる期待差枚数は+1080枚。これが現在-2773枚なのですから、期待値との差が約半日で3800枚ある事になります。3800枚ヒキ足りていないなら邪念も仕方ないのかもしれません。

 

では、逆に3800枚ヒキ過ぎていたとしたら？AKB48エンジェルの設定6と思われる台を打ち、4000G回して5000枚近く出てしまったら？本当に割詐称や正規の基板じゃないかもしれないと疑ったりするのでしょうか。大半の方は「いやー今日はヒキ強いなー(笑)」で終わるんじゃないでしょうか。プラスに振れた時は「こういう事もあるんだ」と思えるのに、マイナスに振れてしまった時は「こんな事があるハズない」と言われてしまうのがパチスロです。

 

何にせよ過去の傾向から相当6寄りの設定56確定台をツモれているので、やはりここは勝負続行です。

 

 

 

夜21時過ぎ。

REG終了時の(!!)PUSHで「努力は必ず報われる」と言われ、これで晴れて設定6確定です。散々不安にさせといて今さらですか。

 

 

※動画=https://youtu.be/AwIbfpK1wgY

 

 

 

 

22:45、閉店時間により稼働終了。

BIGもREGも設定1以下ながら、設定6故のコイン持ちのおかげで、なんとビックリ+943枚の浮きとなりました。

 

 

 

採取してきた膨大なデータやそこから読み取れる傾向よりも、目の前の深い投資や大ハマリを信じてヤメたくなる気持ちも分かります。いくらデータを取ろうとも、設定6確定の台詞にあった「努力は必ず報われる」とも個人的には思いません。特にパチスロでは、その日・その月の短いスパンでは報われない努力も多々あるでしょう。ただ、「成功している者はすべからく努力している」とは思います。諦めてしまうのは、信じられる読み筋を構築し、その通り限界まで攻めてみてからでも遅くないと思います。

 

かく言う私だって心が折れそうな時もありますけどね。社会に適合できず泥臭い稼働で生活を賄ってきた私には、「報われるか否かを考える前にまず努力してみよう」くらいがちょうど良いですし、その努力を信じて今後も頑張っていきたいと思います。

 

 

 

どちらもノーマルタイプの設定6挙動でしたが如何だったでしょうか。何れも極端な例でしたが、「目の前の出玉や数値から安易な判断でヤメると設定6を捨ててしまう事もあるので、下振れに捉われない確固たる読み筋の構築に努めよう」というテーマを元に実戦記でお伝えしたつもりです。サラリーマンスロッターの方には難しい部分もあるかもしれませんが、こうした捉え方を心の何処かに抱きながらパチスロと接する事で、今まで知らなかった境地が見えてくるかもしれません。