ガリぞうが閉店後のホールでジャグラーのガックンを徹底検証【収支日記#35:2020年11月24日(火)~11月30日(月)】 (1/3)
今日は九州のホテルにこもり、この原稿を書いています。
はい、現場を離れて久しいガリです。
ライター業で学べる事も多いですが、今は早く現場に戻りたい気持ちが強いです。
さて、今週は昨年の11月24日~11月30日の1週間分です。この週は実戦収録が一本のみでしたが、少し変わった案件もありましたので、出し惜しみせず綴っていきます。
皆様の立ち回りの参考にして頂けたら幸いです。
11月26日:復刻を望む機種
スロットバー「REG」の店長兼オーナーの加藤さんと2人で静かに呑んでいると、昔の機種の良い所について話に華が咲きました。年をとると懐古話で盛り上がるあるあるです。
そこで今回は、過去に私が好きだった機種の紹介とあわせ、現代に流用してほしいシステムやゲーム性について取り上げていきます。当記事は業界の方々にも読んで頂けているとの話も聞きましたので、こうして文字に起こして開発の方々の耳に届いて万が一の復刻を期待したいです。また、例え仕様的に流用が不可能であっても、歴史として今の時代の若者達にも当時の名機達を知っておいてもらいたいという思いもあります。
バニーガール(2号機)
オリンピアから発売された、BIGとREGに加え小役の集中役が搭載されていた2号機のAタイプです。
(余談ですが、堂々と「Aタイプ」と言える話題に喜びを感じます。)
BIGが揃った際の圧倒的にインパクトのあるファンファーレも華を添えていましたが、軽いボーナス確率にフルーツの集中が重なった出玉の速さから人気機種の仲間入りを果たしました。
この頃は勝ち方を知らないまま打っていたので当然のように負けまくっていましたが、今でも楽しかった思い出しか蘇らないので本当に好きで打っていたのでしょう。
バニーガールで私が転生を望むポイントは小役の集中です。
小役の集中には5Gと60Gがあり、そのゾーン中は1/1.33で8枚役が揃います。純増にして約3.0枚/Gなので、5Gであれば約15枚、60Gだと約180枚の出玉を見込めます。
集中に入っても何か告知される訳でもなく、ただ通常時に小役が連続して揃うだけなのですが、これがドッキドキなんです。想像してみてください、5G連続で小役が揃った時の6G目を。この6G目に小役が揃うかどうかで、その集中が5G終了の15枚役扱いなのか、60G続いて180枚得られるのかが判明するんです。いや、正確には例え6G目に小役が揃ってもたまたまなのかもしれないのですが、それはそれで面白いのです。
6号機で転生させるなら、通常時の小役でも稀にナビを発生させて、集中役に当選したらしれっと5Gor60G間、75%でナビを出すというサイレントATシステムは難しいのでしょうか。
シーマスターX(4号機)
パチスロに4本目のリールが初搭載された山佐発売の機種で、私が最も好きな4号機の1つでもあります。当時は小役高確率状態と低確率状態を行き来する「小役カウンターシステム」が主流でしたが、時代を逆行するかの如く小役も完全確率で組まれた機種でした。
資料が検索で出てこないので記憶を探るなら、確か通常時のベルが設定1で1/17.0、設定6では1/14.7だったと思います。通常時のチェリー(2枚or4枚)とオレンジ(4枚)は同一フラグで、リールを停止した位置によってどちらを揃えさせるか決められていました。
テトラと成立役の矛盾からボーナスを察知する4thリール機という印象だけじゃなく、リール制御も当時にしては複雑で面白味がありました。どこから押しても純粋な出目としての1確・2確がたくさんあり、これにテトラが絡むと可能性が無限に広がり、当時の私はシーマスのゲーム性に虜でした。
小役示唆がガセっちゃいけないという今のルールがあるので純粋な復刻機は難しいのかもしれませんが、初代サラ番のボーナス当選時の左右色ナビ仕様の流用は難しいのでしょうか。伝わっていない方が多いと思いますが、表現的にグレーな話なのでご了承ください。
ハイパージャグラーV(4号機)
その名の通り、北電子から発売されたジャグラー第5弾のAタイプです。昨今の若者達には想像がつかないかもしれませんが、小役orボーナスといった演出が存在した唯一のジャグラーです。
主な演出は3つ。
■先フラッシュ=リプレイ・チェリー否定
リールの始動と共に枠内フラッシュが発生します。
■予告音=ブドウ・リプレイ・チェリー否定
スタート音が少し膨らんだ音に変化します。
■予告音+先フラッシュ=ピエロ・ブドウ・リプレイ・チェリー否定
2つの演出が同時発生するとベルorボーナスになります。
他にも遅れやフリーズ等、多彩な演出があり、ペカる可能性に強弱を持たせていました。当時の若者達からは絶大な支持を得ていましたが、年配層から「演出が発生したのに当たらない」というクレームが多発して以降、後継機の話が一切出なくなりました。しかし、私を含む当時の支持者だった若者達が今の年配層になりつつあります。
メーカーさんにおかれましては後継機を検討願えないでしょうか。
それいけ!マンボウ(4号機)
オリンピアから発売された液晶搭載機で、BIGのみをストックする仕様のAタイプです。その後に発売され設置台数の伸びた「荒野のマンボウ」の前身機です。
通常時、稀に突入する決闘ステージで対戦キャラに勝利すると、ストックされているBIGが一発放出されます。決闘中は成立役により勝敗が左右されます。お互いライフが5つずつあり、リプレイやハズレの一部で1ポイントのダメージを受けます。ベルをひけば1ポイント、スイカで3ポイント、チェリーやREGをひくと5ポイントのダメージを対決相手に与えられます。BIG終了後は高確率で再び決闘ステージに入るので、小役のヒキ次第では連チャンも可能という仕様です。
通常はライフが5つあるサメ(ジョージと言う名前ですが当時の私が呼んでいた通りに表現してます)との対決ですが、稀に黒マンボウ(バッドタンゴと言う名前ですが以下略)が出現します。
黒マンボウはライフが1or2つしかないので倒しやすいですし、負けるまでずっと出現し続けるので、この対決が激アツ過ぎて当時はドハマリしていました。対決演出中のBGMを聞くと、黒マンボウとの対決を思い出して今でも鳥肌が立つくらいです。
ここ数年の機種で言うとモンハン月下が近いでしょうか。稀にライフが2つしかないアマツが出てきて、逃げられない限り次以降もずっとアマツばかり出続ける感覚と言えば近いかもしれません。倒しさえすれば次もライフ2のアマツなのに、リプレイやハズレばかりでゲーム数だけが経過していくハラハラ感は、きっと黒マンボウに近いだろうなぁ。
それいけ!マンボウのゲーム性は形を変えて今も存在しているので、「その自力感のゲーム性の祖先はマンボウだったんですよ」と伝えておきたいです。
以上、私がハマった機種を4つほど挙げてみました。また加藤さんとの呑み談義で昔ハマった機種を思い出したら、復刻を望む機種・第2弾を綴ってみます。そして、大好きだった名機達が当時の面白さを携えたまま今の時代に転生してくれる事を強く願っています。
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