しのけんのタイムスケジュール公開!「パチスロ生活者」のリアルな日常! (3/3)
散々聞かれてきた勝ち方は「愛すること」
誰もが気になること聞いてみました続いて頭の悪い聞き方になりますが、どうやったら勝てますか?
う~ん、パチスロやそれを取り巻く環境を愛することだと思います(笑)
なんでかっていうと…例えば恋愛。好きな人ができた時って、その人の性格やなんかの中身をいっぱい知りたくなるじゃないですか。それで好きなこととか共感して、同じ趣味だねって思ってもらいたいとか。
だから、パチスロも好きになってその機種の性格、つまりはスペックを徹底的に知るようにしたり、環境も愛せば、その環境から自分がうまく行く方法論にもたどり着く。恋愛が成熟するように。そういう意味で、愛することってとても大事なんじゃないのかなと。
だから店とか機種とかそういう全てのことを愛して徹底的に調べることかなってことを言うようにしています。
愛することってすごいロマンチックな表現ですね。
なんでそう言うようにしたかって言うと、安易な「勝ち方」を聞いてくる人ってやっぱり多いんですよ。「何で勝てるの?」とか。突き詰めたらそれって与えられた場や機種から導き出される期待値が全てなんですが、そういう堅っ苦しい事言うと、大体が「いや、そんなことよりもっと楽に勝てる方法が知りたい」みたいな顔されるんですよ(笑)
聴いてきたから細かく説明したら面倒臭そうな顔されて、「で、やっぱ月100万とか勝っちゃうの?」とか言われたり(笑)
そういうことを何百回も経験してて、さすがにもう面倒なんで、だからちょっと小洒落た言い方するようにしています。
相手を知ることで結果的に知識だったりに繋がっていくってことですね。
そうそう。本当にそういうことです。
「愛すること」よく覚えておきます!個人的に聞きたかったことなんですがヤメ時といいますか、実戦を切り上げるタイミングがわからなくて。
最近明らかに高設定を打てたんですけど、どんどん下がって最終的に-25枚で終わったってことがあって、こういうときって高設定を信じて打ちきるべきなのか、どこかでヤメる判断したりしますか?
まずそれが100%高設定だったか否か。高設定だったら設定はいくつの可能性が高かったのか。その結果が例えば設定6だったら、最終的に勝った負けたってのはどうでも良くて、高設定を打てたことに満足をするしかない。プラスの期待値を追って結果として出なかっただけなので気にしないです。…いや、気にしないと言ったらちょっと語弊があって、気にしても仕方ないって感じですかね。
ヤメ時に関しては、それが設定6であるならば、ATやら有利区間を取りきれないで終わる事がほぼ無い時間まで。非等価交換の店であれば、残り時間と現金投資の割合によって、それより早く手放すことも当然あります。今の台の設定4なんて負けても当たり前くらいに思っているので、その場合は当然もっと早く手放すこともあります。
結果的な勝ち負けより高設定で打てたっていうことが重要という感じですかね。
結果に対してウンウン悩むより、自分がそのような結果になった台の設定がいくつだったのかを悩むことに意味がある。
だってその台が例えば設定6だったら、設定6でもこういう挙動になるんだっていう知識に繋がって、今後の立ち回りの参考になるから。
負けたことから得られるものもしっかり次に繋げていくんですね。
最初に調子よく出てたから、気分が高揚して高設定だと思っちゃう…結構そういう人多いんですよ。
最初「これ6かも」って思って、ちょっと挙動が落ちていくと「あれ?4かも」って思って、最終的には「これ2だわ」とか。そんな事を何度も経験している人は、結果としての出玉に意識が行きすぎちゃっている人。大事なのはそこではない。
1回の結果ではなくてトータルの長い目で見て、ですね。
そりゃ誰だって、自分だって毎日勝ちたいですよ。だけど今の台は例え高設定であっても1日程度のスパンで言えばそんな勝率高くないから。
パチスロを打つ以上、勝ちたいっていう気持ちを消す必要はないけれど、勝つために何をするべきかっていう気持ちを先頭に持って行くべき。で、自分みたいな考え方をしてれば、それなりに収支は残るんで、それでいいんじゃないかなって思いますね。
動画で、これから足を踏み入れようとしてる方に「パチスロ生活は強く勧めはしない」と仰ってましたね。
「ホール状況、台のスペックも厳しくなってる」「自由に思えて自由ではない」等の発言で色々反響もあったかと思うんですが。
まとめサイトにも載せていただいたみたいだし、なんか当時やたらフォロワーやアクセスも増えました(笑)とてもありがたいですけど、コレって自分は昔からずっと言い続けていることなんですよ。
「こんな生活するのは自分みたいなクズが、これしか出来ないからやっているだけで、未来ある若い子がわざわざこの世界に足を踏み入れる価値はこの生活にはないよ」って。たまたまこのようなことを動画でダイレクトに発言したから反響があったのかとは思いますが。
ここで話したように、ちょっと頑張ったらパチスロで勝てるようになってズブズブとこの世界にのめり込んで、気づいたら50手前になった自分を見てください。みっともないでしょ。だから自分みたいな人間を反面教師にして、パチスロは楽しいし好きだけど、これのみで生活しようなんて考えることはやっぱりヤメようって思ってもらいたい。
そういった意味で、演者やライターとしてどのような見せ方をしていきたいとかって考えはあるんですか?
これからも自分はこのしょーもない生活は続けますけど、その姿を良く見てくださいよ…と。今はどんどん老いて、自分に子供がいたら、その子供と同じくらいの年齢の人たちと、たかがパチスロ台の取り合いを真剣な顔でしているんですよ…と。みすぼらしいですよね、恥ずかしいですよね…と。そんな自分を見せていければいいかなっていうような考えはありますね。
それこそ昔からこの生活のみっともなさは感じてはいたけれど、そのみっともなさを直接的に他者にも伝えやすい、感じ取ってもらいやすい年齢にはなったのかなって思います。
言いたいことが伝わりやすいというか。
そうですね、まずは54歳までは続けるって決めてるので。この年齢は尊敬していた田山さんがお亡くなりになられた年齢なんですけど、それまでは、自分の恥ずかしい姿を見せ続けて行こうかなって決めていますね。
54歳になったらそれ以降はもう辞めてしまうんですか?
いやいや、とりあえずどんなに状況が厳しくなっても54歳までは続けよう…ってな目標です。田山さんがどんなことを思って生涯を終えたのか、自分も54歳になれば少しはわかるのかなって。
まぁ54歳を超えても自分は今さら戻れるところもないから続けちゃうでしょうけれどね。一生負い目を感じながら。
「エキスパート」しのけん編 第3回でした!
今回は「運が良いことと負けること」や「愛すること」など哲学的な話がたくさん聞けた回でした。
しのけんさんのありがたいお言葉を胸に刻んで今後の立ち回りの参考にしていきたいですね。
さて次回はいよいよ最終回です!
しのけんさんが好きなゆるキャラの話で盛り上がりました。プライベート写真もたくさん登場します!
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