しのけんが「パチスロ界のレジェンド」と呼ばれるまでを当時の資料と共に振り返る!! (3/3)
人気者ならではの!?突然の「聴取」
ここからはちょっと驚きのアクシデントの話ですこれまでと毛色が全然違うんですが、アクシデントで聴取を受けたとありますが。
これは朝いきなり双葉社からプラントピアに「しのけんを聴取したいって警察が来た」って連絡があって、慌ててプラントピアからうちに電話があったんですよね。
突然で皆さん驚いたでしょうね。何の聴取だったんですか?
某殺人事件です。
殺人事件の聴取ですか?
事件の犯人がスロプロのようなことをしていて、自分はしのけんと飲みに行ったりする仲で「俺はいずれライターになるから今の生活を認めてくれ」みたいに奥さんに言ってたようなんです。
奥さんとのメールの中でも「今日はしのけんと飲みに行って「お前はなかなかの逸材だからこのまま頑張れ」とか言ってくれたからもう少し頑張りたい」って虚言を言い続けてて…
警察が彼を捕まえたとき連絡履歴の中に自分の名前がいっぱい出てきたのでその犯人のことをいろいろ知ってると思われて、これは本当なのか聞きたいと…
犯人からするとしのけんさんは尊敬してる人だったんですね。
だからといって聴取も困りますが…
尊敬というより利用されただけかと…
実際に犯人とは繋がりはないんですよね?
はい。完全な作り話、虚言ですね。
借金もかなりあったみたいで、犯人が奥さんにパチスロ生活の正当性を作るために、そんな虚言を言い続けて、誤魔化しきれなくなって…みたいな感じです。
それにしてもあまりにも自分勝手な犯行ですよね。
そういう流れでニュースにもなった事件の犯人に勝手に名前を使われてたのは物凄く考えるものがありまして…
本当にこのまま…多少なりともそういう悪い影響力というか怖い影響力を与えてしまう自分でいいのかとか。
有名になってもこういう事件に絡むことって中々ありませんよね。
だと思うんですが…本当に驚きましたね。
どちらかというと、自分はこれでいいのか…とそういう気持ちになりましたね。
しのけんが好きな「ライター」と「尊敬するあの人」を語る!
続いて好きなライターさんでチェロスさんを挙げられてますが、どういったところが好きですか?
意図的に面白いことを言える、喋りが上手いライターさんっていっぱいいると思うんですけど、チェロス君はパチスロの歴史もちゃんと通ってきてそれを笑いに昇華できる…経験と知識を持った業界唯一の人間かなっていうところですね。
喋りもうまいし、この業界に対する熱い思いも持ってるし、台のコレクターみたいなマニアックなところも持ってるし、総合的にこの業界を面白く表現できる数少ない人って意味で全く自分とは別ジャンルなんですけどすごい人だなと思ってます。
そしてもう1人が飛鳥一平さんですね。
そうですね。その方はその…パチプロとして勝ち方とかをドヤって書くライターさんがいる中でちょっと影のある文章というか、いつも頼るのは青い錠剤、ハルシオンに依存しちゃってたりとか、後は孤児院育ちっていうバックボーンとかそういう哀愁のある部分っていうのがちょっと…他の誌上プロの中では抜きん出ていて。
尊敬っていうかなんていうかな…今でいうライターとは違う、影が強いところが印象に残っている方という感じですかね。
尊敬している田山さんも時期的には少し前くらいですよね。
田山さんはライターとかっていう次元の尊敬ではなくてもう別格なので…
好きというのとは違う?
はい…自分の人生を形成した1人なのでっていう感じですね。
それはいわゆる生き方として影響を受けたという感じですか?
そもそもパチプロみたいな人が日記を書いてどうこうっていうベースを作った一番最初の方でもあるし、文章力やらそのホールに対する…一般のユーザーに対する…なんていうのかな…
考え方とか全ての面で理論的なことは置いて、「天の上の方」って尊敬してます。憧れてますし目指すべきとこなのかなって。
続いてご自身の番組にゲストで呼ぶならBOSSさん。
まあそうですね(笑)
やっぱり旅打ちの印象はすごい強いですよね。
やれればやりたいんですけど…
もしやるなら今どういうのをやりたいですか?
理想はBOSSってタクシーの運転手さんなのでタクシー乗って旅打ちしたいですね(笑)
面白そうですね(笑)
ぜひ見てみたいです。
絶対面白いと思う(笑)
最後にデビュー記事と一緒に記念撮影させていただきました!「エキスパート」しのけん編 第1回でした!
今回はプラントピアさんのオフィスにお邪魔してインタビューさせていただきました。
当時の貴重な資料も用意していただき、ありがとうございました!
次回はしのけんさんの「スロット」のお話をお送りします!お楽しみに。
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