動画向きの機種はGOD、演者力を試されるジャグラー、注目の演者はナシ、鬼Dイッチーとディレクター視点でスロットの話! (2/5)
若手演者に必要なのは「忍耐と折れないハート」
若手演者必見!?ここからは演者さんについてお伺いします。
「好きなライターさんが読者の頃は魚拓さん、ういちさん、中武さん、万発さん」と、いわゆるガイドライターですね。
そうですね。僕ら世代はガイドが大好きな人が多いと思うんですけど。
単純にパチンコ動画を見るようになった時代も、その人たちがエースとして、というかその人たちの動画しかなかった時代ですよね。
なので、僕らの中でも「スーパースターの人たち」みたいな感じで、それで実際にお仕事したり会ったりするようになって、もちろん今でも好きですけど「演者として好き」みたいなのはちょっと違うかな、と。
そこが「注目している演者:今はいない」
特にいないですね。
「みんな違ってみんないい」みたいな。「特に誰がいい!」みたいなのはないですね。
ディレクター視点から見て、今の演者に必要な能力ってなんですか?
それもよく聞かれますけどね。今の子たちに圧倒的に足らないのは忍耐だと思いますね。
すぐ折れる。例えばそれは「パチスロで勝ったり負けたりで折れる」とかはまだいいんですけど「トークの中で先輩の面白さに対して折れる」みたいな。「俺の方がやってやろう!」という感じがないですね。一歩引いて「あ~、そっすね~」みたいになりがちなんですよ。
「それじゃ、一生そのままだぞ」って。
先輩が面白いことをガーッと言ってきたときに返せるか返せないか、みたいな。
そうですね。返しても弱い、みたいな。
だから注目している若手がいない、というのもあるんですけど。なかなかいい人が出てこないですよね。
それこそ、今一番若手でいいのはJANBARI.TVのジロウが一番いいですよ。ジロウには正直驚きましたから。「こら、すげえ」って
それは先ほど仰っていた「返しの部分」であったり。
会うまでは動画も見たことなかったんですよ。ウワサだけしか知らなくて。実際パチテレ!で一緒に仕事したんですけど。「これは勘のいい子だ」と。
それに根性もあるし。こっちの強いフリとか人からの強いフリに対して折れないハートを持っているから「久しぶりにこういう若者を見たな」って。
業界としても、こういうタイプが次にドンドン出てこないと…
そうですね。他業種では色々いるんでしょうけどね。
もう、この業界に関してはいいのが出てきてないですね。
たしかに、この1~2年で一気に跳ねた若手演者っていうのも。
いないですね~。
折れない若手、お待ちしています次に、演者ではなく裏方として「ディレクターになりたい」って人に必要な要素や能力って何ですか?
う~ん、すごく難しいですけど…まあ、いっぱいあるんですよね。
まず忍耐は大事だし、あとは折れないハートと。
それと、若い時によくやっちゃうのが「自分が提示したモノが絶対に面白いっていうものを誇示したがる」というか。
あ~、自意識の高い感じですね。
そうですね。自身を誇示したがる、というか。
例えるなら、若いときってどんなに世間が認めなくても、自分が作った料理を「美味しいだろ!美味しいだろ!」って言って出してくるんですよ。でも、そうじゃなくて。こちら側は料理人なんで相手が「美味しい、ほしい」ってモノも作らなきゃいけない、っていうところに気づけるところ。
「折れない心と頑固は違うぞ」と。
エゴを出し続けるのは違う、と。
僕は映像ディレクターに関しては、エゴはいらないと思ってます。
例えば映画とか、特質的なモノなら別にあってもいいんですけど、僕らが出しているのは大衆娯楽じゃないですか。
いかに多くのパーセンテージに「面白い」と言ってもらえるかが大事なんですよ。そこに自分の例えば『僕は激辛ラーメンが好きなんで、あなたにも激辛ラーメン食べて欲しいんです!』って言っても辛いモノが苦手な人には受け入れられないじゃないですか?
辛いのが苦手な人には受け入れられないですね。
だから、僕らは限りなく日本人が全員好きであろう醤油ラーメンを出すべきなんですよ。そういうことをずっと心がけていますね。
「相手の欲しい物を出してあげる」それが大事かな。
そこに「え!?そんなの食べたことがないよ!」っていうスパイスが入っていれば尚良し。ってことじゃないですかね。「コショウをかけたらこんなに美味しくなるんだよ」っていうのが。それが「自分がしゃべった」っていう「成すまま」のつくりかもしれないです。
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