「それでもポジティブに」ホール経営者が伝えたいこととは?ガリぞうが北海道の自粛中ホールに現在の状況を聞いてきた (1/4)
ガリぞう
北海道出身のパチスロライター兼パチスロ生活者。パチスロについての自作サイト運営から、漫画原作者およびライターに。漫画「プロスロ」は16年の長期連載。現在は実稼動経験と豊富すぎる知識に基づく勝ち方、打ち方で魅せる動画で多くの支持を集める。特にジャグラーに関して圧倒的なノウハウを持つ「ジャグ神」- https://twitter.com/garizo2
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北海道在住パチスロライターのガリぞうです。
今回、営業自粛中のホールに取材をさせて頂ける機会があり、とても感銘を受けたので「ななプレス」さんに私自ら申し出て特別に記事を書かせてもらえる事になりました。
取材店舗となる旭川市「P-TOWN春光」経営者の大空太郎さんにお話を伺いました。(※5/22取材)
お久しぶりです。お忙しいところ、すみません。
いえいえ、わざわざこんな遠い所まで恐縮です。
ゴールデンウィーク前くらいから私にジャーナリズム魂が芽生え始めまして、何軒か札幌市内の自粛店舗の外観を撮りに回ったりもしたんですが、まさかこうして営業自粛中の経営者が私の取材に応じてくれるとは思っていなかったので嬉しいです。ありがとうございます。
いえいえ、こちらこそ嬉しいです。
取材前に用意していた主な質問は「お金の話」・「自粛の是非」・「withコロナ」の三つです。
世間に知ってもらいたいホール経営者の本音を聞き出せるよう、一つ一つ質問していきます。
自粛直前のホール状況、補償金について
やっぱり「店を開けたい感」はあるんですよね?
そうですね。ただ、やっぱり「緊急事態宣言が明けない限りは店も開けない」と自分の中で決めてる部分はあります。
「自分の中で」と言うからには、やはり「開けたら売り上げは立つし、本音では開けたい」と言う意味でしょうか。
それはもちろんです。
一日休むだけでも巨額の損失が出る業種でこれだけの期間休業を続ける痛みは想像を絶します。普段だとお金の話は聞きにくいですが、これは取材と割り切り聞いてみる事に。
補償はあるでしょうけど、やっぱり全然足りないんですよね?
全く足りないですね。0を一つ二つ間違えてるように思えるくらいです。
あぁ、桁が違うレベルなんですね。おそらく具体的な損害額は一般の方に伝わっていないと思います。
給付金で「二店舗あるなら200万貰えて嬉しいじゃん」くらいに思ってる人も多いんじゃないでしょうか。
ウチみたいな小さい所はまだ良いでしょうけど、大きい店舗さんなら「200でも一日分」とかになっちゃいますからね。
200万でも補填額は一日分程度……。
正直、私自身もホールの自粛による影響をそこまで重く考えていませんでした。これは傷口に塩を塗る取材になってしまうんじゃないかと罪悪感を覚えながらも引き続き聞いていきます。
自粛要請解除後も間引き営業をと言う話も聞きます。大型店ならまだしも小規模店はさらに小規模稼働になり厳しさに拍車がかかりそうですが。
ははっ(苦笑)
営業自粛前に4/18~21の四日間だけ間引きで営業してみたんですよ。ウチは設置台数が少ないですしノーマルタイプがメインなので、間引き営業したらAT機が4台だけになっちゃったんです。
「これでどれを打てって言うんだろう」って自分で思っちゃいまして。このままで間引きは無理だなと思って自粛中に20スロを1シマ増やしました。
間引き営業に対するユーザーさんからの反応はあったんですか?
どちらかと言うとネガティブな反応が多かったです。安心できるねって言う声もあったんですけど、やはり「打つ台ないじゃん」という意見が多くて。
営業自粛解禁後の間引き営業の準備も着々と進んでいました。間引き営業の期限は考えているのでしょうか。
わからないです(苦笑) 当面の間は。
ですよね。新しい生活様式とも言われてますが、「永遠に続くんじゃないか」みたいな印象もありますよね。
これが永遠となると本当に厳しいです。
間引きと言えば、元々間引かざるをえない時期もあったじゃないですか。五号機初期の一台おきにベニア板が張られたりした時代の。となると、あの時期も厳しかったんでしょうか。
きっとそうですよね。僕はその頃まだ違う業種だったので。
あのベニア板は業界の末期感がありました。
みなし機問題で一台置きじゃないと入れる台自体がないか、一台置きじゃないと感染リスクがあるかの違いなだけで、あの頃同様に間引き営業は厳しいと。
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