【貯玉・再プレイ】交換ギャップの吸収、端玉の無駄をカット…お得なサービスを活用しよう!
遊技スタイル次第で超重要になる「貯玉・再プレイ」を学ぼう
チワッス、あしのです! 普段ほとんど打たないオッサンがパチンコについて学んでゆく企画。今回は第5回目です。とりあえず前回まではスロッター向けに「パチンコとパチスロの違い」をメインに学んで来ましたが、今回はパチンコ・パチスロ問わず勝率アップに大切なこれについて。ドン!
「貯玉・再プレイ」です。
どうでしょうみなさん。使ってますか。貯玉・再プレイ。当たり前じゃんか、という声もあると思いますし、いや要らないでしょ、という声もまたあるかも知れません。思うにこれ、プレイスタイルと地域性が影響すると思います。
例えば打つお店をその日その日で変えるジプシータイプの方とマイホでじっくり腰を据えて打ち続けるジグマタイプの人では相対的に見て「貯玉・再プレイ」の重要性が全然変わってきます。あとは交換率ですね。これも地域によって違うので、例えば等価のお店とそうじゃないところでは全く違う。あとはこの連載のテーマにも直結しますが、パチスロメインの人とパチンコメインの人では「貯玉・再プレイ」の考え方もちょっと変わってくるかと思います。
というわけでひとつひとつ見ていきましょう。さあ勉強開始!
(本日のお題)
● 貯玉・再プレイを学ぶ前に
● 貯玉・再プレイの威力はこれ! メリットについて
● 貯玉・再プレイのデメリット
※以下、例によってすげえ詳しい人にはツッコミどころが満載だと思いますが、あくまで初学者向けということでご容赦をば……!
昔に比べて貯玉の価値が上がった
まずは「貯玉・再プレイ」について学ぶ前に、またちょっとだけ前提の話を。
皆さん「再プレイ手数料」って知ってます? 最近はその存在すら知らない人もいると思うのですが、昔から打ってる人はちょっと懐かしい感じがする単語かもしれません。はい、実は古来、貯玉した玉・メダルを使って遊技をする際には各店ともだいたい「手数料」というものを取られておったのですね。
これが何でかというと「交換ギャップ」の存在があるからです。ここはちょっと具体例を出して見ていきましょうか。
パチスロでいうと、例えば5.5枚交換のお店があったとして、そこで500枚のメダルを借りたらトントンにするのに550枚のメダルを交換する必要があります。借りた分に対して交換した分が110%でやっとトントン。これをホール用語で「11割分岐営業」などと言います。この場合、ホールは貸出機から出た分のメダルをそのまま出玉として還元しても10%は黒字になります。
では7枚だとどうでしょう。この場合は「14割分岐営業」になるので、貸出機から出た分をそのまま出玉として還元すると40%の黒。これは明らかにボッタクリなんでマゾしか通いませんね。なのでお店もそれを踏まえて設定表を組むわけです。あたり前田は顔面センター! イエーイ! 5.5枚の店より7枚の店の方が平均設定高い!(あくまで理論上です)
しかし、ここでまたコナンくんの登場です。あれれぇ。変じゃない蘭姉ちゃん。貯玉・再プレイは貸出機通ってなくない……?
はい。そうですね。もはや皆まで語る必要もないかも知れませんが、上記の説明はあくまで「貸出機を通して借りた分」と「交換した分」の話なので、貯玉・再プレイを利用した際は全然話が変わってきます。暴論かもしれませんが、14割分岐営業においては現金よりもメダル遊技の方が4割ほどお得。交換ギャップが働きません。
お店は14割で設定を組んでるのに、貯玉・再プレイがあるとズレが生じる。なので過去、日本中のホールではそのギャップの分を「再プレイ手数料」として徴収するのが一般的でございました。
そしてそれは、とても自然な事だった、のですが。なんと2012年に、これが警察から突っ込まれます。何がどう突っ込まれたのかを語るとめちゃ長くなるんで割愛しますが、全日遊連(ホール組合の偉い所)も「たしかにそうかもしれん」という事でこれを受け入れ手数料撤廃の動きが加速。
現在では(オイラが知る限り)手数料取ってるホールはもうありません。あるのかもしれませんが、そこはもうそっとしておいてあげてください。
重要なのは「貸出機を通った玉」と「貯玉」で価値が違う事です。以前は「手数料」という形でギャップを吸収しておりましたが、今はそれがない。つまりは貯玉の威力が上がっとるわけですな。
2012年以降は再プレイに上限がついたり、あるいは上限が低くなったりと、万能ではない点に注意です!
貯玉・再プレイの威力はこれ! メリットについて
さて、再プレイ手数料撤廃。みなさんどうですかね。ホール経営者だとして、その状況になったらどうします? オイラがもしその立場だったら「んならもう再プレイなんぞ辞めてまえ」ってなると思います。
よっぽど等価交換だったらアレですが、今は等価禁止の地域もあるわけですし。にも関わらず再プレイ可能な店がこれほど一般的であり続けているのは、ひとえに「便利だから」「お得だから」に他なりません。
ある店と無い店だったらある店を選ぶ人も多いと思いますし、ほんとホールとしては目の上のたんこぶみたいなサービスなんでしょうが、ユーザーとしてはマジで有り難い。
それを踏まえて。貯玉・再プレイのメリットを挙げてみましょう。
① 交換ギャップを吸収してくれる
まずこれですね。上の説明通り。特に再プレイ手数料撤廃後は、相対的に再プレイの威力が増しております。考えてもみれば、貯玉ありの店ならありの店なりに、利用率などを見ながらその分を算入して損益分岐点を決め設定を組むわけです。
つまり「貯玉のある店は貯玉ありきの設定」になってるので、使わない時点でもうマイナススタートです。カード作るのがどうしても嫌な場合を除き、ぜひ使って下さい。ただし等価店の場合はこのメリットはありません!
② 端玉の無駄が発生しない
オイラは今パチンコを打たないんでアレですが、例えば都内の場合一般的には小景品が1,000円なので、28個交換の場合はうっかりするとたぶん最大で279玉の端玉あるいは不足玉が出る事になります。
1玉足りないとかだとどっかから拾ってくれば解決なんですが計量中はそんな暇もないしまず出禁になるんでやめときましょう。
パチスロの場合はこれを回避するために何枚か残して計量にのぞみ、余った分をジャグラーにブチ込むというのが一般的ですが、パチの場合は恐らく厳しいんで素直に貯玉を使いましょう。
50個ずつ貯玉しても、100日行けば5,000玉です。10年なら5万玉。長者ドンです。
③ ATM手数料が要らない
これも何気に大切。何が大切かと言うと「ATM手数料」です。
馬鹿げた話に聴こえるかもしれませんが、パチンコ・パチスロ収支表に「その日のコーヒー代」をチェックしてる人はいてもATM手数料をチェックしてる人はあんまりいません。
毎日必ず下ろす人はそんなに居ないかも知れませんがオイラはたぶんパチンコ・パチスロの前には1/4くらいの確率で下ろしてますし、年間200日くらいは稼働してるんで概算で年間50回。210円だとして毎年10,500円は無駄にしてます。10年なら10万円オーバーの節約。長者ドンです。
④ 収支チェックが簡単
オイラのようなボンクラはよく「あれ今日あの台に幾ら使ったっけ」みたいなことがあります。
飯も食わずにずっと打ってると脳がメロンパンみたいになるんでこれはもうしょうがないのですが、貯玉・再プレイを利用するとそういう「収支の転記ミス」がなくなります。勝ちにこだわる上では地味に大事ですね!
パッと思いつくのはこの辺。特にパチンコの場合は端玉の処理が大変面倒臭いと思うので、パチスロよりその重要性は高いです。
収支チェックに関してはパチンコの場合、パチスロと違って貸し出しが200円単位というのがボディブローのように効いてくるのが予想されます。1,000円単位でも家に帰ったら忘れちまうのにジャリ銭はやばいッス。
稼働終了後に即収支アプリに転記すればこの辺は解決なんですけども、3日くらい纏めて付けるクセがある人は貯玉を利用した方がストレスフリーでしょう。
んでは次! 最後にデメリットについて!
決して万能じゃないぜ! 貯玉・再プレイのデメリット!
ここまでで「貯玉最強じゃん! 使おう!」と思った方もいらっしゃるかと思いますが、ちょっと待った。免許取るときに学んだと思いますが「かもしれない運転」は凄い大事です。注意一秒怪我一生。ヒヤリハットなシチュエーションも無きにしもあらず。というわけで貯玉・再プレイのデメリットについて!
① ホールの閉店
まず一番リスキーなのがこれですね。実は貯玉に関しては「貯玉補償基金」というところに加盟してるホールの場合は保証してくれるみたいなのですが、店舗カバー率は100%ではないと思います。
そしてこれ、何気に上限もあります。リスクを完全に防ぐ手立ては残念ながら存在しないので、貯玉が巨額になりすぎないように管理するのが良でしょう。
また、ここのリスクに関してはカード枚数が増えれば増えるほど比例してリスクが高くなる点にも注意!
② カードの紛失・盗難
これもマジで危ないやつです。単純に失くしただけだったら再発行というリーサルウェポンがあるのですが、ぶっちゃけそのまま使われてた場合は自己責任ということで恐らく保証は受けられません(受けれたらいくらでも自作自演できちゃう)。
せめてパスワードは他の人から推測されないものにしましょう。7777とかにしてたら2秒でバレます。
③ カードの管理
特にいろんなお店で稼働するジプシータイプの人が直面する問題。
オイラはどっちかというとジグマタイプなのですが、それでも今調べたら会員カードが10店舗ぶんくらいありました。
特定日狙いで稼働してる人とかは50枚くらいあってもおかしくないです。その枚数の貯玉を管理するとなるともはやエクセルの出番になるんで、ある程度の覚悟は必要だと思います。
あと枚数が増えると持ち運びが面倒臭いとか色々あるかもしれません。またカード枚数が増えると2つ上で解説した「ホール閉店」のリスクも増大します。
④ 個人情報の提供
これもカード枚数が増えれば増えるだけ抱えるリスクです。何気に無視できないというか、これがイヤで貯玉・再プレイ用のカードを作ってない人も結構いるかと思いますが、要するに「ホールに個人情報を渡したくない」というものですね。
これに関してはオイラの方から「大丈夫だよ!」と言う性質のものでもないですし、個々の判断に任せる事になります。どうしても嫌ならもう仕方ないです。
はい! 以上。ここまで書いて言うのも何ですがオイラ自身はパチスロ打ってる時には「交換する瞬間が一番楽しい」と思ってます。なので基本的には端玉の処理のみこれを利用しているのですが、おそらく今までの累計で考えると恐ろしい金額、交換ギャップで損してると思います。
パチンコをはじめるこのタイミングは、その辺の姿勢もまた正す絶好のチャンスですし、意識して正していきたい所存です!
貯玉に関しては「やった方がお得!」というのはみんなあると思うのですが、現金に比べてひと手間かかるのは間違いないのでそこがネックになってる人も多いかもしれません。
パチスロの場合は少なくとも端玉の処理自体はかなり簡単なのでここが問題視されることはないですが、パチンコはそうもいかない。ギャップと端玉。両方がタッグを組むとなると、これは流石に貯玉・再プレイを利用したほうが良いかもしれませんね。
さて、そろそろ来週あたり実際に何か打ちに行きたいのだけども、果たしてお店は開いてるのか。どうなる、連載!
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