何故時代のトレンドである「高速消化タイプ」にしなかったのか?「転落式」採用における「漆黒」の影響や、派手な新筐体の「データランプが見えない問題」など色々とニューギンへ聞いてみた!【花の慶次 蓮 インタビュー】 (3/5)
シリーズ初の専用筐体を”着脱式”にした3つの理由とは?
それでは次にシリーズ初の専用筐体についてお伺いしたいと思います。こちらかなりインパクトの強い筐体ですが、朱槍とロゴが着脱式になっているんですよね。
そうですね。
「蓮」だけではなく、今後出てくるであろう機種にも柔軟に対応できるようにそういう形にしています。
今後のラインナップは残念ながらまだ言えませんが、専用枠がつくような機械も今後出てくると思っていただければと思います。
そのための着脱式。専用筐体というよりスタマイズ性のある新筐体といった感じですね。
今までの慶次は専用筐体ではありませんでしたが、例えば「斬」の時は金ピカに、「X」の時は「ReLF枠」など、実は慶次を出す際は毎回「新枠」として登場してまして。
開発をする際に専用筐体にするか否かという話は毎回出るんですが、ホールさんの負担を考えると盤面を取り替えるだけで済む汎用枠のほうが使い勝手がいいと思うので。
あくまでホールさんへの負担も考えた新筐体になっていると。
あとは、専用枠って他のメーカーさんも出されていると思うんですが、やっぱり「重量」はかなり気にしてまして。
ド派手にすればするほど重くなってしまいますからね。
やっぱり入替作業でホールさんが相当苦労しているのは我々としても把握していたところではあるので。
重い部分は取り外して移動ができるとホール運営的にもやりやすいかな、というところも実は一つ理由としてありますね。
先ほど試打室で外されているパーツを見ましたけど、槍とロゴが外れるとかなりスッキリした筐体になっていますよね。
そうなんです。実は槍とロゴを外した筐体って以前の「Relf枠」より軽いんですよ。
では設置も結構簡単にできるようになっていると。
そうです!
このパーツは大体8kgぐらいなので、取り付け作業における体力的な負担もかなり減っていると思います。
なんなら、僕ら自身も腰やられちゃうんで(笑)
話は変わりますが、「天撃ボタン」というデバイスは、やはり「天運ボタン」の好評を得て復活したのでしょうか?
「天運ボタン」がすごく好評だったから採用したというのも大きな理由ですね。
新しい枠を作るにあたって、やっぱり業界の中で一番強い振動、ユーザーにビクッとしてもらえるような振動を作りたいというところがあって。
そうなってくると、「LINKAGE」も非常に面白いデバイスかなとは思っているんですが、押し込むということはモーターが横向きに設定されるんですよ。
「LINKAGEレバー」を押し込んだ時に一番振動を感じるポジションにモーターが。
そうですね。「Relf枠」はレバーに力を入れていたのでその位置に震源がありましたが、その位置関係だとレバーを押し込む時以外は振動が伝わりにくくなっていまして。
「Relf枠」の振動も相当レベル高いと思いますが、あれの上を求めているんですね(笑)
強烈な振動を追求していくと、まずモーターをどこに置くかの判断で、ボタンに対して近い位置に置くことが決まりました。そして、右側のデバイスではボタンタイプのほうが遊技者にとっては押しやすい、更に面積が大きいほうが振動を感じやすいという流れで、「天撃ボタン」っていうのに行き着いたというところですね。
先ほど試打されたと思うんですが、おそらく業界の中で一番強烈な振動と言えるくらいの強度になっています。
強烈すぎて、ボタンを押した時にバチッって弾かれたのかと思いました(笑)
実は、もっと打ち込んでいただくと分かってくると思うんですが、振動にもレベルが何段階かあるんですよ。
え、そうだったんですか!?
どれも振動が強いので、なかなか分からないかもしれないですが(笑)
それは強弱ですか?長さとかじゃなくて。
そうです。強弱があるんです。アツい演出の時と大当たりの時はレベルが若干違うので、そこも体感してもらえると面白いかもしれないですね。
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