ディスクアップで3600枚！推定5をツモった「消去法の立ち回り」【収支日記#26：2020年9月22日(火)～9月28日(月)】 (2/3)

9月25日：地域密着型店舗

 

APチャンネル「ガリぞうスピリッツ350」収録の為、飛行機で九州地方へ。

 

当番組は「店シバリ・半日シバリ・ジャグラーシバリで高設定をツモって勝とう」という鬼企画です。

はい、無理難題を突き付けられています。

「朝イチからジャグラー」の難易度の高さはパチスロ生活者であれば誰もが理解する所ですし、さらに店移動不可となると正解が存在しない可能性まであります。そして、仮にたどり着けた確信を持てたとしても、その頃には「ハイ、時間切れです」と半日で締められてしまうので、安定して勝てるビジョンは見えません。それでも断り文句が苦手故に引き請けてしまった以上、私なりの着地点を考え収録に挑んでいます。

 

「私なりの」とは、やはりパチスロの勝ち方を伝える事。

番組の中で誰かしらの役に立てる技術や情報を無理やりねじ込むようにしています。これは、依頼を受けた番組が対人戦だったりバラエティだったり今回のようなシバリ付きだったりと、持ち前のスキルを発揮しきれない企画と判断した際、私なりの落とし所として用意するようにしています。

この企画で用意しているネタは、私のジャグラーの稼働経験です。

ジャグラーたからこそ得られた過去の実戦経験を伝える事で誰かしらの役に立てられるように話しているつもりです。

 

そんな今回は、常連さんを大事にしてそうな地域密着型の某店。勝つ為の情報を収集しようにもネットでデータを閲覧できなかったので、読み筋も立てられていません。こうしたデータ非公開な点を見ても「外から人を集めるより地元の客を優先したい」という店側の意図を読み取れ好感が持てます。

 

それでもネットの掲示板や過去に誰かが実戦した動画を検索してみたところ、いくつか情報が見えてきました。

 

・朝イチは1G回さない

・全リセではない

・平常営業でも高設定を使っている可能性

 

ただ、集められた情報は何れも数年前までのモノなので、現在の信憑性までは保証できません。

 

前夜21時半。

下見に行って見えた事は、

 

・高設定挙動で結果を残せていない台は据え置く可能性

・データ公開していないのに稼働が高い

・アットホームな雰囲気

 

です。

これらの事前情報を元に初見の店で勝つ為に立ち回るなら、やはり据え狙いでしょうか。どの道ジャグラーシバリの企画ですし、バケ負けしている高設定挙動台を朝イチのガックンチェックで調べて全つっぱが初見の私にできる最良の動きに思えます。

 

狙い台はマイジャグラー3に2台。

6066G・BIG=19・REG=31・合成1/121のA番台と、4720G・BIG=15・REG=21・合成1/131のB番台で、何れも高設定なのだとしたら不甲斐ないチョイ浮きのまま終わっています。マイ3はマイ4よりも設定変更時にガックンしやすいので、朝イチの動きが大事になりそうです。

 

翌朝。

並び人数は21人で、私の入場抽選番号は20番。これは逆に好都合です。当企画でも過去に何度か話しているように、私は人との争いを好みません。できる限り誰かとの争いにならないよう日々立ち回っているつもりです。

 

しかし、据え狙いは誰かが可視化させてくれた高設定挙動を、自分の意思じゃなく閉店時間という強制でヤメさせられた後から狙う行為であり。もしかしたら、誰かが閉店2時間前に「ここまで粘って出なかったなら今頑張って少しでもプラスにするより明日の朝イチから据えを狙った方が得策」と考え捨てた台かもしれません。

 

だとしたら、今日も朝イチから据えを狙いに来るかもしれません。巷には、こうした後釜狙いを専門でやっている「マーク屋」という方もいらっしゃいますが、やはりこうした立ち回りをしていると争いは避けられないようです。そんな訳で、他人が打っていた台の据えを狙う際は、他に誰も狙っていない事を確認してから押さえるようにしています。

 

常連さんを大事にする店なのだとしたら、私自身が店から嫌われない為にも尚更です。古臭く甘い考えだとは重々承知ですが、昭和のパチンコ・パチスロ生活者なら理解してもらえるかもしれません。

 

入場し、まずは店内を一周。幸い2台とも朝イチから狙いに来る方はいないようなのでチェックしてみると、ガックンしやすい出目で止まっていたにも関わらず、何れも1G目はスルッと回りました。

 

 

 

そもそも何故パチスロは設定変更時にガックンするのでしょうか。

基本的にパチスロはBIG終了後等のリセット時及び設定変更時に内部の出目認識を一定の場所に戻します。しかし、実際のリールも一緒に動いて一定の場所に戻る訳じゃない為、1G目は認識の誤差を埋める為にガクッと震えてしまいます。最近の台はガックンしないように作られている機種もあるので一概には言えませんが、これがガックンという仕様の基本的な考え方です。

 

そして、パチスロにはガックンしやすい出目としにくい出目があります。ジャグラーに関して言えば、リールの切れ目が下段と枠下の間にある状態で設定変更及びBIGを終了するとガックンしにくくなります。何故なら、このリールの位置が前述の「一定の場所」だからです。リセット時に内部で認識する出目と実際の出目が一緒なら誤差がないのでガックンする必要もありません。逆に一定の場所から遠い位置(順回転から見て遠い位置は枠上・上段辺り)だとガックンしやすくなります。

 

2台とも据えの可能性が高まりましたが、1G回されて偶然同じ出目で停止している可能性もあるので、他機種の朝イチ状態をチェックして「今も朝イチ対策が弱いのか」を確認してみます。すると、Re:ゼロで朝イチ状態のまま有利区間ランプが消えている台と点いたままの台を発見。やはり今も朝イチ対策は弱く、全リセでもないようです。ならば2台とも据えの可能性が高いので、前日6000G・BIG=19・REG=31・合成1/121のA番台から実戦開始です。

 

 

※*印はチェリー重複の意。

 

当たりが重いですが、それでも粘っていられる理由は事前情報の確度です。それなりに自信を持って追える根拠を作り込めたのですから、800G程度の数字には惑わされずに打てます。

 

 

 

食事休憩がてらもう1台の据え狙いだったマイ3の状況を見てみると、やはり順調な様子。まだまだ根拠に自信を持って挑めそうです。

 

 

 

 

ブドウ確率は微妙ですが、単独REGも非重複チェリーも設定6以上のまま推移し、投資分を回収しかけてこれからプラス域へと言うところで時間切れに。差枚数にして-114枚ですか。やはりこの企画のハードルは高いようです。

 

帰り際、お声掛け頂いた常連さんらしき方の1人から「この店は6使わないから。あっても4・5止まりだよ。」との意見を頂戴しました。それが事実かどうかは知る由もありませんが、その一言で今回の私の読み筋に自信を上乗せできました。店側だって設定6よりも設定4・5の方が据え置きやすいでしょうし、常連さんに細く長く遊んでもらいたい意思が読み取れますから。むしろ私はこういう店を率先して狙う立ち回りを地元でやっている訳で。鬼企画によりプラスの結果は残せませんでしたが、収録案件らしからぬ数少ない「再戦希望」を出したい一戦でした。

 

尚、この収録実戦は既に動画でも公開されています。映像でも観てみたいという方はコチラからご視聴のほどよろしくお願いします。

 

「ガリぞうスピリッツ350」ジャグラーしばりで高設定か否かを見極める！

https://youtu.be/F3arNIo3liw