天草ヤスヲが新事業をプロデュース!「宣伝しない広告漫画」とは? (2/3)
後輩にも本を読んで学んでほしい!
編集部員とヤツさんは趣味が合うみたいです好きな映画で挙げられた「インファナルアフェア」も僕好きなんですが、これもアツい映画ですよね。
※インファナル・アフェア:2002年の香港映画で、香港ノワールの代表的作品。潜入捜査官としてマフィアに入り込むヤンと、そのマフィアから警察に潜入するラウの物語。警官として苦悩するヤンと、組織を裏切り善人になろうとするラウが対照的に描かれている。
僕もそれを見た時に魂が震えましたね。前評判とか知らずにたまたま友達と見に行ったんですけど、「なんで日本は今こういうアツい映画が撮れないんだ!」って思いました(笑)
その時の日本の映画が「日本どうしちゃったんだよ!?」って作品が多くて(笑)。それが悪いわけじゃないですけど、もっと骨太な映画があってもいいじゃんって感じだったんです。
ひりつく感じですよね?
そうそう!その後、日本も段々刑事ものとか骨太な映画が出てきたんですけど、当時はすごい衝撃を受けました。カッコいいなって。
このシリーズの2、3も見ましたか?
見ました。でもやっぱり1が一番面白いです。1で終わっててもいいくらい。2、3も面白いですけどね。
あれはあれで別の作品として楽しめますよね。
「リング」と「らせん」みたいな感じですね。
俳優さんもめっちゃカッコ良くてシビレます!人に薦めたいことで本を挙げていただいたんですが、読んでる人のイノベーションを起こすというか、見方を変えるような感じのタイトルが並んでますね。
そうですね。僕の後輩の演者ってパチスロしか知らないんですよ。パチスロはすごい詳しいけど、人の気持ちが分からなかったり成功体験が少ないんです。
本の良さっていかにその人が人生を成功させてきたかが詰まってるじゃないですか。やっぱりそういう人の考え方とかをちゃんと勉強しといた方が良いというか、僕はその3つの本にものすごく共感したし、考え方を変えてもらった部分があるのでおススメしたいですね。
それが人生の勝算、革命のファンファーレ、感動の条件ですね。
感動の条件は僕が漫画家になるくらいの時に、講演会に行って本も買いました。
その本との出会いは何だったんですか?
スロット友達が墓石屋を起業して、そこに投資してたんですけど、その時に感銘を受けた人がいるからってことでその後援会に行ってみたんです。
その時の話が、「人は100%では感動しないけど、200%やったら絶対感動する。人は感動したら誰かに薦めるから、仕事は200%やった方がいい」みたいな感じだったんです。
なるほど。ヤッさんの200%の仕事をするというのはここからきてるんですね。
著者の永松さんは大分県でたこ焼き屋さんを経営していて、「斎藤一人」っていう長者番付1位の方の最後の弟子でもあるんです。自分も飲食店の出身なのでわかることもありましたし、ものすごく響きました。
人の信用を得るとか人に動いてもらうにはどうするか書いてあって、そこはすごい基礎にもなったなって思います。
※斎藤一人:日本の実業家で「銀座まるかん」の創業者。1993年から12年連続、長者番付10位以内。1997年・2003年と納税日本1位に。納税王と呼ばれる。
今の仕事にすごく活きてますねこういう業界では人の心をつかむのが大事ですよね。
革命のファンファーレにもやっぱり「貯信の時代」というのがありましたね。
人生の勝算は最近読んだ中で一番好きな本なんですけど、前田裕二さんがギターで流しをして小遣いを貯める経験を通して、自分のやりたいことじゃなくて、相手がしてほしいことをやってあげたことによる対価の生まれ方もあるんだって思ったそうです。
すごい少年時代ですよね。
大人でもなかなか気づけないですよね。
そうですね。しかもその後就職した証券会社の先輩がまたすごいんですよ。
部下の成績は評価に重視されないのにすごく面倒を見てくれて、何でそんなに良くしてくれるのか質問したら「一人で頑張っても、所詮億ぐらいしか稼げない。でもチームでやってたら世の中変えられるかもしれない。俺は世の中変えたいからチームでやる」って言われたそうです。
カッコ良すぎるじゃないですか。「あ、これ俺言いたいな~」って思って(笑)
カッコ良すぎでしょ(笑)
やっぱりそういう思いを持って動くって大事。少なくとも僕はそれで共感者が出てくれてますからね。
だからいつも「パチスロ漫画家だぞ?ライターの方が仕事しやすい場面がいっぱいあるんだから負けんなよ。俺が仕事取ろうと思っても、どんだけ何もなかったか…」って言ってるんですよ。
僕がやってた似顔絵のアイディアとかも後輩漫画家に譲ってるし、「すごく良い環境にあるんだから、そこで200%努力できないと絶対勝てないよ」みたいな話はしてるんで、自分でもそういう本を読んでほしいなって思いますね。
そしてマイルールではお金より信頼を稼ぐと書かれてますね。
今まで言ってきたことの繋がりになりますけど、僕は後輩とか人を使う時は絶対ギャラを払うんですけど、自分はそこで信用を得るためにタダで仕事をやったりするんです。
後輩には、「お前らはまだお金の価値がないから、タダ働きさせたらそれで終わり。でも僕は、本当はギャラが発生するのにタダ働きすることで、そこに価値が生まれる。
だからお店側も頑張ろうっていうきっかけになるし、自分への付加価値にもなるから俺は率先してやる。お前らももちろんやっていいけど、俺が使う時は絶対にお金を払う。だからしっかりやってくれ」って言ってます。
信頼の価値も教えてるんですね。
そういうお金の生み方もそうなんですけど、例えば僕が無一文になっても僕を信用してくれる人がいっぱいいたら絶対仕事くれるし、お金くれると思うんですよ。
過去に僕からたかだか10~20万を借りてバックレたやつとかいるんです。別に追い詰めたりしないですけど、そいつはもう僕の前に姿を現せられないですよね。
心臓に毛が生えてないと無理ですね。
このコロナの時も、僕のとこに色んな人が来て、合計○百万くらい貸したんですよね。そういう困ってる時に、10〜20万をバックレてたら、貸してくれてって来れないわけじゃないですか。
そういうのがもったいないなって思うんですよね。信用さえあれば「全然お前の足しになるならやるよ」って言ってあげられるのに。なので信用を失ったら弱いですよね。
いいね!する
68関連記事
ランキング
24時間
週間
月間
この記事にコメントする