黒バラリノとノリ打ち！苦手な公約取材で「知る為の投資」をした結果【収支日記#23：2020年9月1日(火)～9月7日(月)】 (3/3)

9月7日：職業選択の自由

 

この日は新しいお仕事の依頼を2つ受けたのですが、今までの付き合いから義理を欠いてしまうので、何れもお断りさせて頂く事になりました。

 

どこかに履歴書を出した訳でもなく、どこかに所属した事もない完全フリーのパチスロライターとしてお仕事の依頼を頂く事は喜ぶべき話です。しかし、やはり「パチスロの勝ち方を伝える事」、そして「義理を通す事」の2つを受け入れてもらえないお仕事は極力お断りしています。

 

基本的に私は自分に現場感以外の商品価値があるとは思っていません。また、それ以外の素人じみたスキルや知名度だけを利用した稼ぎ方ができるともしたいとも思っていません。過去21年間、どんな記事でも、どんな番組でも、(カットされていなければ)必ず何かしらの形でパチスロの勝ち方を伝えようとしているハズです。また、私は古いタイプのパチスロ生活者として長年生きてきたので、義理を欠くだろう案件も全て避けてきました。

 

ただ、実際に仕事を引き受けていなければ、どんな依頼が来ていたのか皆様には伝わりません。そこで、ここでは今までに私がお断りさせて頂いたお仕事の数々を列挙してみます。「それはワンチャンやっても良かったんじゃないか」と思える企画があれば、コメント欄に一筆よろしくお願いします。

 

 

現代家族考

 

1999年に地上波の某ワイドショーで「現代家族考」という1コーナーへの出演依頼を受けた事がありました。番組を観た事はありませんが、そのタイトルから今風の様々な生活スタイルを取り上げていると思われます。パチスロ生活者の日常を追いかけたいだけなら、その中でパチスロの勝ち方を伝えられそうですし引き受けた可能性もあるのですが、番組趣旨は別にありました。タイトル通り「家族を取り上げたい」、つまりは私のみならず嫁の日常まで取り上げたいのだそうです。

 

私は必要以上の知名度を望んでいませんし、嫁本人が望まない限りはいくら積まれようが私の都合で世間に出したいとも思いません。何よりパチスロの勝ち方を伝えたい意図を汲み取ってもらえなさそうだったのでお断りさせて頂きました。

 

 

プロスロ取材

 

「プロスロ取材と称したジャグラー推し取材をやりたい」と打診を受けた事がありました。
確かに同タイトルの漫画でも動画でもジャグラーを打つ機会が多かったので、そのタイトルを使えばジャグ推し取材には向いているかもしれません。むしろ、私とジャグラーを紐づけた商売としては完成度が高いようにも思います。

 

ただ、私はライター業を二の次に日々の稼働だけでも生活できる現場感が唯一の商品価値であり、勝ち方を伝えないまま知名度だけ使って副収入を得たいとは思っていないのでお断りさせて頂きました。今後もカラ取材の類いは一切受けるつもりもありません。

 

 

FLASHアニメ

 

「漫画プロスロをアニメ化したい」と打診を受けた事がありました。

ただ、そこまで制作費が出る話でもないようで、アニメと言ってもFLASHを利用した疑似アニメのようで。それでも一応は出版社につないでみると、当然ながらロイヤリティの話になったようで。ただでさえ制作費を多く出せない中、ロイヤリティまで取られると厳しいという事で、「作画を変える」という代案を伝えられました。

 

「畠山耕太郎+ガリぞう」の作品にロイヤリティが発生するのなら、画を変えた新しい作品ならオリジナルとして通せるのではないかと。当時まだ原作者としては数年程度の駆け出しで、これが許される事なのか判断がつかなかった私は、漫画の主人公の先輩である某やんちゃな方に会いに行き相談してみました。

「あかんっ！　ガリさんは畠山さんと組んで単行本まで出した成功者なんだから、畠山さんとは一蓮托生であるべきで、不義理はあかんっ！」

完全にライバル誌なのに、そう真剣に怒ってくれたアッツい先輩からこの業界の義理を学び、FLASHアニメはお断りさせて頂く事になりました。これからも「勝ち方を伝える事」と「義理を欠かない」の2つだけは守ってお仕事をしていきたいです。

 

 

以上です。

動画だと広告規制や尺の関係でカットせざるをえない部分も載せられる実戦記に「勝ち方を伝える光明」が見えるように感じています。これからも収録中に伝えられなかった部分や、有料記事では取り上げにくい突っ込んだ話も当企画でお伝えしていけたらと思います。
お楽しみに。