思わせぶりな「北斗無双」赤ら顔の「仕置人」憧れのあのコ達とマジで付き合えると思った…からの大どんでん返し!「ちょっと待った!」をかけたのは緑色のアイツ!?
「緑カットイン」という名の絶望
僕らが最初に叩きつけられたのは、いつ頃だったであろうか……。
「緑カットイン」という名の絶望を。
「もしかして?」と期待させ、「そうなの?」と高められ、「イケるんじゃないの!?」と盛り上がり、「間違いない!」と確信に至ったところで「よろしくお願いしまーす!!」とボタンプーーーーッシュ!!!!!!!!
はい、まさかの、緑カットイン。
はい、もはや、絶望♪
もうね、今までのことはなんだったのっていうくらいの絶望をあの緑は叩きつけるわけです。
それはあたかも、脈ありだと確信した女に満を持して告白したのに、あまりにも無下に断られたときに叩きつけられる絶望の如く。
例えば、会うたびに服装や髪型が変わっていく女性のように、保留を青、緑、赤と変化させて「もしかして?」と思わせる。すると「あとX秒」と赤ら顔(赤い文字)でこちらに何かを伝える予告。拳に口づけをして「ハートマーク」を送りつけるアイン、燃えるような眼差しで「NEXT」=「次もまた」と伝えるバット。
「そうなの?」となってるところに閉まったトビラは赤ら顔で、恋の予感は「100」パーセント! 覚醒! これ「イケるんじゃないの?」と盛り上がったところに「熱」の文字! まさかこれって「運命の女(ひと)」?……いやいや、そんなに簡単じゃないけれど、決戦系最強の「北斗琉拳」。タイトルもセリフも赤ら顔で奥義発動となれば、これはもう「間違いない!」との確信に至り、キリンで僕らに祝福を「よろしくお願いしまーす!!」とボタンプーーーーッシュ!!!!!!!!
はい、まさかの、緑カットイン。
はい、もはや、絶望♪
で、案の定、ハズレで「You are shock!」言うてる場合かっ!!
いやいや、そういう感じだったじゃなーい!
俺の気を引かせるように、会うたび服装や髪型を変えてきてたし。なんか伝える前には赤ら顔になるし。メールに「ハートマーク」を付けてきたり、燃えるような熱い眼差しで「次もまた」って言ってきたり。一緒にいて「熱くなってきちゃった」なんて言われたら、そりゃもう「間違いない!」ってなるでしょー! それで「付き合ってください! よろしくお願いしまーす!!」って告白ーーーー!!!!!!!!
はい、まさかの、「そういうんじゃないんで」って返事。
はい、もはや、絶望♪
そういうんじゃないんだったら、そういうんじゃないって素振りを見せてこい!女!!
例えば、会うたびに服装や髪型が変わっていく女性のように、保留を青、緑、赤と変化させて「もしかして?」と思わせる。すると赤ら顔(赤い虎)でこちらに何かを伝えるカウントダウン。「ゾクゾクするぜ」と言ってきたり、「どうか。。。」と書いた手紙を送ってきたり。「そうなの?」となっているところに閉まった障子は赤ら顔で、電撃走る!
まさかこれって「真剣ZONE」?……いやいや、そんなに簡単じゃない上に、デブの金轟が出てきたんだけど、倒せるの?……あ、倒した。出陣!実写リーチ! キャラは鉄だけど、初めての共同作業、激熱共闘で一緒に骨外しをしちゃうんでしょ! なんなら3ピ……いやいや、3人共闘でもこちらはもちろんウェルカムよ! さあ、どうなの? どうなのよ?……え!? 鉄の単独? マジで? うーん……そこで、ボタンプッシュ。
はい、納得の、緑カットイン。
はい、もはや、予定調和♪
そう、納得の緑カットインってのもあるんですよ!展開次第で脈なしとなればね!!
俺の気を引かせるように、会うたびに服装や髪型を変えてきたし。なんか伝える前には赤ら顔になるし。「ゾクゾクする」とか言い出したり、「どうか。。。」と甘えてきたりして、「真剣」な恋に発展するかもって思ったけど、「一緒に骨外し……あ、いや、マッサージする?」って言っても、してくれなかったし、「なんなら友だちを呼んで3ピ……いやいや、3人でマッサージしあっちゃう?」って提案しても無視されたし。一か八か、「付き合ってください! よろしくお願いしまーす!!」って告白したけど。
はい、納得の、「そういうんじゃないんで」って返事。
はい、もはや、予定調和♪
最初は脈ありかと思ったけど、途中からそういうんじゃないって素振りを見せてきたから、わかってたよ!女!!
つまり言いたいのは、散々盛り上げておいて絶望の淵にたたき落とす緑カットインは、脈ありと思っていた女にフラれるくらいつらいので、「やっぱ脈ないかなぁ……」って少しずつ期待度を下げていってからの緑カットインにしていただきたいということなんです。
そんなのが1日に何度もあったら、カネよりも先にメンタルがもたないから。
ちなみに後者のような、チャンスアップかと思いきや、徐々にチャンスダウンしていってからの緑カットインを多めにしてバランスを取っていることが『仕置人』の人気の一因だと思っておりまして。カスタムを一切しないとそのバランスが絶妙だと感じております。
もちろん金カットインでハズレることはいくらでもあります。
それよりも当たりそうな展開なのに、最終決定を下される前に緑カットインという絶望を挟まれるのは、金カットインでハズレるよりもキツいんですよね。
なんていうか告白して「ごめんなさい!」といきなりフラれるよりも、「いや、そういうんじゃないんで……ごめんなさい」とワンクッション入ってフラれるほうが逆にキツいのと同じというか。いきなり崖に突き落とされる前に、冷や水を掛けられてから突き落とされるようなメンタルのつらさがあるというか。
こういう話をすると「カットインで一喜一憂したくないのなら、ボタンを押さなければいいじゃん」とか言ってくる人がいますが、そうじゃないんですよね。
時には絶望を味わいたいものですから。
だからパチンコを打っているというのもありますから。
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