天草ヤスヲの来店取材のススメ!設定確保のために奮闘する日々をアツく語る (2/3)
設定を使ってもらうために必要なのは「集客力」
ヤッさんの考える業界改革案とは?スロ業界改革案では等価交換をなくすと書かれてますね。
ちょうど都内が等価交換から5.6枚に変わる時に、まだ某店で店長をやられてた「並ばせ屋山本さん」に「5.6枚になったらどうなりますか?」って聞いたんです。
そしたら「ユーザーさんは変わらないと思ってるかもしれないけど、間違いなく設定を使うようになる!」って言い切ったんですよ。
自信がないと言い切れないですよね。
その理由をいっぱい説明してもらって、「嬉しいです!僕も設定を使ってほしいので」って言ったんです。
そしたら「天草さんがやるべきことは、設定を使ったらお客さんがいっぱい来て店が繁盛する。薄利多売だけど利益率が高かった時よりも、利益額が増してないとそれは成立しない。だから設定を使ってもらうなら集客を担保しなきゃいけない」って言われました。
ホールもお客さんもウィンウィンであるように。
「俺が来る日は絶対に赤字にするくらい設定使ってくださいっていう某演者さんみたいなやり方は結局崩壊するよ。赤字じゃなきゃいけないを押しつけすぎたら、お店は経営が成り立たない。高設定を使って経営していくモデルケースとして高設定を使って楽しめる環境を作ったら、遊びに来てくれるユーザーさんが増えるよう伝えていって欲しい。その結果、薄利多売が成り立つようにしていかなくては、結局ベタピンの方が儲かるじゃんってなっちゃうからね」って。
目から鱗というか、頭ではわかってるようでそこまで具現化してなかったんです。ユーザーの気持ちって「設定使え!赤字にしろ!」なんですけど、でもそのバランスが取れなかったら意味ないじゃんと思いました。
なのでユーザーさんとホールさんの真ん中で物事を考えようと思い始めたのがその時ですね。
そこで明確になったんですね。
そうですね。だから「設定使って人を呼ぼうぜ」っていう1GAMEの「百鬼夜行」とかは最初からイラスト応援やってるんです。
どれだけお願いしても設定使ってもらえなくて、もう無理なのかなって心が折れてた頃に、一般の方から立ち上げてホールを動かしたっていうのが、悔しいというかすごいなって思って、「応援させてください」って言いました。
まあ反対するライターさんもいましたけどね。
そういった反対の声も、より「やってやる!」という活力になったんじゃないですか?
色々思うことはあったんですけど、当時負け犬の遠吠えは嫌だから、結果を出すまではTwitterで言わないようにしたんです。
「世の中クソだ!」って言いまくってるだけのアカウントとか、そこでいいねついて満足しちゃう人っていっぱいいるじゃないですか。そうなっちゃいけないから、勝つまでこの悔しさをバネに頑張ろうと思いました。
例の大御所ライターさんにも、今は全然そういう嫌な気持ちはなくて、むしろ火をつけてくれたし、あの人なりの理論があったんだろうなと思いますね。当時は悔しいというか、気に食わなかったのがきっかけになりました(笑)
そういう経験があっての今ですね。
そうですね。なので集客のために、まだその頃は漫画家の来店がなかったので、まずはそこから作ろうと思ってよく無料でやってました。例えば閉店くんの来店があったらそれについて行って、僕という存在を知ってもらって、閉店くんのファンにイラストを描いてあげたりしてました。
そういうことを繰り返していく中で、なかなか思ったように仕事が回らなくて結構ギリギリの時があったんですよ。1年ちょっとぐらい頑張ったけど、形にするのは難しいかなと思った時に、V-PRESS動画のナオヤっていう子が「大手パチンコ店の一斉来店をやるんだけど、ヤッさんやりませんか?」って声を掛けてくれたんです。
ありがたいですね。
その時若いライター何人かで、埼玉の店舗全部で一斉に来店をすることになって、僕は上里店に行ったんですけど、「これはチャンスだ!大手パチンコ店で俺が来店をやってることを全国に知らしめれば、絶対にオファーがくる!」と思いました。
そこで僕は前ノリして挨拶して、店舗の状況をツイートして、次の日朝から打って、漫画と似顔絵をずっと描いてリアルタイムで流してっていうのを夜20時くらいまでやりました。
そしたらホールさんもユーザーさんもすごい喜んでくれて、めちゃめちゃいいねもついて、僕だけ継続になったんです。
熱意が伝わりましたね。
やっぱりこういうチャンスの時に100%の仕事をしようと思ってるようではダメなんですよ。
100%やろうとしても大体70%くらいの仕事しかできません。そこを200%やる気持ち、いただいたギャラの倍の仕事をすると「この人もう1回使いたいな」ってなるんです。
いいね!する
115関連記事
ランキング
24時間
週間
月間
この記事にコメントする