【広告規制】かつてのホールは「毎日がイベント日」だった件についてゆるく解説

【広告規制】かつてのホールは「毎日がイベント日」だった件についてゆるく解説 eyecatch-image

チワッスあしのです。

 

パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「広告規制」について。若いユーザーさんはピンとこないかも知れませんが、以前のホールは「毎日がイベント日」みたいな所も珍しくありませんでした。なぜ無くなったのか。そのへんについて一緒に勉強していきましょう。

 

 

沖スロの日、ハナビの日、吉宗の日……!

 

毎日がイベント日→ガセばかりだった

 

最近はトンと見ませんが、大昔はどのホールにも大抵「イベント日」を書いたスケジュール表みたいなポスターが貼ってあるのが常でした。曰く「月曜日はハナビの日」とか「北斗百烈デー」であるとか。この辺は店のセンス次第で、中には「3のつく日はサンサンドリームデー」とかむちゃくちゃアレな名前もありましたし、そしてそういうのが毎日あますところなく設定されているのがデフォでありました。

 

んでこれ、どこか特定のお店とかチェーンだけに限った話じゃなく、日本全国で共通。あたりまえの事だったんですね。もちろん中にはそういうのをやってなかったお店もあるかもしれませんが、基本は「やってた」と思います。

 

で、実際それで示唆されてた機種が出てたのかというと、まあ大半のお店は「嘘っこ」でありまして、特に4号機時代はベタピンでも新台さえ買っときゃお客さんが普通に入ってくる状況だったのもあり、イベントの名前自体にはほぼ意味がなく。単純に賑やかしの意味しかなかったわけです。当然それらは「折込広告」の形で各家庭に新聞とともに配達されるわけで、日曜日のお父さんとかがタバコ吸いながらそれを見て「ほお、日曜日はウルトラダイナマイトフェスティバルか」「じゃあ行くか」みたいな感じで車をかっ飛ばしてホールに向かい、ベタピンのAT機を打って爆死するとか、そういうのが常態化していました。

 

そういうのはヤメようぜ、という流れはあるにはあったのですが当然守ったホールは少数。そしてあまりにも守らないホールが多かったことから、ついに警察庁より正式に怒られる事になります。その時出された通達は「ぱちんこ営業における広告、宣伝等に係る風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律違反の取締等の徹底について」です。パチンコ業界で広告規制というと、大体はコレを指します。内容はざっくり「ルール守んねぇとマジで取り締まるからな?」です。

 

 

広告規制でいろんな変化が……!

 

今後も広告規制がバージョンアップ?

 

実際の通達内容を見た所感としては「当時許されていたあらゆる広告がNGになった」という印象です。ホールとしては「何も広告打てねぇじゃねぇか!」くらいにバキバキに縛られた感じだったんじゃないかな、と、それくらい強烈でした。

 

そしてこの「広告規制」が行われてからの業界の変化は中々にスピーディかつラディカルなものでした。まず影響があったのが前述の「嘘っこイベント」が完全撤廃です。爆裂とかフィーバーといった単語を使った広告が一切消え、特定の日や曜日に何かがあるぜみたいな表記もNGに。パチンコ店から「イベント」という単語が完璧に消えてしまいました。

 

で、ホールも当然「広告活動」は行って然るべき。企業なのでその権利は間違いなくあるのですが、ただあまりにも上記のような「嘘っこのイベント」に頼りっきりだったというホールは多く。規制に引っかからない広告戦略をゼロから学んだり実行したりといった試行錯誤が始まる事になります。

 

そこで注目されたのが、いわゆるライターさんです。

 

つまり、有名なライターさんに店に来てもらってお客を呼んでもらえばいいじゃん、ですね。この「来店イベント」と呼ばれる広告活動は規制前からあったものですが、積極的にお金がブチ込まれるようになったのはホールの広告予算が浮いてからの事だと思います。その後のガイドラインの微調整により、この「来店イベント」も徐々に大ッぴらには出来なくなっていくのですが、特にルールがなかった当時を振り返り、今では「ライターバブル」と呼ばれています。バブルというのは弾けてからそう呼ばれるものなので、もちろんライターバブルも既にパチンと弾けています。

 

時を経て現在。多くのホールは広告の主戦場としてSNSを利用しています。あるいはYouTubeですね。ただこれに関しても「何日は出るぜ!」みたいなことは当然言えないので、いわゆるブランディングに活用してる所が多いようです。つまりアイドル店員さんの育成であったり、あるいは店長そのもののキャラクターで笑わせたり。自前でやるのがキツイ場合は、人気の動画演者さんに来てもらったり。また現在の所、店舗と無関係な第三者がアレする分にはルール的に問題ないので、どこどこの店はこんなに出てたよ! という情報を発信するのを専門に行うSNSアカウントまでもがあります。これを「晒し屋」さんといいます。

 

これらの流れは「広告規制」がなくてももしかしたらそうなっていたものかも知れませんが、少なくともその変容の速度は規制によって上がったハズ。もし規制がなきゃ、未だに変な広告だけバンバン打って、それ以外の広告は一切やってなかったかもしれません。

 

なお、今年は広告規制から10年。上記「広告規制」にバージョンアップの動きがあります。どうバージョンアップするか。これはもう「SNS」などのネットメディアを通じた広告に手を突っ込むためでして。これがどういう内容になるかによっては、もしかしたら10年ぶりにまたラディカルな変化が起きるのかもしれません。通達が出てみないと分からんのですが。その日はそう遠くない未来だと思います。

 

 

業界豆知識 画像3店舗が自分で広告打てるようになるのがスマートなんですけどね

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57
  • 1:2022-02-14 01:54:56最近やたらとイベントを連発してくる店があるのですが、今後の更なる規制を踏まえて今のうちにイベント日を認知させようって魂胆ですかね?

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