ガリぞうがマイジャグラー5を考察「6号機ジャグラーは根拠で立ち回れ」【収支日記#83：2021年9月28日(火)～10月4日(月)】 (3/3)

10月4日：ファンキー2最速実戦からのマイ5考察

 

稼働生活を許されたいが為に始めたパチスロ攻略ライターを丸22年続けてきて、最近特に感じる事があります。それは、「人気が仕事の邪魔をする場合もある」という事です。

 

例えば、将棋の棋士が注目されたとして、その急上昇する人気に合わせ昼食が取り沙汰されるようになったとしましょう。毎日のお昼ご飯に始まり、昔からの好物や嫌いな食べ物に関して何度も取材を受けていると、本分である将棋の研究時間が削がれてしまうでしょう。

 

例えば、塾の先生がテレビで人気を博したとしましょう。テレビ出演が増えるほど塾講師としての仕事時間は奪われますし、個別で生徒指導する際にも世間に植え付けられたイメージが邪魔をする場合もあるかもしれません。少なくとも人気が出てしまった故に本分である塾での講習に弊害が生まれてしまう事は確実です。

 

パチスロ攻略ライターの本分は「パチスロの攻略情報を伝える事」です。しかし、世間での私に対する認識が増す度、この本分を全うしにくくなってきていると感じます。好意を抱いてくださる方は私が曖昧な情報を発信しても盲信してしまいがちですし、敵意を持たれる方はどんな有益な情報でも意図的に曲解してしまいがちです。何れにしても、過度の好意や敵意は攻略情報の正確な伝達を阻害します。

 

どんな仕事にも言えるのかもしれませんが、顔や名前を出さず世間からの個人的な支持も受けずにただスキルだけを発揮している方が本分を全うしやすいんじゃないかと最近特に感じます。少なくともパチスロ攻略ライターは発信する記事や情報が最たる商品であり、ライター本人は脇役で良いのかもしれないと思うようになりました。そもそもパチスロライターには昔から無記名でやられている方も多いですしね。今回はそんな話も踏まえた上で私なりの攻略情報を綴っていきます。

 

今日は「ファンキージャグラー2」の最速実戦の収録日でした。実戦内容は既に公開されているAPチャンネルの動画をご覧頂くとして、ここではファンキー2や最近登場したマイジャグラーVについての攻略情報について発信していきます。

 

>>【動画】ファンキージャグラー2 最速実戦

 

最初にお伝えしておくと、今回のお話で伝えたい核心部分は「6号機ジャグラーはこれまで以上に数字より根拠で立ち回るべき」です。

 

まず、ファンキー2のチェリー狙い時の出玉率と通常時ブドウ確率の逆算値を見てください。

 

 

(算出条件)
・通常時チェリー狙い
・GOGO!後1BET
・1BET時ブドウ抜き
・先ペカ時チェリー抜き

 

 

設定1と6の甘さや、それ以外の設定値の曖昧さも5号機を踏襲しています。そして、マイジャグラーVのチェリー狙い時の出玉率と通常時ブドウ確率の逆算値がコチラ。

 

(算出条件)
・通常時チェリー狙い
・GOGO!後は1BET
・1BET時ブドウ抜き
・先ペカ時チェリー抜き

 

 

設定6の破格の甘さや設定5でも打てる感、そして設定1だと他機種より辛い仕様も5号機のマイジャグラーシリーズを踏襲しています。巷では6号機ジャグラーについて様々な独自調査値が流れていますが、私の算出したブドウ逆算確率は何れも設定差が小さくなっています。その真意について説明していきます。

 

6号機で初登場のジャグラー「SアイムジャグラーEX-TP」のブドウ確率逆算値はコチラ。

 

 

 

そして、5号機アイムのブドウ確率はコチラ。

 

 

 

5号機と6号機それぞれのアイムを設定5と6で1000Gずつ回してブドウ確率の平均出現回数を算出します。

 

 

 

5号機アイムを1000G回すと、ブドウ平均成立回数は設定5と6で約7.7回差になります。では6号機アイムで私の逆算値から見ると？

 

 

 

6号機アイムを1000G回すと、ブドウ平均成立回数は設定5と6で約6.9回差と、5号機よりも差が小さくなっています。「もっと設定差があるハズだ」と異論を唱える方もいるかもしれませんが、ここで5号機と6号機の決定的な差について説明していきます。

 

5号機と6号機アイムにおいて設定5と6の出玉率差は何れも約2.0%です。ボーナス確率は設定5と6でほぼ変わらず、ブドウの払い出し枚数差により出玉率にも差が設けられています。

 

基本的にパチスロは払い出し枚数の大きい小役ほど出玉率に与える影響が大きくなるので、必然と設定差も小さくなります。仮にブドウの払い出し枚数が60枚だったとすると、設定5と6でブドウ出現率による2%差を作るなら、平均成立回数は1回差にしなければなりません。具体的な確率で言うなら、設定5で1/6.0だとすると、設定6では1/5.96でなければなりません。

 

こうして払い出し枚数が多くなるほど設定差は小さくなって当然です。ブドウの払い出し枚数は5号機で7枚、6号機は8枚。残念ではありますが、6号機ジャグラーのブドウ払い出し枚数が1枚増えた時点で設定差も小さくなる事は自明の理だった訳です。

 

以上の理由により、設定差が小さくなってしまったファンキー2やマイVの私の逆算値は当たらずとも遠からずだとご理解頂けたら幸いです。

 

ここで冒頭の話に戻ります。こうした私の発信情報を信じる信じないの受け手側の振れ幅が昔よりも大きくなっているように感じます。あくまで全ての情報は「参考程度」にしておく事をお勧めします。

 

 

 

以上で今年の収支日記を終わります。皆様の2021年はどんな年だったでしょうか。私はパチスロライター歴22年目の今年が最も忙しかったように思います。来年は3分の1を完休にしたり連戦をNGにしたりで、今年以上に仕事を減らし、稼働を増やしていこうと思っています。パチスロ生活者主軸の毎日に戻ったとしても書き物のお仕事は続けていくつもりですので、今後ともパチスロライターとしてのガリぞうもよろしくお願いします。