ガリぞうが語る「収録実戦と地元稼働の違い」とは？【収支日記#77：2021年8月17日(火)～8月23日(月)】 (3/3)

8月23日：収録実戦と地元稼働の比較

 

薄野へ1人で呑みに出た日の翌朝。今日は通い慣れた店で朝イチから何かしらのジャグラーをしっぽり打つ予定でしたが、時計を見ると11時過ぎ。少し酒量が過ぎたのか、寝坊してしまいました。慌てて準備しながらも、これが収録案件だったら各方面に多大な迷惑をかけてしまっていたと胸を撫でおろします。

 

 

収録と稼働の違い①責任

 

収録実戦は動画のクオリティとホール集客という2つの使命を担っています。動画は対代理店、集客は対ホール。それぞれに対し仕事を全うすべき責任があります。この責任が時として重荷になる事もありますが、同時に私の「パチスロの勝ち方を伝えたい欲」を満たしてくれてもいます。

 

ただ、最近は加齢のせいか欲が重荷に負けているようにも感じます。勝ち方を伝える事で日々の稼働が許される使命も既に全うしたんじゃないか、だとしたら後は稼働だけで生きていても良いんじゃないかという甘えた考えに支配されがちです。やはり私は大きな責任を負えるほどの器じゃないのだと痛感し始めています。

 

今日が責任の発生しない地元稼働で良かったと安堵しながらも急いで某B店へ向かいます。到着は12時前。B店は週の頭に甘くなり、週末に向けて締めていくという昔ながらの特長があります。ここ最近は平日に抜いて週末に出すという真逆なホールが顕著に増えていますから、B店は本当に昔ながらの考え方を維持している店なのでしょう。

 

今日はアケられる月曜日。B店はアケられる台が分かりやすく、各機種で2～3台にまで絞れます。しかも競争率は低いので、朝イチから来るだけでほぼ確実に何かしらの高設定にはたどりつけます。

 

 

収録と稼働の違い②成績

 

収録実戦よりも地元の稼働の方が時給は2倍以上高くなります。店を自由に選べる事、そして競争率の低さが大きいです。「収録案件だと色に寄せられて勝ちやすいんじゃないか」と思われる方もいるかもしれませんが、それは勝つ為の連想ができていない人の考え方です。ヒラで勝てるスキルを持つパチスロ生活者にとって寄せられる状況はむしろ不利です。パチスロで勝てる最大の理由は、店全体の甘さよりも自分が打つ台の甘さです。どんなに店が甘かろうとも自分が高設定台に座れなければ勝てません。

 

仮に私色に寄せられていたとして、それは集まった他の方も知っていれば私だけの特権じゃありません。狙い台に座れず朝イチから何も打てず無駄な時間を過ごす動画を過去に何度も見せてきましたし、これが地元ならすぐに店移動しています。結果、プロスロシリーズでは現在+56,000枚ながら割で言えば102.5%しか勝てていませんし、自分だけが有利な状況を作れる地元の稼働では105%以上の成績を残せています。この結果だけを見ても、ただ勝ちたいだけなら寄せられる可能性のある収録実戦は普段の半分以下の成績しか残せないほどに不利だと分かってもらえるハズです。

 

B店で高設定を2択・3択に絞れる人は客の中でも少ないでしょう。何かの色に寄せられている事を周知されていない状況の方が勝ちやすいとベテランのパチスロ生活者なら知っていますし、だからこそ安定した高設定稼働ができています。

 

後はガックンや他部分を見たりで絞り込めるのですが、今日は遅刻の代償でどの台も少しずつ回されていたりで目星をつけられません。そんな中、Sアイムならこの2択だろうという中、その内の1台が631G・BIG=0・REG=5で捨ててあります。

 

これが私の収録案件ならまず間違いなく空かないでしょう。この競争率の低さを狙えるところも地元稼働の有利さの1つです。

 

 

※*印はチェリー重複の意。

 

1300Gほどを回し、貯玉使用上限ギリまで使ってしまいました。自力で当てたREGは3回(1/433)。ただ、前任者と合わせるとまだ設定6以上で推移していますし、何よりも2択にまで絞れている台でこのデータなのですから迷いはありません。ただ、基本的にB店のジャグラーの正解は設定5であり6までは見えないので、あまり現金が入るようであれば無理せず撤退しておくつもりです。

 

 

収録と稼働の違い③自由さ

 

これは当然の話なのですが、普段の稼働では可能な「無理せず撤退」が収録では難しくなります。収録の多くは集客も目的とした案件なので、撤退しておく事が最たる勝ち筋の場合でも打たねばならない場合も多いです。これも普段の稼働より成績を下げる原因の1つであり、あくまでガチ系エンタメと言える部分でもあります。

 

 

 

 

22時半、実戦終了。その後は追い銭もなく順調な右肩上がりで出てくれました。退店前に各シマの当たりらしき台をチェックして退店です。

 

流した出玉は1822枚。投資は貯玉から500枚ちょうどなので、+1322枚のプラスとなりました。昼から稼働で回したゲーム数も少ないからなのか、体力も余っていますし今日は下道で家路につきます。

 

 

収録と稼働の違い④体力

 

最近はカメラ前で解説したり、頻繁に席を立って読者さん視聴者さん対応をしたり、集客目的&動画のクオリティという責任を負いながらの終日実戦が本気でキツくなってきました。これが普段の稼働だとそこまで疲弊しないので、実戦+αの部分に疲労の原因があると思われます。自身の体力と相談しながらの判断になりますが、こうして元気に演者業をバリバリ続けられるのも来年いっぱいくらいまでかもしれません。

 

来週は地元の用事や呑みの予定がいくつか詰まっているので、動ける内に新たなネジロの発掘や稼働収入の捻出に頑張りたいところです。

 

 

収録と稼働の違い⑤趣味

 

仕事の都合上、加藤さん等の地元の呑み仲間以上に顔を合わせて一杯やっている方達が東京にもいます。パチスロ以外に興味を示せない私にとって、お酒は唯一の趣味みたいなモノですから、出張を減らす事でその席が減ってしまうのは忍びないとも思います。

 

私は2022年3月で50歳になります。織田信長に言わせりゃ、人生50年。これまではパチスロ打ってりゃ何とかなると考えていましたが、体力とも相談しながら今後の身の振り方を決めていかねばならない年齢になってきたのかもしれません。

 

 

 

 

以上です。ここまでネット動画が普及していても、「カチ稼働でツモったら終日実戦」を続けている年上の演者さんを私は知りません。実際に収録実戦していても、日が暮れる頃には座りながら眩暈がしたりボーナス図柄さえ見えなくなったりと、体力的に限界が近いと痛感しています。かと言って手を抜ける性格でもないですし、さらにスケジュールを緩めるか、自らの寿命を定めるか、何かしらの対策が必要だと感じ始めています。