ガリぞうが初見店で高設定を見抜いた「消去法での絞り方」とは?【収支日記#69】 (3/3)
一問百答『不測の挙動』
(※質問文は多少の修正、加筆を行なっています)
[質問]はっけよいさくら@まどカスさん
SアイムのBIG後1ゲーム目のBIG当選はジャンバリ女性ver.だと思っていたんですが、男性ver.が流れました!ガリぞう先生も経験ありますか?
[返答]
ゴージャグのジャンバリ女性ver.はBIGからの1G連BIGで流れると記憶していましたが、Sアイムに関しては条件が少し違うようです。SアイムではBIGからの1ゲームBIGじゃなく、1G連時に特殊な演出(GOGO!の周りにキャラ出現・レインボーGOGO!等)が重なった場合に女性ver.が流れるようです。
ただ、こうした予期せぬ不測の挙動(いわゆるバグ)的に見えるモノと遭遇した際、やはり不安から稼働の手が止まってしまう場合もあるでしょう。不測の状況で立ち回りに障害が出る事を懸念して、私自身や身近な人達の経験をいくつかお話ししていきます。
4号機ハナビの「たまや」ランプ
今から22年前。1列20台中、内カドの1台は設定6ながら朝イチは電源が落とされていて、他19台で最も早くBIGを7回当てた者が内カド台に移動できるイベントを行っている店がありました。アステカやビーマ等のハイスペ機種はノリ打ちの面々が狙っていて頭数的に不利だったので、私は設定6でも115%~120%程度のA400を狙う事もありました。
とある日、ハナビで早々にBIGを7回当てて内カド台に移動し、軽く減算値判別もかました後(設定6=114%)ブン回していた時の事。夜21時を過ぎた頃、レバーONと共に「たまや」が点灯。これには2つの意味で仰天です。
そもそも4号機ハナビの「たまや」は1/6抽選の後告知なので、レバーONで光る事などありません。
加えて「たまや」ランプの告知は点滅であり、点灯しっぱなしになりませんし、そんなプレミアもありません。それでも告知ランプが光っているのならと、左・中・右と七を狙うと、ボーナスは揃わず右リールの停止と共に「たまや」ランプも消灯しました。(当時はカメラ付き携帯がレアだった為、写真はありません。)
何だコレは。正規の基板じゃないんだろうか。いや、しかしここは業界最大手のホールで、かつ北海道第1号店だし、そんなリスクは犯さないでしょう。そして実際に設定6をツモれていて、頭上には7000枚のコイン。正規の基板じゃない可能性は低いですし、仮にそうだったとしても勝てる道筋はたどれている訳で。ならば問題ないだろうと、店員は呼ばずブン回す事に専念しました。この店にはその後も通い続け、大きな稼ぎを得ていました。
4号機北斗でマミヤが
4号機中期で、どの店に行ってもシマのほとんどが北斗と吉宗ばかりだった頃。1シマ20台中、2~3台の割合で設定6が入る田舎店のイベントに通い、私は毎回「北斗の拳」を狙っていました。当時のイベントにしては設定6の数が少ないので競争率も低く、ある程度読み筋も効き、しかも夜18時には台番号の発表もあるので答え合わせもできて、とても立ち回りやすい環境でした。
とある日、自信のある台選びからブン回していたら、ケンシロウの同行人がレイとマミヤになり、レバーONで「ジャラララ~」の告知音と共に缶を落とす演出が発生。
リンやバットは演出がいくつかあるのですが、レイやマミヤは無演出。そんなマミヤが度々缶を落とすのです。これはバグなのだろうか。それとも正規の基板じゃないんだろうか。確かにこの店の出玉ランキングにはノーマルタイプのハズの沖スロで2万枚の数字が羅列されています。
となると設定推測の指針としている数字(北斗の小役合算は設定1-6間:1/50~1/42)も違う可能性がありますし、出玉率だって本当は低いのかもしれません。しかし、これまでこの店に通ってきて積み上げてきた実績は相当なモノで、北斗だけで見ても何なら120%以上勝てています(四号機北斗の設定6は119.7%)。例え正規の基板であろうとなかろうと、この店ならば私の稼ぎに影響がないと判断し、その後も通い続ける事に。結果、その後も高設定をツモって勝ち続けられましたが、2008年に営業の幕を閉じ、今はガストになっています。
GOGO!ランプの電球切れ
その昔、時代は5号機中期の頃。ゴールデンウィーク中にパソコン前で記事を書いていた際、LINEの通知が届きました。
「マイジャグラー2を打ってるんですが、電球切れってあるんですか?」
そんな一文と共に写真も送られてきました。
確かにボーナス図柄が一直線ですし、MAXBETが点灯しているのでレバーやボタンにも触れていないのでしょう。それでいてGOGO!ランプが点いていません。いや、しかし豆電球時代ならいざ知らず、LED切れは相当なレアですし、そもそもマイジャグのGOGO!ランプはギザギザとGOGO!とCHANCEそれぞれで別配線のハズ。それが同時に切れるのはオカシイので、やはりこれは店側が何か細工したのではないかと現地で噂が立ったようです。
この店はグランドオープンしたてで、北海道でも有数の大きな法人なので、そんなリスクを冒すとも思えません。さすがにこれはパチスロライターの端くれとして記事にしなければと思っていたら、その方から続報が入りました。
「GOGO!の文字のみの断線でした。」
なるほど、それなら確かにGOGO!の文字のみがペカるプレミア発生だと何も光らない現象が起きてしまいます。ただ、この続報がなければ「あの店は怪しい」で結論付けてしまっていたかもしれません。
以上、3つほど例を挙げてみましたが、何れも怪しい現象が期待値の大きな欠損につながってはおらず、むしろその後も高期待値を積めている場合がほとんどでした。少なくとも今はバグ自体も少なくなりましたし、不測の事態が起きたとしてもさほど心配いらないんじゃないでしょうか。もし、どうしても不安を拭えないという場合は、私の方までご一報頂ければ可能な範囲で調べさせて頂きます。
以上です。こうして書いていると古い記憶を思い返せて、特別編も悪くないなと思えてきます。いつもの実戦記に戻った後も、不定期で特別編をやらせてもらえないか、編集部と相談してみます。
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