大崎一万発待望の「P天龍∞2」導入間近!期待度は店長の気持ち次第!?
待望のアナログ役モノ系一発機『P天龍∞2』が導入間近だ。3年前、スマッシュヒットを飛ばした『CR天龍∞』の直系後継機であり、お馴染みの3段クルーンに加え、大当り終了後「おかわり(=連チャン)」をガチ抽選する4番目のクルーンも新搭載。九龍城のごとく屹立するクルーン群の存在感と、連チャンすれば12000発を一気に吐き出す破壊力は、役モノファンのみならずとも興味をそそられずにはいられないオンリーワンのゲーム性である。
設置を待ちわびる反面、この手のアナログ機には少なからずの不安もつきまとう。ちゃんと遊べるよう運用してくれるのか。いやその前に、どれだけのホールが導入してくれるのかという、もっと大きな不安もある。釘調整がすべてであるから、アケすぎれば暴走出玉、シメすぎては吸い込むだけ。ゲーム性を殺さぬよう、ほどよく遊ばせ引っ張って、かつ適正な利益もいただく運用には、ネカセの調整や個体差把握まで含めた繊細なメンテナンス技術が必要となる。キカイ予算に汲々とするホールも多い中、運用が手間となる天龍のような台は、明確なビジョンを持って使うつもりがない場合は「パス」されてしまうのが現実と言えるだろう。
高利益率で長期運用できるから買って損はないと推す機種コンサルタント氏の意見もあったが、ただの貯金箱として設置されるのは、あまりに台が不憫。いや、そもそも遊技機は「集金端末」なのだから、正しくその職責を果たせる優秀なキカイと考えるべきか……。
いずれにしても導入してくれるホールは貴重な存在。何卒うまいこと使ってほしいと願うばかりであるが、毎度アナログ機が登場する度に嘆息するのは、現在のホール営業スタイルとの折り合いの悪さである。無制限・高価交換営業では、そのポテンシャルを引き出し、多くのプレイヤーに楽しんでもらうのは至難の業としか思えないのだ。
先代の天龍でも、お祭り騒ぎの出玉状況になったホールは少なくなかった。まさに店長の気持ちの表れであり、嬉しい限りなのだが、美味しいところをさらった多くは専業のプロたちであった。いや、それを非難するつもりはないし、手堅く勝てるアナログ機を狙うのはプロとして当然の立ち回りでもある。しかし、プロたちが去った後で打つ一般客は、ほとんど負け必然の勝負に挑まざるを得ない。それでええのか、という根本的な疑問である。せめてサービス期間中ぐらいは、打ち止め制や回数交代制にして、ベタ張りプロ以外の一般客に打たせてあげてもいいんじゃないかと思うのだ。他に代えの利かない役モノ機だけのゲーム性を一般客に体験してもらうことは、先細る市場の掘り起こしにもつながるのではないか。液晶機とは違うパチンコの魅力に気付いてもらえるチャンスではないのか。なんてことを考えてしまうのだが、メイン機でもないのに手間暇かけてらんないよ、いやそもそも買わないし!と、一蹴されてしまうのがオチ、なのかなぁ……。
また、役モノは飛び込んでナンボだから、入賞しづらい高価交換では、退屈な通常時を耐える修行のようなゲーム性になりがちである。3円交換ぐらいで薄く使ってくれたら、単なる一発逆転機には止まらない、通常時のオモシロサで打ってもらえるキカイに化けるはず。そんな夢想もするのだが、好事家の現実離れしたポジショントークなど聞きたくないと言われたら万事休すである。今はパチスロとメインの液晶連チャン機を、高価交換でガッツリ勝負する時代。天龍のような役モノ・アナログ機は、あくまでオマケである。調整や営業形態に文句などつけず、設置されるだけありがたいと思って打つしかないのかもしれない。
……と、設置が楽しみだと言いながら、辛気くさい話に終始している自分が嫌でしょうがないのだが、それだけ期待している表れだと大目に見てください。導入店様、何卒寛大な運用をお願いしたく。おかわりを決めるまでは、何が何でも打ち続ける所存です。
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