【現金機→CR機→P機】これからパチンコをはじめる人たちへ…パチンコ遊技機の変遷とスペック区分をおさらい!
パチンコを打つ前に知っておきたい基礎知識
パチスロというのはとてもとても楽しいゲームなのですが、例えば「どうしても6号機が肌に合わない」とか、あるいは「有利区間がこの世から消えるまではパチスロ打たねぇ」とか。何気にそういう声も全く無いといえばウソになるわけで。ただそう思ってる方も根本の部分ではホール通いが好きだと思うんですよね。
今の時代のパチスロにイマイチ夢中になれないからもう打たない。ホールにも行かない。この結論はあまりに寂しいので、そういう方には是非声を大にしてこういってあげたいです。「世の中にはパチンコというのもあるらしいぜ」とね。良かったら一緒に勉強しませんかと。ちょっとこのご時世なんであんまり「シャ! みんなで打ちにいくべ!」とかそういう感じでノリノリのテンションでは書きづらいですが、来たるべき平時に向けて、いまから知識だけでも入れときましょう!
ななプレスをご覧のみなさま。チワッスあしのっす。
さあ、普段パチスロばっかり打ってる40代のオッサンがパチンコを勉強してみるぞというこちらの企画。初回は企画概要の説明だったのですが、第二回目である今回からは実際によくわかんない部分を色々と学んでいきましょう!
というわけでは今回は以下のテーマで勉強していきます!
・パチンコの区分「CR」とは?
・「P機」って何?その特徴は?
・パチンコの代表的なスペック区分
※以下、ガチで詳しい人にはツッコミどころが満載の解説ですが、あくまで初学者向けという事でご容赦ください。
パチンコの区分「CR」とは?
まず質問。みなさん「CR」って何の略がご存知ですか? こんなもん知ってた所で割は1ミリも変わらないんでサラッと流しますが、正解は「良く分からん」らしいです(マジ)。過去、パチンコは100円とか500円の硬貨をブチ込んで遊ぶ事ができました。オイラもこの時代はギリギリで知ってるんですが、これを「現金機」と呼びます。んでまあこの辺を深く突っ込むとちょっとキリがないので止めときますが、現金機にはとある経理的な問題があり、そこをお上に「おい!」ってやられます。これが1980年代の話ですね。それからなんやかんやあり、直接現金をブチ込むのではなく、一旦カードを購入してからでないと遊べない、新しい貸玉システムが登場します。これを現金機に対して「CR機」と呼びました。
いまはぶっちゃけ、カードを利用してるイメージがあんまりないと思います。サンドに現金をブチ込んだら自動的にカードを買ったことになるんでその存在を意識するのって台移動と精算の時くらいですからね。でも昔パチンコを打ってた人は、自動販売機型の券売機でパッキーカードやらパニーカードやらを買ってから着座した経験がきっとあるかと思います。そう。当時も今もなんですが、現金機以外のパチンコは必ず「カードを購入してから遊んでる」んですね。
さて、上記の説明を読むと、実はホールには何の得もないのが分かります。一方でホールにカードを卸すのは別会社になるので、こうすることで経理的な不透明さは解消される。つまりお上にとってはプラスなんですね。
パチ屋さん、良く導入したなぁコレ……。と思う人もいるかも知れませんが、ここは政治的な駆け引きというか、大人の戦いがあったようです。この辺はPOKKA吉田さんの「パチンコがなくなる日 警察、民族、犯罪、業界が抱える闇と未来」(主婦の友社)を読めばなるほどねとなるでしょうし、あるいは大崎一万発さんとヒロシ・ヤングさんの著書「パチンコ滅亡論」(扶桑社)でも軽く触れられているので、興味がある方は是非どうぞ。
とうわけで「CR」というのはあくまで玉貸区分のひとつ。故に何の略かとかは無いんです。一説によると「CardReader」の略とか「CaRd」の略とかあるみたいですが、今は亡き現金機以外は全部CR機! という時代が「長く続いていました!」
ん!? 過去形? 今は違うのか!? はい。違います!
「P機」って何?その特徴は?
今は「CR機」以外にも「P機」と呼ばれるものが登場しています。これもまた何の略とかは諸説あって判然としないんですが、別に何でもいいです。CRに対応する形でPがあると考えるから何か意味があんだろうなみたいな話になるんであって、今後全てのパチンコが全部Pになるだろうと考えれば「パチンコのPで良い」みたいに落ち着くんじゃないかと個人的には思います。で、なんにせよそこをはっきりさせた所で出玉にも遊技性にも意味らしいものはゼロなんでケ・セラ・セラの精神でいきましょう。
んでこのP機。これは2018年2月に施行された風営法の規則改正後に型式試験を突破した機種ですよ、という意味で付けられております。「CR」の出自と違って貸玉区分じゃないっす。いっそ「CRP」とかじゃ駄目だったんかいのぅ……とか思ったんですが、それはそれでパロット感があるんでまあPでいいや。オッケー!
ではそのP機。従来のCR機と比べてどうなのか。ざっくり2行でまとめるとこうです。
・P機になって6段階の設定の搭載が可能になった。
・ただし出玉が少ない。
「設定の搭載」に関しては我々スロッターにとっては歓迎すべき事だと思うんですが、ふたつ目がちょっと分かんない。パチスロ的な観点でいうと「出玉」って色んな意味があります。ボーナス1回あたりの獲得枚数であったり、AT中の1Gあたりの増加速度。あるいはATあたりの平均出玉数とかね。パチンコにも確変の継続率とか、あるいは時速的な概念はあると思うんですけども、その辺に関しては別の回に改めて解説。とりあえず2018年2月版の規則以降に型式検定を突破した台は全部新基準機で、頭にPが付いとるぞと覚えておいて多分問題ないと思います。
パチスロを打つ場合、それが5.X号機なのか6号機なのかを気にせずに着座する人はそんなに居ないと思います。おそらくこのCRとPの違いもそれと同じ感じ。今は何が違うかあんまし分からんとしても、座る際は「それがCRなのかPなのか」を意識するようにした方が良いみたいです。ちなみにCR機の設置期限は2021年の1月。コロナ禍の影響で果たしてこのスケジュールが厳守されるかどうかはよく分かんなくなりそうですが、パチスロの旧基準機と同じく、もしかしたら今は、今後二度と打てない名機たちと最後に戯れる事ができる最後の瞬間に近いのかも……?
パチンコの代表的なスペック区分
さて上述の如く「型式試験の基準」による区分もあるんですが、もうひとつシステム/スペック/ゲーム性による区分もあります。パチスロで言うと4号機の頃は「A400」とか「C+ST」とか色んな表現があったものですが、今だと「ノーマル機か否か」くらいのものでしょうか(もちろんオーイズミの「パチスロ1000ちゃん」みたく「リアルボーナス+AT」を謳う機種もあります)
パチンコにも勿論こういうスペック上での区分というのがありまして、今回はそちらを解説して終わりにしましょう。なお、以下に記す区分名や確率、定義などはメディアやメーカー、ホールによって微妙に差異があります。(例・甘デジ=デジハネ/楽パチ/遊パチなど)従ってこれが絶対正義! というわけではない事だけは頭の片隅にどうか置いといてくれるとコレ幸い。へへ。オイラも初学者なのだ……!
【パチンコの代表的なスペック区分(現行機)】
以上。これで該当するやつを全部くっつけて一つの単語にすれば何となくその機種の特徴になるハズ。例えば京楽の「ぱちんこ必殺仕事人総出陣」は「小当りラッシュ搭載の甘デジ確変機」だったり、サミーの「Pガオガオキング3」は「時短突破式のライトミドルST機」となるハズ。ハズハズ言ってるのは自信が無いから。繰り返すけどオイラもまた勉強中。みんなと一緒に詳しくなる。そういった趣旨の連載ゆえ、何卒平に……。
というわけで「パチンコ、はじめます」第2回目のエントリはここまで。はじめますって言ってる割に全然はじめてねーじゃねぇかというツッコミもあるかと思いますがすいません、このご時世ゆえ。汲んで下さるとこれ幸い。そう。まずは知識をね──!
本日はCR機のなりたちとP機について。そしてスペックの違いによる機種の区分について学びました!
今はちょうど時代の移り変わりの時期で特に色んな規格が入り乱れておりますが、大きくわけてCRとPがあり、そしてその中に当たりやすい機種や出玉が大きめの機種がある、とおぼえておくと分かりやすそうですね!
次回はみんな気になるアレについて。「技術介入」の話です! お楽しみに!
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