助六はメーカーに媚びを売っている?本人が声を大にして伝えたいこととは (1/3)
助六
フリーのパチンコライター。パチンコ攻略マガジンの攻略軍団員として丁寧でわかりやすい演出解説と唯一無二のハスキーボイスでパチマガのエース級ライターとして活躍。2021年5月よりフリーライターとして活躍の場を広げている。スワローズファン。- https://twitter.com/sukeroku73kissy
- きっしー助六のパチ日記(YouTube)
- https://www.youtube.com/channel/UCcz2Y1yhR42UxbFwvPFGCmA
「エキスパート」助六編、第3回です。
今回のテーマは「パチンコ」です!3回目にしてようやくガッツリとパチンコについてお聞きしましたが、助六さんにはどうしても言いたいことがあるようです。
一番はやっぱり「慶次」
意外にデビューは遅めでしたここからはパチンコに関してお伺いしていきます。
まずは初めて打ったきっかけをあらためてお願いします。
18歳になったとき、父親に連れてってもらったんですよ。「お前も18になったんだからパチンコくらいやってみろ」って。
それで、初めて打ったのがパープルアイスですね。
パープルアイスは今回のアンケートをいただいて、初めてお聞きした名前です。
あまりメジャーな機種じゃないですからね。
しかも、ビギナーズラックでめっちゃ出たからハマったということでもなく、少し負けて「まあまあ楽しいな」くらいでした。それ以上の感情はなかったですね。
そして、そこから1~2回くらい1人でいってみたんですよ。そしたら半分カツアゲみたいなのにあったんです。
お金を取られたんですか?
そうですね。ホールで打っていたら高校の先輩に見つかって「おい、○○高校のきっしーじゃん、ちょっと1000円貸してくれない?」ってなったので「パチンコって怖いな…」と思ってしばらく行かなくなりました。
そこからしばらく時間が空いた頃にやっぱりお金ないし、親父でもちょっと勝ってるみたいだし、頑張れば勝てるかなと思って数年後から本格的に始めた感じです。
カツアゲされてから数年は打ってなかったですね。
このインタビュー企画でホールでカツアゲされた話が出るのはイトシンさんに続いて2回目です(笑)
いや~あれはなかなか強烈でしたね。
ちなみに、再開した頃に打っていたのは何ですか?
海物語6とか、初代バカボンですね。「やっぱりパチンコで勝つには海だ」みたいな感じで、とにかく皆が海海って言ってたんですよ。
そこまで海にハマってた訳ではないですけど、海物語で勝ち方を学んだ感じですね。
やっぱりメインシマを海が占めていた時代は長かったですからね。
そうですね。当時は海だけのホールとかもありましたもんね。
では、その頃からもう勝てていたんですか?
そうですね、最初から主に海とギンパラで勝っていました。
その中で一番打ち込んだのは慶次の初代なんですね。
そして生涯ベストも慶次で、最も稼げた機種も慶次と、慶次尽くしですね。
自分のライター人生の中でも慶次が一番お世話になっていますね。
それこそ、花慶の日でも呼んでいただいたり、司会をやらせていただいたりもするようになったきっかけはやっぱり初代慶次なんですよ。
それから、初代慶次って攻略面もめっちゃ効くのも大きかったです。ストロークでものすごく差がつく台だったんですよ。
そうなんですか!?
チョロ打ちすればめちゃめちゃ回る台を見つけられたんですよね。
当時、チョロ打ちすると1K33回転くらい回るホールがあったんですよ。普通に打つと27~28しか回らない台なんですけど。
そこで自分だけ毎日チョロ打ちして、ヘタすれば35~37くらい回った日もあったんです。
それはむちゃくちゃ回ってますね。
ちなみにパチンコって、店の想定外に回りすぎるとデータランプの上部に異常表示が出るんですよ。
毎回その異常表示を出しながら打っていると店員がいつもチェックに来るんですけど、何とか出禁にならずに毎日慶次を打って稼いでた時がありました。
それだけ回るのは慶次の釘の構成が独特だったんですか?
そうですね。当時の花の慶次はチョロ打ちすると通るルートが全く変わって、ものすごく回るようになっていたんです。ただ、当時は今ほどネットが普及してないから、知っている人だけ勝っているような感じでしたね。
自分以外にもたまにデータランプのエラーで呼ばれてる人がいたんですけど、そういう気づいた何人かだけがチョロ打ちですごい稼いでたと思います。
演出もものすごく面白かったんで、相当打ち込みました。3ケタは普通に勝ってましたね。
3ケタはすごいですね!
だから、休日は朝から花の慶次ですね。何なら慶次を打ってる時が一番パチマガの仕事を辞めたいなと思っていましたね。
慶次を打ってる方が稼げるからですか?
そうですね。毎日30回る台を絶対掴めていたのに、パチマガの仕事でボーダーギリギリかむしろ回らない新台を打って、さらにそのデータをまとめるのにも時間が掛かるんですよ。
「なんでこんなに回る慶次を打たないで、こんなに回らない台を打たなきゃいけないんだ」って思っていましたね(笑)
あははは(笑)
ただ、稼いでた機種の2位と3位はパチスロなんですね。
3位に挙げた初代番長は600のゾーン抜けでヤメている台が普通に落ちていて、天井狙い期待値も今より全然高いのにライバルもいなくて普通に毎日3~4台は打てていたので仕事終わりはこれでけっこう稼げていました。
それはおいしいですね。
番長は辛かったので、設定1だけじゃなく2や3の台も普通にあったんですよ。そんな台を夕方から毎日打って、平均でも日当1万円くらいは稼げていましたね。
ただ、今はハイエナで1000~2000円を争う時代じゃないですか。あの頃だからこそできた打ち方ですね。
2位にパチスロの初代北斗も挙げられていますね。
今じゃ考えられないですけど、店によっては北斗だけのフロアもあったんです。100台くらい北斗みたいな。
で、当時通ってた店で1シマ6台くらいの中で絶対1台機械割119%の設定6が使われてて、しかも朝イチで当たってクレオフした台が確定するんですけど、その台を23時まで打てるっていうイベントがあったんですよ。
それが朝の10時にホールに行っても普通に取れてましたね。1/6で6が取れてた時代だったんで、それも簡単に勝ててました。今じゃもう考えられないですね。
今はもう「6です」すら言ってくれないですからね。
あとは「何回か通ってポイントを貯めれば朝から6が打てる」とかありましたよね。
今ではできない勝ち方ばかりですね。
やっぱり昔と比べると今はキツイですよね。
パチプロの人に聞いてもみんな目線を下げて打ってますね。最近打ち始めた人にはちょっと申し訳ないくらいですけど、慶次やこのスロ2機種はケタ違いに稼げちゃってた時代でしたね。
ちなみに現行機種ベストを挙げていただいたのですが、どれも荒めのメイン機ですね。
この3機種に代表されるように、今のパチンコって盛り上がりがすごいですよね。
そうですね。何なら今までの歴史上で一番色んなスペックが出せてる良い時代だと思いますね。
勝てる勝てないは抜きにして、時代的には一番良いんじゃないでしょうか。
それこそ5号機パチスロ全盛期の頃にパチンコが下火になりかけたことを考えると、今は朝の並びで牙狼が埋まったりホールの景色が変わりましたよね。
本当に変わりましたね。そこはすごく感じます。
台の面白さの質も上がってきたような実感はありますか?
今が一番だと思います。それこそ「勝てるか?」って言われると昔に比べて物足りないですけど、今が一番面白いと思っています。
これから出る機種を見てもしばらくパチンコは安泰そうですね。
そうですね、また厳しくならないといいですけどね。
最近は「時速〇万発」って言い始めてるのが少し怖いなって思いますね。
そこは怖いですね。継続率の上限も無くなりましたし、のめり込み防止が主目的とはいえ遊タイムついちゃったりと本当にすごい時代になりましたね。
ただ、設定付きだけハマらなかったですね。
あ~、あれはハマらなかったですね!
解説する人間としては流行ってほしかったんですけどね。「ようやく演出にも意味が出てきて解説の幅が広がる!」と意気込んでいたら、できなくなっちゃいましたね。そういう意味ではレビンさんになれなかったです(笑)
いいね!する
271関連記事
ランキング
24時間
週間
月間
この記事にコメントする