セガサミー、通期業績は純損失30億円の見通し

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セガサミーホールディングスは2月12日、2021年3月期第3四半期の決算を発表した。

期中(2020年4月1日~12月31日)連結業績は、売上高2,101.8億円(前年同期比25.2%減)、営業利益135.3億円(同51.8%減)、経常利益125.7億円(同51.4%減)、純損失62.4億円(前年同期は229.9億円の利益)で減収減益となった。

遊技機事業において第3四半期は、パチンコ『P真・北斗無双 第3章』の販売台数が43,741台と好調に推移。ただし同期累計の販売台数では、パチンコ59,359台(前年同期は75,094台)、パチスロ12,487台(同10万5,860台)にとどまり、特にパチスロ機の販売台数の落ち込みが目立つ。また第4四半期では、パチンコ『デジハネPA交響詩篇エウレカセブン
HI-EVOLUTION ZERO』『P〈物語〉シリーズ セカンドシーズン』、パチスロ『パチスロ頭文字D』『パチスロ北斗の拳 宿命』の販売を予定。通期ではパチンコ68,300台、パチスロ34,300台の販売を計画している。

また同社グループでは、事業環境の変化に対応するため、各種の構造改革を実施した。第3四半期には「アミューズメント施設運営会社の株式譲渡」「希望退職者の募集実施」「投資有価証券の売却」を行い、第4四半期には「非事業不動産の売却」を予定している。

その結果、事業構造の見直し(AM施設分野の構造改革費用、オービィ横浜の閉館など)効果においては今期197億円の特別損失の発生を予定している一方、来季は35億円の改善を見込んだ。同様に固定費削減(希望退職者の募集など)の効果においては、今期92億円の特別損失の発生を予定している一方、来期は80億円の改善を見込んだ。また.BSの見直し(投資有価証券の売却益、非事業不動産の売却益)効果においては、今期236億円の特別利益を見込んでいる。

通期の連結業績予想は、売上高2,760億円(前年同期比24.7%減)、営業利益90億円(67.4%減)、経常利益70億円(同72.3%減)、純損失30億円と見通した。

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(提供:月刊グリーンべると)

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