旧規則機の一部の撤去期限延長、阿部理事長が説明
全日遊連は9月18日に全国理事会を開催。理事会後の記者会見で阿部恭久理事長は、21世紀会決議で2020年12月末までに撤去することになっていた一部の旧規則パチンコ、パチスロ機の撤去期限が来年1月11日まで延長された経緯等について説明した。
阿部理事長は、「年内撤去となると、行政側の手続きが12月25、26日で終わってしまうため、(実際は)もっと早く外すことになる。また、地域によっては月1回の入れ替えのところもあり、12月頭には外しておかなければならない場合もある。そうした点を考えると、1月を越したほうが外しやすい。年末年始に営業できるのだから、(その後は)きちんと外すようにお願いできる」などと説明した。
メーカー側の理解については、「ホール5団体で話し合った後に全機連に相談した。あまり延ばしすぎるとメーカーさんも販売計画という問題があるが、1週間と少しであればそれほど大きな問題はなく、1月11日までであれば、年内に書類の提出をしておかけなければならず、ほぼほぼ手配がついたものを少し延ばすというところで、全機連にご理解いただき、行政側にもご理解をいただいた」と述べた。
今後、さらなる延期の可能性については、「極端な話、たとえば今回のコロナのようなことがあり、部品の供給がなかったり、機械の供給が止まったりした場合は、ないとは言い切れないが、現状のままで、今回延ばせたから次も延ばせませんか、という話をしたら、メーカーさんもそのうち我々の言うことを聞いてくれなくなる。それに今、一番疲弊しているは販売会社さんだ。販売会社さんに負担をかけるようなことは実際やりたくない。ただ、年末に外すという、守られにくい環境を作って守らない店舗が出ないようにしたい」と語った。
撤去期限の延期の対象となるのは、2020年5月20日から12月31日までに検定もしくは認定が切れるパチンコ機(羽根モノ、ちょいパチ・甘デジ除く)と、パチスロ機(高射幸性パチスロ機とノーマルAタイプ除く)。
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(提供:月刊グリーンべると)
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