伊藤真一にパチスロの話を聞いたら、怖いおじさんにカツアゲされた話が出てきました (2/4)
ガチプロの「誕生日攻略」
ガチプロ時代のお話ですここからはイトシンさんのベスト機種をお伺いしていきます。
まずは生涯ベストの思い入れ部門から見ていきますと、クランキーコンドル、クランキーコンテスト、タコスロですね。
コンドルはやっぱり勝ち方を知るきっかけになった機種ですからね。そして、その後のコンテストで設定判別を覚え
「世の中には高設定というものが存在するんだ」
「高設定に座っても勝てないことはいくらでもあるんだ」
「確率って何なんだろう?」
というのを教えられた機種ですね。
本格的に打ち始めるきっかけだったんですね。
直視が初めてできたのもこの機種だったかな。
タコスロは単純に自分がMAXの技術を持ってた時代なので印象に残っています。
ガチプロとしての集大成的な?
そうなりますね。
あっ、目押しという観点でいうと自分がスロット生活をする前。パチスロだけで生活できたりしないかなぁと思っていた時期に衝撃的な出会いがありましてね。
おお!どんな出会いですか?
とあるお店でコンドルのBIG中を鬼のような速さで消化する人を見かけたんですよ。
それは当時のイトシンさんが見てもレベルが違っていたんですか?
当時の自分なんてやっとリプレイハズシが出来るようになったくらいのレベルなので、比べようが無いくらいスゴかったんです。
普通のリプレイ外しの打ち方は「左から」とか「中押しから」のような特定の手順で押すじゃないですか。でも、その人は毎回押し順がバラバラなんですよ。
それは最速で揃えるためですか?
そうなんです。その時の停止出目によって「次はこう押した方が早い」というのがわかってて、ウェイトをかけながらリプレイハズシをやっていました。
そして、それをやっていた人に、ずいぶん経ってから再会するんです。再会といっても向こうは自分が知っているなんてわからないわけだから、初対面なのですけどね(笑)
ある日新宿のお店で並んでいたら「あの達人だ!」となりまして。
話しかけたんですか?
ちょうど並んでいる時だったので、色々と話したりできたんですよ。
するとその人がリュックから時刻表と東日本遊技場名鑑という本を出してきて、それは北海道から静岡くらいまでのパチンコ屋が全部載ってる本だったんですね。
そんな本があるんですね!
「なんでそんなの持ってるんですか?」って聞いたら「例えば今コンドルの設置店を調べるとして、店がどこにあるかわからないとできないから」って言うんですよ。
僕からしたら、まずその本の存在を知らないじゃないですか。それをこの人はどこで知ったんだと思うと同時に、時刻表まで見て「こっち攻めてみよう」と動いてるんだと知って衝撃を受けましたね。
「やっぱ上には上がいるんだな~。すげぇなプロ!」と思いました。
今みたいにネットで検索して…って時代じゃないですからね。
それを見て「そっか。プロならそれぐらいしないとな」と思うようになり、スロットで生活するということにドンドンのめり込んでいったんです。
そして、P-WORLDもない頃に「今日はここ」って決めた沿線の終点まで行って、1つずつ駅を降りて駅前の店に1軒1軒入ったりしてました。
時には夕方になった頃「あ、ネオンがある。パチンコ屋っぽい」って行ったら「なんだ、ラブホかよ」みたいなこともありながら(笑)
あははは(笑)
パチンコ屋もラブホもネオンの派手な店が減ってきましたねそれでもやっぱり一番打ち込んだのはジャグラーシリーズになるんですね。
おそらくそうなると思います。
ジャグラーシリーズって4号機時代だけじゃなくて5号機時代もありますからね。
通しで考えるとジャグラーシリーズも長いですからね。
そうですね。だから一番打ってると思います。ニューパルとかはそんなに触ってなかったですからね。
ここまで続くジャグラーってすごいシリーズですねそして生涯ベストの勝てた機種でいうと、ジャグラーシリーズにキンパル、レインボークエストが入ってますね。
これがちょっと特殊なんですよ。
僕がスロット生活をしていた時、とあるチェーン店から誕生日になるとハガキが送られてきて、そのハガキを持っていくと高設定を打たせてくれたんですね。
しかも、それを知ってる人があまりいなかったんですよ。
競争相手が少なかったんですね。
僕がどうやってそれを知ったかというと、当時は色々なお店を探すのが好きで、お店を見つけては会員カードを作りまくっていたんですよ。
色々やっているうちにその誕生日ハガキを見つけて、知り合いや友達を皆会員にしてハガキを使って打ちまくっていたのがこの時期ですね。
高設定が打ち放題ですね。
その店でレインボークエストの設定6を一番打ったのは我々のグループだったんじゃないかというくらいに打ってましたね。
「誕生日攻略」って初めて聞きました(笑)
当時は誕生日を除いては立ち回りで勝っていたんですか?
そうですね。さっきもいったようにP-WORLDもない時代でしたからよくホールは見て回っていました。1店舗ずつ見ていくだけでもイベントやってるお店を発見できたりしますし、別にイベント日じゃなくても「これ絶対高設定入ってんじゃね?設定判別してみよう。あ、あるじゃん」みたいなことが結構あったりして。
そういう感じで立ち回っていましたね。
それこそ動画の中でも「立ち回らず設定1の目押しで勝ってる人って103%で満足してるの?と思ってた」と仰っていましたね。
あぁ~、はいはいはい!
コンドルの1が103%で、タコスロだったら105%とかですけど、ちょっと探せば設定6で110%の台があったんですよ。
「なんで探したら110%があるのに、1日ずーっとビタ押しやって105%やってるの?それならもう働けよ」って当時は思ってましたね。まあ、その頃働いてない僕が言うのもなんですが(笑)
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