髭原人のディレクター奮闘記!きっかけは「一番面白くて、一番人気の出る動画を作れ!」 (1/3)
髭原人
「でちゃう!」の看板編集部員。豊富な機種の知識を活かした実戦だけでなく、バラエティーでの身体を張った企画の先駆者。ヒゲとふんどしがトレードマーク。決めセリフは「セイラライ!」- https://twitter.com/higenjin
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「エキスパート」髭原人編、3回目です。
3回目は「ディレクター 髭原人」による「でちゃう!」動画誕生秘話と様々なライターさんとの交流についてお届けします。
髭さんに影響を与えた様々な人たちとは!?
「一番再生数があって面白い動画を作れ!」無茶振りから生まれた「でちゃう!」動画誕生秘話
先ほど編集長のことを話しましたけど、動画を始めたきっかけもヒドかったんですよ!
何があったんですか?
さっき話した北海道に行ってたときなんですけど、僕は北海道に行くまで車の免許を持ってなかったんですね。
それまで都心に住み続けて毎日飲んでたんで、免許取ったらマズイじゃないですか。
それは危ないですね(笑)
結局免許を持っていないまま北海道に行くことになったんですが、やっぱり免許が無いとどうにもならなくて。
なので、北海道で免許を取りに行ったんです。それからなんとか卒検に受かってあとは本免の試験だけだよ、ってなったときに、電話掛かってきて「髭、帰ってきてくれ。今から動画作りたい」と。
いきなりですね。
「何の動画ですか?」って聞いたら「YouTubeで動画作りたい」って。
まだその頃ってYouTubeにも動画も無かったんですよ。しかも僕は動画なんてやったことなくって。
「何作ればいいの?」って聞いたら、「一番面白くて一番人気の出るやつ」って(笑)
最上級の無茶振りですね(笑)
いわゆるベンチから「ホームランを打て」ってサインがでるような感じですねあの人の指示はいつも抽象的!「一番再生数があって、一番面白くて、一番人気の出るやつ」って。
「待て待て待て!」と。「1週間時間をください。とりあえず努力はします」と。
それで、そこから動画を始めました。
じゃあ、完全にゼロからのスタートだったんですね。
その頃は10年前だったんで、YouTubeってものにもまだ馴染みがなくて。
YouTubeで上がってたパチスロ動画っていうのもCS番組でやってたやつをそのまま流してるやつが多かったんです。
あの頃だとそうでしょうね。
地上波の特性上、尺が決まっててCMや番宣とかも入れると、1時間番組でも50分くらいしか尺がないんです。だから「何人で打とうが50分に収める動画」になってしまう。
そうすると、台の挙動が全くわからなかったんです。そして、そういう動画しかなかったんですね。
あくまでテレビ用の動画、ということですね。
見てても「その台はどういう設定だったのかな」というのもわからなかったし、ちょっと打ったらすぐ飛んで「○○Gハマりました」みたいな。
新台紹介とかも、要所だけというか。
見所だけピックアップしてるような。
だから「なんで出玉が出るのか?」「なんでハマるのか?」「どこに設定差があるのか」などがわかるような動画を作りたいと思って、その頃は無かった長尺の動画を作ってみたんです。ホントに見ている人が設定推測ができるような。
「一緒に打ってるような疑似体験ができる動画を作ろう」って思って作り始めたのが「打たせてみました」でした。
それが「打たせてみました」のスタートだったんですね。
新台を最速で上げる動画というのもその頃は無かったんです。
「新台実戦が一番再生数も取れる」というのもあって「新台の展開がちゃんとわかるような長尺の動画を作ろう」って。
それが今のYouTubeのスロ動画の原形になっているような。
今は逆に短尺の動画じゃないと流行らないですけどね。
でも、僕は「展開を見せたい」という自分のポリシーがあるので、僕の動画は今でも長いのが多いですね。
そういえば長尺が多いですね。
あと、打つ時間自体が僕は他の演者さんよりも大分長いんで、結果動画が長くなりますね。
閉店まで打つこともしょっちゅうあるんで。
「やらせてみました」よりもキツイ作業は「編集」!?
その中でも「変な仕事」がやっぱり「やらせてみました」シリーズになりますか?
最近は人が作ったものとか、編集したものに出ることも増えましたが、これまでは「やらせてみました」も含めて、全部僕が企画して僕が編集する動画しかないんですね。
どうしても自分で全部やりたかったので、「変な仕事」で書きましたけど、「やらせてみました」を企画してるのは全部僕自身なんですよ。
じゃあ、編集もやっていたんですか?
編集はソフトを触っているワケではなく、いわば指示書という形で構成を決めて、そこからカットや追加の指示出しですね。
テロップが乗ったものが上がってくるので、それにテロップの修正指示と加工の指示を出す、という流れを3巡くらいやります。
本当にディレクターもされてたんですね。
そんな「やらせてみました」では、バンジーなり滝行なり色んなことをやりましたが、一番キツかったことはどれですか?
一番キツかったのは実戦動画の編集ですね。
その頃のウチって制作会社を使ってたんですけど、パチンコ・パチスロに精通した制作会社ではなく、映画とかを作るような映像会社だったんですよ。そして、編集指示を出す相手もパチンコを打たない人っていう。
だから、先ほど「終日打ち切る」って言いましたが、テープチェンジやメシの時間を抜いたら11時間くらいの実戦動画素材になるんですけど、それを制作会社に渡したら11時間の動画がまるっと戻ってくるんですよ(笑)
ある意味、素材を活かした感じはします(笑)
だから、まるっとカット指示を出す。もしくは編集に立ち合って徹夜で作業みたいな感じになるんです。
だから、ま~~~編集作業がツラかったです。
あ~、それは疲れますね(笑)
拷問でした(笑)
そっちの方がツラかったですね。
「やらせてみました」は「ヘンな仕事だなー」って思うんですけど、楽しいんですよ。「非現実」って楽しいじゃないですか。
それはありますね。
この間、ヤルヲちんと旅行に行ったんです。
ヤルヲちんと、俺と、シーサ。さんとトムさんと閉店くんと。
それって確か皆さんでキャンプをやったやつですか?
そうです。あれはシーちゃんとの「のりピー」で「GODを引いたら相手の言う事を聞く」という流れになった時に、シーちゃんが先にGODを引いて「旅行へ行きたい」って言ってきたんですよ。その後俺もGODを引いて、同じく「旅行に行きたい」という話になったんです。
約束だけしてやらないのがイヤだったんで、ちょっと月日が経ったけど「夏だし、ちょうどいいや」と思って「キャンプやろうか」ってシーちゃんを誘った時に、ふと顔が浮かびましたね。このタコ坊主の(笑)
どっちもどっちじゃないですか(笑)
このバツイチタコ坊主の(笑)
で、シーちゃんに「誰か誘っていい?」って聞いたら「いいよ」って言われたので、誰を誘うかシーちゃんに内緒にしたままヤルヲちんに連絡したの。
せっかくなので、ヤルヲちんの他にも当時ピートレックマーメイドってお店に通ってた5人全員で行こうと思ってトムさんにも電話したら「絶対に行く!」って返事がきましたね。でも閉店くんだけ面白くて。
閉店くんにも「行く?」って聞くと「そのメンバーに僕も行っていいの?」って(笑)
「自分はこの流れに入っていいのかな?」感ですね(笑)
「アンタが先駆者で一番兄ちゃんや!」って(笑)
結局「撮影とかもナシで普通にプライベートで行こう」って5人行きましたが、そういうのが一番楽しいですね。
それが「非現実」ということですね。
そうですね。だから「やらせてみました」も楽しくやってました。
実はそのキャンプの翌日にシーサ。さんにインタビューさせてもらってたんですよ。
へ~。
キャンプ帰りの恰好でそのままで来てもらったんですが、「シーサ。として写れるように、ワイシャツ持ってきました」って撮らせてもらいましたね。
シーちゃんっぽい(笑)
あの人は、こだわりが色々すごいですね。
シーサ。というイメージのために、あのスタイルを崩さないですからね。
すごい人でした。完璧すぎて、取材場所まで用意してもらいました。
すいません、僕のインタビューはこんな家で…(笑)
いえいえ(笑)
きたねー家ですいません!(笑)
コラ(笑)
取材場所をご提供いただき、ありがとうございますいいね!する
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