髭原人は国家試験直前にスロプロに転向!?それを陰で支えた父との関係もヤルヲの自宅で聞いてみた! (2/4)
国家試験直前に起きたターニングポイントとは!?それを支える父子愛に感動!
人生の岐路を振り返ります先ほどの編集部員になったのが、ターニングポイントの「18、23、31」の23のころですか?
僕、そんなの書いてました?(笑)
年齢を3つもらってました(笑)
子どもの頃の夢って僕らの年代だと大体プロスポーツ選手とか、パイロットとかって書くじゃないですか。
そのときに僕は「医者」って書いてたんですよ。勉強も好きだったんで、ある医学部からも指定校推薦もらって、「合格簡単だな」って思ったナメきったクソガキだったんですけど、その指定校推薦を落ちたんですよ(笑)
それが18。
そう、18で落ちて浪人したんですよ。そこでどっぷりスロットにハマりまして。それがスロットとの出会いですね。
あそこで、指定校推薦に受かってたらまた違う人生だったのかな、って思うときもありますね。
「医師 髭原人」もあったかもしれない。
それまでは、あの…こういうのはあまり喋りたくないんですけど、人生であんまり失敗したことがなかったんですよ(笑)
そんな状態で「試験なんてチョロいだろ」って言ってたら、落ちたんですよ(笑)
でも、そこでパチスロと出会って最高の人生まで戻ってきた、って感じですね。
では、その試験に落ちてからは、そのまま専業→「でちゃう!」みたいな流れで。
いや…これって、表で話したことなかったんですけど、浪人を経て行ってた学校で国家試験が控えてて、病院実習が始まって、という頃に「スロットで食っていこう」って思ったんですよ。
国家試験が控えているのに。
そうなんですよ。「もうあと2か月後で国家試験!」ってなったときに、「スロットで食っていく!」って決めて、学校辞めたんですね。
じゃあ、結局試験は受けず。
夜に酔っ払って、そのときの集団みんなで「みんなでスロットで食っていこうぜ!」って、もうアホでしたね(笑)
そのときはスゴイ勝ってたから「ヒゲさんがやるなら俺たちもやろう!」って感じでみんなで学校辞めちゃったんですよ。
へ~、初めて聞いた。
みんな初耳の話でしたそれで、家に帰ってオヤジに「俺、辞めるわ」って言って、そしたら「ダメ」って話になって「国家試験通ってからにしろ」「せめて手に職を持ってから辞めろ」って言われて。
親御さんとしてはそう思いますよね。
ただ、「俺は性格上、資格を取ったら家で働いてしまう」と、「だから、今辞める」と。そういう説得を何日かしたら「そこまでやりたいんだったら、やれ」と言ってくれたんですね。
でも、その代わり「名字を捨てて、出ていけ」って言われたんです。
「覚悟を決めろ」と。
その時はめっちゃ金持ってたんで、保証人のいらない隣町のマンションに移り住んで、そこからスタートです。
そこから打ち始めて、スカウトされて、という流れに繋がってくる。
そうです。最終的には、家にも「一生懸命やってるな」って、ちゃんと戻れはできましたね。
しかも実は、僕が出始めた当初から、その頃はあんまり店頭にも置いてなかったのに雑誌を毎月10冊くらい買ってくれてたらしかったんですよ。
まあ、もう15年前くらいに亡くなったんですけどね。
めっちゃいい話じゃないですか!
イイ話はお酒が進みます髭原人課長40歳、忘年会に出れない切ない事情とは!?
年齢の話にちなむところ、1月1日が誕生日で今年40歳を迎えられたということですが、「今年テンションがアガった話:誕生日」と。
そうそうそう!今年テンションアガった、って聞かれても今年ちょっとしかないから!
「楽しかったことを言え」っていわれても(笑)
※取材当日は1月上旬でした
そうなんですよね(笑)
年末のオールナイトのときに誕生会をやってもらってたんですよ。
ユーザーさんたちとみんなでやってて。それが一番和気あいあいと楽しかったかなと。日本全国の人と一堂に会するってなかなかないんで。
まあ、すごいヒドイ場だったんですけど(笑)
様子がTwitterでも上がっていましたね。
アンケートの項目を見ながら「あ、“2019年の話”って書かないといけなかった」って。
そうなんですよ、2020年って聞かれても今年まだ全然経ってないから「ちょっとしかないやん!」って(笑)
ただですね、2020年はまだ誕生日くらいしかないんですけど、僕は常に今が一番楽しいですね。
フフッ(笑)
フフッおい、鼻で笑うんじゃないぞ(笑)
まあ、「そう生きていきたい」ということです。
ちなみに40歳になって、年齢を感じることってありますか?
いっぱいありますよ。
それは体力面とかですか?
周りからの扱いですね。
若者として行動できなくなっちゃったところがありますよね。
そこはやっぱりキャリアもありますし。
そうですね。入社して18年経って、会社に入った最初の頃は下にどんどん新人や部下が入ってきても本名で呼ばれるじゃないですか。
でも、今入ってくる人って「髭原人」として見てるわけですよ。
社内でも「髭原人さんとして」が強くなってるんですね。
そうなんです。「髭さん、髭さん」って、いう感じで入ってくるんですよ。
会社の中では僕は18年目のサラリーマンで今は課長なんで、課長業務とかもあるんですよ。なので社内では教育の面で厳しくしないといけないこともあるじゃないですか。だけど、「髭原人」としてもいなきゃいけない、という感じになってきたんですね。
たまにキツくバーンと言わないといけないときも、「髭原人」とのギャップが出てきますよね。だから忘年会とかも出なくなっちゃいました。
それは、そうやって社内のポジションが上がったからですか?
いや、これは難しいところなんですけど、今「でちゃう!」に入ってくる人って、誌面や動画に出ている誰かのことが好きで入ってくれる人が多いんですよ。
「何も知らないでパチスロが好きで入ってくる」というよりは、「でちゃう!」が好きだ、って人が多くて。そうすると、初対面で会ったときも手がすごく震えてたりするわけですよ。
「動画で見ていた髭さんがいる!」ってなりますからね。
忘年会の場って、下の子たちが一番はっちゃけないといけない、自分をアピールする場なのに、僕がいてるとその子たちが固まっちゃうんですよ。
あ~、なるほど。
そうすると、その子たちの自分を出す場がなくなっちゃうかなー、って思って。そういう場では極力、途中から行って1杯だけワーって飲んで「ちょっと仕事があるから行くわー」って感じで帰るようにはしてます。
そういうときに「昔はそんなこと意識してなかったのにな」って思って。ちょっと年齢を感じたりしますね。
だから、「肉体的な」というよりは。
周りの受け止め方ですよね。
そう、外的環境が変わったかな、って感じはしますけどね。
では、自分の内面的な部分では。
内面的には変わってないですね。ただ、自分と周りに対するウエイトの違いは大きくなってますね。
いいね!する
1371関連記事
ランキング
24時間
週間
月間
この記事にコメントする