橘リノがデビューからの5年間を語る!スピード出世しても食べていくのは大変? (2/4)
好調なライター業も「こんなはずじゃなかった」
ライターになって変わったこととは?ライターをやってきて内面や周りの環境の変化はありましたか?
キャラクターが素だってみんな思ってくれているので、周りの環境とか扱いは特に何にも変わらないです。
ただリアクションに関しては落ち着き始めちゃいましたね。始めた当時は25歳で元気があったんですけど、やっぱり4歳年を取ったので、最近ちょっと騒ぐとすぐ疲れちゃうんです。
大人の階段を上りましたね(笑)
本当に最近の悩みはそこです。このままこのキャラクターで続けられるんだろうかと(笑)
当時はハーデスがあったので、好きだからこそ出るリアクションもあったんですけど、たまにこなしてる感じの収録があると「これで良いのだろうか」って帰り道に反省します。
結構引きずることもありますか?
ずっと引きずるタイプですね。毎日寝る前に1人で反省会をやるんですよ。それで考え込み過ぎて寝れないことが多々あります。
毎日されるんですね。それは動画、誌面関わらずですか?
大体は収録ですね。人と関わる仕事は結構反省点が多いです。
周りから「良かったよ」とか「神回だね」と言われても自身は納得できなかったり。
キャラクター上、いじられることが多いのであんまりほめてもらえないんですよ。元々自己評価も低いタイプなので、誰にも良いねって言ってもらえないと考えちゃうんです。
爆出し、爆死と両方あるので評価されることも多いと思ってました。
段々当たり前みたいになってきてますよ。荒い機種専門で打っているので、「まあ、よくあることだよね」って感じです。他の人がやるとすごい話題になるんですけどね(笑)
ほめられたい派ですか?それとも調子に乗ってしまうから厳しくしてほしい派?
ほめられたいんですけど、ずっと叩いて伸びるタイプだと思われてるんです(笑)
まあそのおかげで調子に乗らずにここまでやって来られたので、感謝はしてますけどね。
デビュー前に抱いていたライターのイメージと現在の自分はマッチしてますか?
もともと前職を辞めるために応募したので、当初のイメージでは週2くらいのアルバイト感覚でやりたかったんです。だから逆に推されてしまって、言い方が良くないんですけどこんなはずじゃなかったです。
1年たった頃にはメインで出させてもらえるようになってたし、周りには「スピード出世だよ!」って言われてたんですけど、私からしたらお金なくなるし、こんな予定じゃなかったし、生活的にも時間的にもヒーヒーでした。
嬉しいっていうよりもやらなきゃっていう方が強かったですね。
走り続けなきゃいけなかったんですね。
そうですね。最初の3~4年は雑誌をメインでやらせてもらってたので、原稿も書かなきゃいけないし、動画も出なきゃいけないしバタバタでした。
今は徐々にWEB媒体のお仕事をさせてもらってるので、やっと少し自分の時間を作れるようになって落ち着いてきました。
この仕事で食べていけるなと思ったのはいつ頃ですか?
いや、今も食えてないです(笑)
私は投資しちゃうので、たぶん6号機がメインになってやっとじゃないですかね。
これからですね(笑)
休みの日も打ってるのでずっとお金ないんですよ(笑)
お仕事増えると露出も多くなるので、ファンの人たちからは「稼いでるんでしょ?」って言われるんですけど、全然そんなことないんです。家にあるありったけのブランド品を売って何とか生きてます。
まとめ記事などを見ると、ライターさんは年収何千万という夢の仕事というイメージでしたが。
あれは夢ですね。夢のままです。もう少し早く来店や来店収録に移行できてたらわからなかったですけど。
いわゆるバブルの頃ですね。
そうです。ちょうど今からやろうっていう時にコロナで全部流れちゃったんです。
規制も厳しくなったりしましたもんね。
だからまだ私、このお仕事でバブルを感じたことないんですよ(笑)
ライター志望の方からよく「なんとか繋いでもらえないですか?」ってお願いされるんですけど、「やめたほうがいいです。本当に食べていくの大変なので」って素直に伝えて、全部お断りしてます。
いいね!する
639関連記事
ランキング
24時間
週間
月間
この記事にコメントする