開発前に必ずやるお祓いに来れなかった人だけが…「S呪怨 再誕 AT」開発中に本当にあった怖い話を開発者と振り返る!「ホラー」は好きじゃないですけど「呪怨」に対する愛はあります! (3/3)
積み重ねてきたホラーコンテンツのノウハウは「S呪怨 再誕 AT」にもしっかりと継承!
これまでのホラー機種のノウハウというのはどのように活かされているかを伺いたいんですが、パチスロのホラー作品第1作目って「リング」になるんでしょうか?
そうですね。
「リング」でパチスロとしての基本的なホラーの見せ方ができてっていう感じだと思うんですけども、本機にはどのように活かされているんでしょうか?
見せ方は映像系が特に大きいですよね。
ホラー映画とかと同じような手法だと思うんですけど、人目線でとか、影から見てるとか、あとは空間を作るとか、そういうところは結構こだわって作ってましたね。
サプライズ当たりと言いますか、普通の機種だとちゃんと演出走らせて、王道で当たるのが気持ちいいみたいな。
特にアニメ系だとそのアニメのしっかりとしたストーリーを見せて、いいところで当たるのが気持ちいいのでそう作るんですが、ホラー系だと「急に当たる」とか「外れたあと2G後に当たる」みたいな、「変なところで当たるサプライズ当たりっていうのをいかに多く色んなところに入れるか」っていうところが重要になってきます。
そういったところには、ホラー機種をたくさん作ってきた経験が活かされていると思いますね。
パチスロ「リング」の初代だったと思うんですが、前兆演出から連続演出が外れて、通常時に戻った2、3G後ぐらいにいきなり手が落ちてくるみたいな前兆パターンがあったと思うんですけど、それがまさに今おっしゃっていたサプライズ?
そうですね。わざとそういうシナリオ組んでやってますね。
そうだったんですね!あれがあるから連続演出外れてもゾーンを抜けるまでやめられないんですよね(笑)
きっちり天国の100Gまで必ず回さないとって(笑)
自画自賛みたいになっちゃいますけど、あれうまいっすよね。
他の台なんかだと、前兆演出が外れてしまえば基本的にやめてOKなんですけど、「リング」だけは絶対やめれなかったんで(笑)
サプライズ告知の前兆パターンだった場合、そこで捨てちゃうと取られる可能性ありますからね。
そうですよね。あれはホラー作品の見せ方として考えられたものなんですね。
そうですね。
例えば人気アニメとかの機種があったとして、いいシーン使った連続演出をバーンってやってハズして、2G後にスイカナビとかで矛盾してポコッと当たっても、なんか気持ちよくないじゃないですか。
嫌ですねー(笑)それは嫌ですね。
普通に当たってくれ!って思っちゃいますよね。
そういうのは逆にホラーだと雰囲気も合ってますし、ホラー系独自の作り方っていうのはありますね。
それは確かにホラー作品ならではのところですね。
本機の「S呪怨 再誕 AT」でも連続演出が外れて、その数G後に告知っていう前兆パターンはあるんでしょうか?
通常時は次のゲームまでだったと思います。
ただ、ST中に関してはハズれた後にサプライズでっていうシナリオを入れてますね。
やっぱ藤商事さんということですし、結構びっくりする系の告知になっていますか?
基本的に役物が突然落ちてきますね(笑)
演出がハズれたと思って油断してると 突如として落ちてくる「呪怨ロゴ役物」 ハズれたとしても気を抜かないようにしましょう!じゃあ結構構えとかないと(笑)
そうですね。
ハズれたな、残念だなっていう瞬間を狙ってシナリオ組んでるので。
ちょっと緩んでる瞬間に「うわー」ってなってくれたら嬉しいですね。
ホラー映画を撮影する際は、クランクイン前に全関係者は「お祓い」をする。というのは有名な話ですが、パチンコ・パチスロ開発時もちゃんとやっているという…
「呪い」があるのかどうかは分かりませんが、今後もホラーコンテンツを開発していく藤商事さんにはどんどん「お祓い」をしてもらって、「呪い」を跳ね返して楽しい遊技機を開発してほしいところですね!
最終回となる次回は、「開発者流の楽しみ方」や「初打ちの際の注目ポイント」「各設定の出方」など、実際遊技する際に気になるところを伺います!
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