助六が力を持て余す実力派ライターたちに薦める今後の活路とは? (3/3)
転換期を迎えた業界
大事な話をしていきますよ人に薦めたいことは「雑誌、有料チャンネル以外に活路を…主に無料媒体」と。
先ほどもお話した通り、雑誌含む有料媒体の場だけでライターとしてやっていくには限界がきてるのかなと思っています…。業界関係なく、雑誌自体がオワコンと言われちゃう時代ですからね。今はメディアそのものの大転換点なんじゃないでしょうか。
媒体自体、その辺の危機感は充分感じていると思います。パチマガスロマガが雑誌休刊後に新規で無料サイト(パチマガスロマガFREE)を立ち上げたのも、そういった現状がきっかけになっているんだろうと。
実際、色んな雑誌やメディアも含めてスタートラインに立つ方が増え過ぎましたよね。
そうですね。実力があっても限られた媒体にしか出てない人はスタートラインに立てないみたいなことが増えてきた気がして。実力を知ってもらえなくてもったいないなと思うことも多いです。
これも繰り返しになりますが、だからその活路を見出すためにも自分で動かなきゃいけないなと思いフリーになりました。無料でやっていかないとそこをメインに出ている人達には差を付けられる一方だと思ったので。
ちなみに助六さんから見て、マガジンでまだ光は当たってないけど、この子が当たればすごいという方はいますか?
ガンちゃんですかね。うちのチャンネルにはある程度出てますけど、外部にはそんなに出てないんじゃないかな?
パチマガスロマガは今まで雑誌にプライド持ってやってきただけに、そこに全力投球だったので仕方ないとはいえ、その分、これまでYouTube含めた無料媒体に力を注ぎきれなかったので、更新数はもちろん、再生数も伸び悩んでいると思っています。
他にもパチプロ系の方とか、もったいないなって感じちゃう人はいくらでもいますね。もちろん雑誌時代からの読者には認知されていますけど、どうしてもお金を払って見ないっていう層も多い中で、それだけだと残念だなって。
時代の流れに柔軟に合わせていくのも大事ですね。
有料媒体は有料なぶんだけ、紙であるとか、CS放送であるとか、攻略ツールが使えるとか、独自データが載っているなどのそれぞれ強い付加価値と有料である理由があるわけですから、何でもかんでもタダではできないという理由もわかるんです。そこがジレンマですけど、ことライターに関してだけでいうと、無料媒体メインで出ている人との差がついていくのは避けられないのかなと。
最近はホールやメーカーの案件もそっちに力が入っている雰囲気も感じます。だからこそ、やはりライターとしては無料コンテンツにバンバン出て、より認知度を上げていくべきだろうと思っています。
そういう意味でも、マガジンが無料で始めた新サイト「パチマガスロマガFREE」や、これからの「パチマガスロマガちゃんねる(YouTube)」には期待しています。
ちなみに以前リスキー長谷川さんの「ドキDoki!してる?」に出演された時に、助六さんが今後のマガジンについての質問を投げたら、答えが聞けないまま終わりましたよね。
あ~!ありましたね。
現場であの答えはもらえたんですか?
あそこで終わっちゃってます。他にもいくつか聞いたんですけど、口ごもったというかあんまりツッコんではいけないというか。もしかしたら控えてくれたのかもしれません。
一応他社のことですからね。
こういう風に全体的に厳しい状況になってきてるので、ちょっと答えにくいことを聞いちゃったなというのはありました。
VTuberがパチスロ実戦をしてるのも予想外でしたよね。
そうですね。随分前にCS番組でシーサ。さんと共演した時も、当時はYouTubeで生計を立ててるなんて信じられなかったんですけど、その時に普通に仕事として成り立っているのを見て、「これが当たり前になったら怖いな」と思ったんです。
今はそれが現実になっちゃってますよね。
今後の目標では、動画編集を学んで仕事にしたいと書かれてましたね。
フリーになった一番の理由がここですからね。もうさすがに今から他の仕事はできないので、なくなるまでこの業界でやるしかないと思ってます。
もう一度布団の仕事に戻ることはできない?
もう布団はいいですね(笑)。当時も「綿より羽毛布団を使うよな?」という疑問を持ったことで自信を持ってやれなくなって、売れなくなったんですよ。
YouTubeもそういうのが伝わりますし、一応パチンコが好きでやってきてるので、そこを活かすしかないなと思ってます。
動画編集を学んで自分の動画はもちろんですけど、他の仕事ももらえているので、しっかりやっていきたいですね。
では最後になりますが読者の皆さんに今後の助六のここに注目してほしいという締めのメッセージをお願いします。
パチマガスロマガという雑誌が休刊したことをきっかけにフリーになったんですが、これからは、従来通りマガジンやCS番組の仕事もしつつ、YouTubeや無料系も含めた幅広い媒体で活路を見出していきたいと思います。
自身のYouTubeちゃんねるでは、新台解説や動画制作も頑張っていますので、見ていただけたら嬉しいです。あ、業界関係者の方、お仕事もお待ちしています(笑)
インタビュー最終回でした。
全体を通して動画への思いや、ライターの新しい活躍の場など助六さんの考えが伺えたインタビューになりました。皆さんが色んな活動をされることで、業界が盛り上がってくれることを期待しています!
以上、「エキスパート」助六編でした!
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