ヒロシ・ヤングと大崎一万発が収録中にガチ喧嘩!?理由は「たくさん出しただけ」 (3/3)
大崎一万発とガチ喧嘩の理由
ヤングさんといえば…ということで、もちろんアノ人のお話ですここからは、もはやヤングさんの相方と言ってもいい大崎さんについてお伺いしていきます。大崎さんとはかなり長いお付き合いですね。
かれこれ35年くらいになるかな~。
早稲田大学の同級生とのことですが、そういえばヤングさんは入学してから7月まで間違ったクラスに通っていたそうですね。
そうそう。
学籍番号でクラスを勘違いしていたと。
そうなの。完全に自分の思い込みだったのよ。学生番号がHから始まるんだけど、Hがクラスを表していると思っていて。
そしたら、Hは学部でその後に書いてあるIがクラスだったの。ただ、俺はこの「I」は「1」年生のことやと思っていたんよね。
なので、かなり出遅れてたね(笑)
7月まではずっとH組に通っていたんですか?
そのうち行かなくなるんだけど、最初はそうだったね。だから、教科書もH組のやつを全部揃えたんだけど、全部揃えると2万円超すんだよ。
結構な値段ですね!
クラスが違うから、出欠を取るときも全然呼んでくれなくて。
あまりに呼ばれんから聞いてみたら「学生課に行くように」って言われるんだけど、さっきの役所が苦手とかに繋がる話で「まあええわ、まあええわ」ってめんどくさがっていたらいつの間にか7月になっていて、そこで初めて「お前I組やぞ」って。
そして、「誰も知らんクラスは嫌やな、怖いな」って恐る恐る教室に行ったらそこに大崎さんが居たんだよね。
その時どっちから話しかけたって覚えてますか?
それはさすがに全然覚えてないなあ。
当時の大崎さんは「ブリティッシュビート研究会」っていうイギリスのロックミュージックに特化したサークルに入っていて、革ジャンやライダースを着ていて、パンクが好きな大崎君って印象かな。
音楽好きなところから打ち解けた感じですか?
そこは全然そんな感じでもなくて、何回かメシ食いに行ったりとかしたくらいで、俺がそのうち全く学校に行かなくなっていくんですよ。
やっぱり新しいI組にあまりにも馴染めなくて、たしか1年の前期の試験を全部ボイコットして帰ったんだよね。
それはモチベーション的な要因でしょうか。
そう、何だかしんどくなっちゃって。鬱じゃないと思うけど適応できなくなった感じだったね。
試験は受けに行ったんだよ。でも、ちょっと遅刻してしまって、試験が始まってる教室を見た瞬間に「あ、俺この中によう入っていかんわ」って思って、きびすを返して学校を出てそのまんま田舎に帰っちゃったの。
それで前期の試験を全部受けてなかったんだよ。たぶんあの頃はうっすらと破滅願望みたいなものがあったのかもしれないね。
「どうにでもなれ」といった感じですね。
あとは「大学に入ったからにはとりあえず留年せんといけんやろ」みたいな気持ちもあって、その時から就職する気がなかったというのもあったね。
一方で、大崎さんはスムーズに4年で卒業されたんですね。
大崎さんはああ見えて、きっちりしてて要領が良いんだよ。
4年生の時にウチらのサークルにたまたま大崎さんが来て「高知新聞から内定をもらったよ」って。それを聞いて素直にすげえなって思ったね。
その次に会う時に開店プロに誘われることになるんですね。
そうそう。その時の大崎さんはもうガイドの人だったの。中堅の編集部員くらいだったかな。
ちなみにヤングさんから見て、大崎さんはどんな人ですか?
表裏がすごいなと思いますよ。
悪口に聞こえるかもしれないけどそうじゃなくて、でも二重人格なのよ。その場の空気が大事なのかな。
だけど、俺がすごく尊敬してるところが1つあるんだけど、なんだかんだやっても大きなトラブルにならないんだよね。
腹立つけど、たぶんそれはあると思うね(笑)
人たらしっていうほどじゃないけど「まあ、しょうがないか」って思わせるんだよね。俺と違って、すぐ謝れるんだよ。
ヤングさんは折れるのは苦手ですか?。
俺自身は裏表がなくて、好き嫌いがハッキリしてるの。
少し前まではそのスタイルを貫いた方が良いと思ってたけど、最近は「そんなことねえな」と思うようにはなったかな。「なんだかんだ言いながらも皆と上手くやって問題が起きない方が良いじゃん」って。
これは会社をやることで教わったね。だから、大崎さんの方が偉いなって思うことは多々あるね(笑)
ちなみに、収録中にお2人でガチの喧嘩を2回ほどされたとお聞きしました。
本当は2回どころじゃないけどな(笑)
もっとあるんですか?(笑)
うん、もっとあるよ。
収録中にどうして喧嘩になるんですか?
あのね、本当これね、デッカイ字で書いてほしいんだけど、俺がただパチンコでたくさん出してるだけなんです!
大崎さんの理不尽、それでも許せる理由とは?あははは(笑)
それでもって、向こうは出てないっていうね。
すごい大喧嘩になった時は、同じシマのカド台をそれぞれ打っていたんですよ。そこで俺はめちゃくちゃ連チャンして、大崎さんはドハマりしたの。そしたら、最終的に機嫌が悪くなってブチギレて、結局、喧嘩別れで終わっちゃった。
でも、その日に(クズ)田中を助けるDJイベントがあって、そこでまた会ったんだよね。
喧嘩別れしたその日に(笑)
そこで2人で少しマイクで話してくれとか言われて「嫌だよ、俺こいつと喧嘩してるんだから」とかって言いながらも、その日のうちになんとなく仲直りしてたね。
あはははは(笑)
喧嘩の原因は全部それじゃないかな。自分が死ぬほど出ないか、俺が死ぬほど出たのを我慢できないかでブチキレてるね。
前に池袋で打った時も特殊景品を全部道に投げつけてたからね。
特殊景品でいうと、5~6年くらい前なんですがJANBARI.TVにお2人が出演された収録現場を取材させてもらったことがあるんですよ。
その時も大負けした大崎さんが特殊景品のケースを叩き割って、中に入っていたペンダントを首に下げてエンディングに出てました。
あはははは(笑)
すごいよね。やっぱりあの人すごいよ。腹立つこといっぱいあるけど、やっぱりすごいわ。演者としては超一流。
全く予想がつかないですね
ほっとくのが一番ですよ(笑)
ディレクターのビジョンがハッキリあって「これこれこうやってくださいよ」って言われるパターンもあるんだけど、そういう場合はあの人は律儀に言うことを聞くんだよね。
どこでもフリーダムなワケではないんですね。
知らない人の言うことはよく聞くの。ただ、言われた通りにやると一つも面白くないんよ(笑)
あははは(笑)
だから、これは制作側のマインドになるんだけど、ああいうわけのわからない野良犬みたいな人は、鎖をなるべく長くしておくんだよね。
俺は共演者でもあるけど制作側でもあるから、基本的には好き放題にやらせて、ダメなところもあるのはわかってるのでそこは切ればいいじゃんって考えてますよ。
フグと一緒。毒だけ取って、食べられるところだけお皿乗せて出せばいいじゃんって(笑)
たしかにそこだけ食べられるなら絶品の料理が出てきますね。
それが逆に「あれ言わないでください、これやらないでください」って言っちゃうとどんどん輪が小さくなっちゃうからこじんまりして面白くなくなっちゃうんだよね。
「好きにやらすのが一番オモロいやろ」ってことで鎖は長くするって話に戻ってくるんだけどね。
自由に走らせて限界までいったらガンって引っ張って「帰ってこい!」みたいにすれば大崎さんの良さが一番出るんじゃないかって(笑)
「エキスパート」ヒロシ・ヤング編 第2回でした!
業界屈指の名コンビ、万発・ヤングの切っても切れない関係性が色濃く出た回になったのではないでしょうか。これからは最大限に弾ける大崎さんを見る際には、危険な部位を取り除いて調理しているヤングさんが後ろにいるんだなと意識してみるのも新しい見方になりそうです。
次回はヤングさんとパチンコの話です!開店プロの裏側をお聞きしました!
いいね!する
117関連記事
ランキング
24時間
週間
月間
この記事にコメントする