大崎一万発「諸悪の根源は6号機」沖ドキ非撤去問題や遊タイム機が回らない原因を解説 (2/3)
遊タイムが回らないのも6号機のせい!?
パチスロ6号機が落ち込む反面、パチンコは元気なようですそして、同じく機種系のニュースで「遊タイム」も挙げられていますね。
遊タイムは出た当初から拒否反応がすごく多くて、ホールからの評判が悪いんですよ。お客さんからも「ハイエナが増えて本当に嫌だ」という声を聞きますけど、僕だって嫌ですよ。
ミドルスペックの台で2万円くらい入れて、3~400回転くらい回して捨てた台を「誰かに拾われるかも」って考えると嫌じゃないですか。
ただ、そんな個人的な感情がある反面「緩和の動きは否定したくない」という気持ちもあるんですよ。
本来なら打ち手にとってポジティブな要素ですよね。
お客さんにウケが悪くて、ホールからの評判も悪いとなったら遊タイム自体が無くなっちゃいますからね。
次の沖海や韋駄天ライトみたいに、メーカーもいらないと判断して遊タイムを搭載しない台も出てきています。ただ、甘デジに関しては搭載している方が打ちやすいという声もありますよね。
甘は天井も低いですからね。
だから台のスペックやモチーフに合わせて遊タイムの有無を決めたり、遊タイムのb時短とは違うc時短を使った台が出てきたりと、進化の余地はまだまだあると思います。
遊タイムが出た初期のスペックだけで「遊タイムに賛成or反対」というのはさすがに拙速だと思いますね。
※現在の規則で使える3種類の時短
a時短:大当たり後に入る時短
b時短:遊タイム
c時短:突然時短、ハズレ変動の一部から突入する時短。
導入して1年足らずですから、結論を出すにはまだ早いということですね。
「1年も経って結果が出てないなら失敗だ!」という方もいるんですけど、パチンコの歴史自体が何十年も続いているんだからという話ですよね。
ホールの使い方にもまだ正解が出ていないという面もありますよね。
どう考えても締めすぎでしょ(笑)
そこは大きいですね(笑)
ただ「遊タイムだから締めてる」ということではないということは言っておきたいですね。
業界の方からお聞きするには
・6号機で利益が取れないからパチンコを締めざるを得ない
・締めざるを得ないパチンコに遊タイム機が増えているから、遊タイムが締められている
だから、6号機が諸悪の根源なんですよ。
6号機の影響に関しては、まんぱつチャンネルの現役設定師さんとの回でも仰っていましたね。
あの動画の中では設定師さんから「遊タイムが長期稼働を阻害している」というお話もありました。
そんなことはないと思いますね。だって、「とある」とか今も超動いてるじゃないですか。長期で動くかどうかはやっぱり機械によるんですよ。
例えば大海スペシャル4なんかも変な形の遊タイムが付いてますけど、あの台も全然バリバリに稼働していますからね。
だから、その内「遊タイムってこんなもんだよね」くらいの感じになってきたらお客さんも気にせず打つだろうし、店側もそれを前提に使ってくるでしょうね。
ホール側もユーザー側も馴染んできてからということですね。
今は皆が過剰反応していると思います。良くないと思った瞬間にすぐTwitterでワーワー言っちゃうから。
ユーザーの中で「遊タイム=回らない」という固定観念ができる前にどうにか良いイメージが定着してほしいですね。
そうなんですよ。ただ、回さない店は結局回さないですから(笑)
「崩壊論」の中でも書いてあるんですが、出す店出さない店の店舗格差も酷いんですよ。
だから、打つ店を選べる環境にある方はいいと思うんですけど、選択肢の無い地域の人はさすがにかわいそうかなと思いますね。
2020年に印象に残った台の中で「韋駄天」と「とある」を挙げられていますが、やはりこの2機種が登場した影響は大きいですか?
影響は大きいです!韋駄天はめちゃくちゃハネて出玉も早いタイプで、「とある」は100%STで約80%ループ、しかも遊タイムも浅いという安心感のあるタイプですね。
この2機種を見ても、ゲーム性が伴っていない限り中途半端なスペックの機種はウケなくなってきてますね。特にハイミドル機はそういう傾向があります。
ライトミドルや甘デジはゲーム性で盛り上がる台が出てきそうな気配もありますけどね。
韋駄天ライトは同様にヒットしそうですか?
※インタビューは導入直後でした
昨日行ったお店ではライトを36台も入れてて、逆にミドルがガラガラになってましたね。そして、ライトでめっちゃ玉を積んでるんですよ。
ライトスペックの台がボックスで導入されて、フル稼働した上に10箱積んでる人もいるという光景を初めて見たので、やっぱり「韋駄天は時代を変える機械だな」と思いましたね。
そして、もう1台挙げていただいたのがYouTubeでも絶賛されていた「スーパーコンビ」ですね。
あれは役物機のスピリットを伝えようとしているSANKYOさんの良心の表れだと思いますね。すごく良い台でしたよ。
まんぱつチャンネルの中ではSANKYO機種を多く推されていますね。
僕の今一番好きなメーカーはSANKYOさんなんです。出てくる機種にあらゆるサプライズがあるし、「わかってるな~!」って作りの台が多いんですよね。
SANKYOさんといえばシンフォギアですが、2020年は同機のような1種2種混合機のバリエーションが広がり、ゲーム性の多様化が進んだ1年だと思いますがどうでしょうか?
それは確かに進みましたね。
アリアや戦国恋姫みたいに打ってても中がどうなっているのかわからない機種が増えてきましたよね。
色々なメーカーさんが「ただの連チャンじゃなくて、その上位版を作ろう」というように様々な工夫をしてくれているので、今はパチンコがすごく面白くなっていますね。
パチンコに関しては規制緩和が良い影響を与えたということでしょうか?
そうですね。GANTZのような小当たりラッシュ機なんかは規制緩和の恩恵で生まれたゲーム性でしょうし。
規制緩和をゲーム性として上手く取り込んでいるのを見ると、今の開発者さんがマニアックな上に「わかっている」人たちが作っているというのが伝わってきますよね。
パチスロは現状だとそういう開発者さんが実力を発揮できない状況なのが気の毒だなと思います。
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