『ミリオンゴッド凱旋』の一時的な回避機種は『沖ドキ!』『番長3』

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シーズリサーチはこのほど、「パチスロ旧基準機の撤去と遊技客の動向」(第2回)についての市場調査結果を公表。『ミリオンゴッド-神々の凱旋-』が今年11月に21世紀会決議による撤去期限を迎えることから、同機の稼働データや打っている遊技客層、相関性の高い機種などを分析し、撤去後の遊技者動向を考察した。

まず、同機の9月の稼働は8,744枚(前年同月比14.5%増)。2019年までは市場全体の平均稼働程度だったが、『バジリスク~甲賀忍法帖~絆』や『アナザーゴッドハーデス-奪われたZEUSver.-』といった高射幸性機撤去後、稼働が大幅に伸びた。その後、コロナ禍で数字を落とすも、再び稼働を維持している。

同社では「昨年の高射幸性パチスロ機撤去時の高射幸性層の受け皿として定着したことがわかる」と分析。客数が増え、売上、稼働が上がったにもかかわらず、粗利の変化があまり見られないことや、遊技者側の勝率が5%前後増加していることに触れ、「本機の運用方法を稼働重視の使い方へと変化させたとも考えられる」としている。

過去1年以内に『ミリオンゴッド凱旋』を打った遊技客を対象に、同期間内に遊技した他の機種を聞いた(ノーマルタイプを除く)ところ、最も多かったのは『押忍!番長3』(73.3%)。以下、『Re:ゼロから始める異世界生活』(69.7%)、『SLOT魔法少女まどか☆マギカ2』(65.6%)と続く。

これらのデータから同社が一時的な回避機種として挙げるのは、来年までの撤去機では沖ドキシリーズ、『押忍!番長3』『パチスロ聖闘士星矢 海皇覚醒』『ぱちんこCR真・北斗無双』『CR花の慶次2~漆黒の衝撃』、新規則機では『SLOTバジリスク~甲賀忍法帖~絆2』『Re:ゼロから始める異世界生活』『P大工の源さん超韋駄天』などとなっている(『ミリオンゴッド凱旋』の主要客である高射幸性層に限ると、ジャグラーシリーズは回遊するサブ機種であり、本命機ではないとして除外)。

同社では「『ミリオンゴッド凱旋』は市場に残存する台数が多いことから、自店舗での機種保有状況や傾向を踏まえたうえで、パチスロやパチンコと一時的に受け皿を多く持ち、遊技客の傾向や動向を細かく追う中で、店舗にあった次世代のエース機を育てていくことが必要だと考える」と結んでいる。

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(提供:月刊グリーンべると)

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