「前半は雨、後半は曇りのち晴れに」日遊協・庄司会長が新年会で挨拶
日本遊技関連事業協会の庄司孝輝会長は1月10日に開いた新年祝賀会で、「依存症の問題も要綱が固まり、より具体的に進める年度になる。また新規則機も解釈基準や内規の問題がひと段落し、4月、あるいは夏場には新しい基準機がパチンコ、スロットで出てくるのではないかと大いに期待している。さらに4月の段階では禁煙店舗になっていく。浸透していくまでには時間がかかるかもしれないが、後半からすそ野が広がるようなチャンスが出来るのではないか。天気予報でいうと、前半は雨、後半から曇り、晴れの年度になっていくと思っている」と述べ、今年後半から業況が好転することに期待を示した。
また、日遊協に団体加盟する日工組、日電協、全商協、回胴遊商、同友会の各代表が挨拶。
日工組の筒井公久理事長は「(遊技機規則の)改正の趣旨を踏まえつつ、本年は各社それぞれ工夫を活かした仕様の遊技機を開発し、入替需要に対応できるよう全力を尽くす」と述べ、日電協の兼次民喜理事長は「今年は内規の自主規制の運用の見直しなど、少しずつゲーム性の幅を広げ、適合についても各メーカーでさらなる自助努力を行い、適合数を増やしたい。この1年で約100万台の入替えをしていかなければならない。それに向けた最大限の努力をしていきたい」と、新規則機の供給を第一に掲げた。
全商協の林和宏会長は、「今年も昨年同様、厳しい状況が続くと思うが、全商協の立場でやるべきことをコツコツと進め、遊技業界の一員としてしっかりと動いていきたい」と挨拶。回胴遊商の大饗裕記理事長は、「今年は業界が生き残れるか試練の年となる。本当の意味で一致団結して、乗り越えて行かなければ来年の祝賀会がこのように皆さんと開催できるか不安。来年まで生き残れるように頑張っていきたい」と決意を述べた。
同友会の東野昌一理事長は「今年はまず4月に受動喫煙対策の問題が出てきて、その後に遊技機の問題、そして1年を通して依存症の問題が出てくる」などと今後の課題に触れ、日遊協の下支えをしていく意向を示した。
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(提供:月刊グリーンべると)
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